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2020.11.05

毎月シンガポールマップにダーツの矢を投げ、矢が刺さった場所を探索する「シンガポールダーツの旅」。知っているところもあるけれど、全く聞いたことがない地名もまだまだたくさんあり、毎度毎度、新しい発見がある旅となっている。今回訪れた場所は!?


クイーンズタウン・エリア

セーフ! あと少しズレていたら海上に矢が刺さるところだった…
今回のスタート地点はこちら!

MRT Haw Par Villa 駅(ハウパーヴィラ)

サークルラインのHaw Par Villa駅からスタートする。駅の近くには低層のコンドミニアムや立派なお屋敷が並び、住宅が多く、駅を利用する人も意外と多い。“Haw Par Villa”を中国語で書いた“虎豹別墅”の虎と豹の文字にちょっと驚く。一体どんな意味なのだろうか?
 

MRT Haw Par Villa駅
270 Pasir Panjang Road, (S)117396


Haw Par Villa(ハウパーヴィラ)


駅を出ると、目と鼻の先のところに「Haw ParVilla」の庭園があった。異色の観光スポット!?として名が知れている独特の味をもった無料の公園だ。旧称は「タイガーバームガーデン」という名の通り、軟膏薬タイガーバームで財を成した胡文虎氏と胡文豹氏の兄弟により建設されたテーマパークだという。お気付きだろうか?パークに付けられた名前の虎(ハウ)と豹(パー)の由来は、兄弟の名に因んだものだった。

 


現在は改装中のため中には入れないが、入り口だけでも異空間が漂っている。まだ訪れたことがない人は在星中にぜひ一度はシュールな世界観を体験してほしい。
※2021年3月31日(水)まで改装中
 

Haw Par Villa
262 Pasir Panjang Road, (S)118628


South Buona Vista Road(サウス・ブオナヴィスタ・ロード)

Haw Par Villa駅前から200番のバスに乗り移動。シンガポールでは珍しい時速40km制限の片側一車線の道を進む。クネクネした上り坂の途中で下車。降りた場所はKent Ridge Parkの入り口付近だ。今回もお決まりの公園に行ってみようと思う。
 


Kent Ridge Park(ケント・リッジパーク)
バス通りを歩いていると、不思議な階段を発見!
降りてすぐ登らされる「なんで!?」と言いたくなる階段だ。もちろん、降りてみる!
 


「Mountain Biking Trail」と書かれた標識があり奥に細い道が見える。なるほど!マウンテンバイク専用の道になっているようだ
 


うっそうと茂る木々の中を入っていくと、凸凹とした土の細道が続いていた。左右に別れる道もあり迷いそうな場所だ。木に巻かれた目印のテープが剥がれ落ちそうだが、大丈夫か?
 

公園の案内板を見るとこの公園には池があるようなので、池を目指して車道に沿って歩くことにした。だが、200m程進んだ辺りで選択をミスったことに気がついた。かなりきつい登り坂を進まなければならない。在宅勤務ですっかり鈍ってしまった体にはこたえる…スキー場でいうなら中級者コースくらいの傾斜かな?
 


写真では傾斜がわかりづらいが、この先もかなり急な道が続いている…
 


途中にも「Mountain Biking Trail」の入り口がいくつもあった。草木が生い茂りすぎて、腰を屈めないと入れないような所もある
 


坂を登り切るとパーキングがあり、ようやく公園の敷地に入った
 


シンガポールの公園はどこもきれいに整備されている。2m置きくらいに木の苗木が植えられており、大切に育てられている様子がうかがえる。苗木にはラベルが付けられている
 

2つの池
Kent Ridge PondとDragonfl y Pond(ドラゴンフライ・ポンド)の2つの池があった。
 


期待してここまで歩いてきたが、正直、ケンブリッジ池は「お勧めです」というほどの魅力を感じない、極々フツーの池だった
 


一方、すぐ近くにあるドラゴンフライ池は、ケンブリッジ池とは全く違う。小さい池だが、水面が見えくなるほどの多くの植物が育っていて、花も咲いている
 


ドラゴンフライという名前の通りトンボがたくさんいる。ここに咲いている花のような色のトンボや全身が赤いトンボ、何種類かの小さなトンボが飛び交っていた。ちょっぴり癒される池だ
 

