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2020.05.29

Bukit Timah

何度も訪れたことはあるが、まだまだ知らない場所がある!? はじめてを求めて「レッツゴー!」

ダーツの矢は、Bukit Timah Road 沿いにあるダウンタウンラインMRT Tan Kah Kee駅付近に刺さった。早速、ここから旅をはじめよう!


MRT Tan Kah Kee(タン・カー・キー)駅
聞き慣れない駅名だと思う人も 多いかもしれないが、両隣りは、Botanic Gardens(ボタニック・ ガーデンズ)駅とSixth Avenue(シックス・アベニュー)駅。この2つの駅名を聞けば、だいたいの位置は わかるのではないだろうか。Hwa Chong Institution(ホワ・チョン・インスティテューション)のキャンパスの真下に位置する駅だ。この学校の創設者であるタン・カー・キー氏の名が、駅名として採用されたという。

朝のホームはHwa Chong Institutionの生徒達が多く利用していた。他にも、Raffles Girls’ Primary School(ラッフルズ・ガールズ・プ ライマリ・スクール)など駅周辺には広大な土地に建てられた数々の学校が連なるのも、このエリアの特長だ。

駅構内には、トンネルのような地下鉄の様子が撮られた写真が飾られている


MRT Tan Kah Kee駅
651 Bukit Timah Road, (S)266268


早速、地上へ上がりブキ・ティマ・ロード沿いをシックス・アベニュー方面へ進む。

Hwa Chong Institution

緑に囲まれた広大な敷地の奥に白亜の校舎が見える。立派な 時計台が目に留まる。

Hwa Chong Institution
673 Bukit Timah Road, (S)269735


Bukit Timah Road & Dunearn Road(ダニアン・ロード)

ブキ・ティマ・ロードなの? ダニアン ・ロードなの?

シティー方面へ向かうダニアン・ロード

Rochor River(ロチョア・リバー)が2つの道の間を流れている。道路はどちらも一方通行で、シティからアッパー・ブキ・ティマ方面へ向かう道がブキ・ティマ・ロード。逆にシティ方面へ向かう道がダニアン・ロードである。でもなぜか多くの人がダニアン・ロードもブキ・ティマ・ロードと呼んでいる。

ロチョア川(運河)はかつて、インドネシアやマレーシアから送られてきた木材を指定された産業に輸送するために作られた重要な水路であった。その後、1970年代には再開発のため衰退。現在は、歩行者に優しい遊歩道が並ぶ活気ある水路になっている。


ブキ・ティマ・ロードは車の交通量が多い。バスにも何台も追い抜かれながらもひたすら歩いた。 シックス・アベニュー駅まで、一駅区間を歩ききり満足したところで、脇道のTurf Club Road(ターフ・クラブ・ロード)に入る。

Gallop Land Horse City

受付のある店内には、 ウェアからグッズまで乗馬に必要なものが取りそろえられている

「Gallop Stable」では、子どもから大人まで乗馬体験ができる。乗馬クラスも様々なタイプが用意され、下は3歳からポニーに乗ることができる。平日S$45/20分(1回)、休日はS$55ほど。4~6歳になると1回30分、7歳~はさらに細かい内容のレッスンに分けられている。お得な10回チケットもあり、趣味として、習いごととして、動物に触れ合う場としてもいいかもしれない。

Gallop Stable @ Horsecity
100 Turf Club Road, (S)287992


この辺りには、ほかにも犬や猫のための施設が充実。

Sunny Heights

少し分かりづらい場所にある入り口

ワンちゃん専用のプール。様々な種類の犬たちが一緒にスイミングしていた


犬たちには、ワンちゃん専用のプールがある。水浴びをさせるというより、しっかりと泳ぐスイミングプールだ。当たり前かも知れないが犬は犬かきが上手。濡れた体 はブルンブルンと思いっきり水を弾き飛ばし、その姿は 屋外ならではだ。S$18/1時間で、6カ月間いつでも使えるスイミングチケットは、S$180/10枚でおまけ2枚付き。犬の健 康を考えて連れてくる飼い主もいるそうだ。
ドッグウォッシュマシンもあり、大型犬もすっきりさっぱり。S$10/10分(延長S$1~)


同じ敷地内にある「Cat Safari」には多くの猫たちが自由気ままに過ごしている。クリアパネルに乗っ てくつろぐ猫たちの姿は、施設の外からも見ることができる。下から覗くとなんともキュートで癒される。

Sunny Heights
110 Turf Club Road, (S)288000


先へ進もう!車の通りも少なく、この先に何があるの?と不安になる道を行く。

道の途中で馬に注意の看板が!

見えてきたのは!? 大変失礼な言い方になるが、一見、近寄りがたい粗大ゴミ置き場のような…。

Antique Row

大型家具もたくさん置いてあるが、中古品?これからメンテナンスする商品???

ここには2店舗が存在する


同じような店舗が2軒並んでいる。少しずつ取り扱う商品が違うようだ。もしかすると掘り出し物が見つかるかも!

店主らしき人がいたので、店内の様子を見せてもらった。店主曰く、長年このビジネスをやっていて、ここに移転してきたのは6年ほど前だそう。一歩中に入り、「自由に見ていいよ!」という店主の言葉に最初は言葉が出なかった。いったいここに置いてあるものは何なのだろうか?頭の中を一旦整理する…。

店内はかなり広いのだが、通路は狭い。体が商品に触れないように慎重に歩いて物色してみた。実際 に起動するのか不明な「初代iMac」もあれば、タイプライターもある。手の込んだ彫り物、家具や照明など。いくつも積み重ねられている。


商品が迫り出した狭い通路。


掘り出し物を探せ!


天井からもものが溢れている「拡声器」を発見!


これも売り物かな?キュートなポットが2つ


外にはこんなものも!?

本日のお買い上げ!大中小、合わせて4枚のプレートをゲット!値段交渉してS$60で購入。PayNowでも支払い可!


商品に一目惚れ!店主に値段を聞く。するとなんと次から次に、あっちからこっちから絵柄の違うプ レートを持って来てくれる。このたくさんの物の中から、どこに何があるのかしっかり把握している店主にあっぱれ!!

Antique Row
2 Turf Club Rd, Singapore 287988


少し奥地まで来てしまったので、タクシーで移動することに。

Old Bukit Timah Railway Station

シンガポールとマレーシアをつなぐマレー鉄道の廃線を見にきた!2011年にシンガポール側の終着駅が「Woodlands駅」になったことで、「Bukit Timah駅」は廃駅となったのだ。線路の上を散歩できるということでやって来たが、徐々に撤去作業が進められているのか、鉄橋へは登れなくなっていた。


残念….。鉄橋には登れず。

諦めずに線路沿いの脇道を歩いていく「Bukit Timah 駅」が見えてきた。


フェンスで囲われていたが、駅舎が残っていた。


駅名の文字が消えかけている。


どこまでも続く線路も、見納めか。

Old Bukit Timah Railway Station
1 Railway Station, (S)599938


敷地も広く、車も数台とまっている一軒家が立ち並ぶエリア。大通り沿いにも住宅は多いが、一本 奥に入るとさらに高級住宅街が続いている。

〈まとめ〉
今回は行けなかったが、ブキ・ティマには標高163mを誇る通称「ブキ・ティマ山」もある。学校や乗馬施設など広大な土地を利用した場所が多くある街であり、シティへ続く幹線道路を持つ