Kent Ridge Park
Vigilante Drive, (S)118176


公園をハイウェイのあるAYE(Ayer Rajah Expressway)側に抜ける。オフィスビルが並ぶ道に出た。ちょうどお昼時で、オフィスワーカーの人たちもたくさん歩いている

バスに乗ろうとしたが、運転手に「どこまで行くんだ?」と聞かれ、のらりくらりの旅で明確に場所を答えられず諦める。どうやら我々が乗ろうとしたのは、このオフィスエリアを循環しているバスのようだ。運転手の親切心で聞いてくれたのだろうか….


Wessex Estate(ウェセックス・エステート)
タクシーでやってきた。ここには植民地時代の建物だけで構成されたエリアがある。

特長的なのは、黒と白の壁とすだれ、オレンジの瓦屋根だ
 


今は物置にされているようだが、夢のある木の上の小屋もこのエリアにふさわしい黒と白の作りになっていた
 


サガの実の季節なのか、足元にたくさんの赤い実が落ちていた。数分拾っただけでも手の平いっぱいになった。「Love Seed」「Lucky Seed」と呼ばれることもあり、100個集めると幸運が訪れ、1,000個集めると願いが叶うなどという様々な言い伝えがある


サガの実はアクセサリーや、キーホルダーにも活用。ビーズの中にはサガの実が入ってるよ!
 

かつてイギリス陸軍の食堂だったという「COLBAR」が今も残る。

昔ながらの装飾とヴィンテージ写真で飾られた壁を維持しており、仲間と飲食を楽しむ人たちで平日の昼もにぎわっている
 

Wessex Estate
25 Woking Road, (S)138703

再びバスで移動!


Timbre+(ティンバー・プラス)
最寄り駅はサークルラインのOne-North(ワンノース)駅。地図上では、この辺りもクイーンズタウンエリアになる。

真っ先に目に入るのは、スプレーアートで描かれたファンキー感たっぷりの絵
 


中にもコンテナが積まれていて、楽しいアートがたくさん描かれている
 


メニューを探す前に店構えに見惚れてしまう
 

ここはホーカーと呼んでいいのだろうか? 「GastroPark(ガストロパーク)」とも呼ばれている。筆者が勝手に思い描くホーカーの店主のイメージは、老夫婦や家族で営む独特の味のある雰囲気なのだが、ここは少し若い世代が経営する活気のある店舗が多いように感じる。
 


Wong Keeのお店で購入
Char Siew Dumplin Tomato noodle・・・S$5.50 (+トレー代S$1)
麺は、エッグ、ほうれん草、トマトの3種類から選べる。皮がカリカリになったチャーシューがうまい。巨大なダンプリンが3つも入ったスープが付いてボリューム満点


Project VⅢのお店で購入
Buttermilk Brine Chicken + Macaroni Cheese + Coleslaw・・・S$7
Chocolate Mousse Brownie + Drink・・・S$3 (+トレー代S$1)
S$3で、ケーキ&ドリンクが付いてくる。ケーキはバナナケーキかチョコムースから選べる。この日のドリンクはサワープラム
 


レトロなゲーム機がお洒落に見える。まだ動くのかな?
 


食べ終わったら、自分でトレーを片付けよう! ベルトコンベアにトレイーごと置くだけ。トレーを返却するとS$1の返金あり。返却をお忘れなく!
 

Timbre+
73A Ayer Rajah Crescent, JTC Launchpad, (S)139957


《まとめ》
今回はクイーンズタウンエリアを紹介したが、かなり広いことがわかった。東西線MRT Queentown駅から西にあるClementi Road(クレメンティ・ロード)まで含まれる。今回のルートでは、シンガポールに数多くあるはずのHDBがあまり目に入らなかった。研究施設やオフィスビルなどが多いエリアだった。

《参加者大募集》
日頃の運動不足解消に一緒に歩きませんか?面白い発見があるかも!?詳しくはコチラ

 

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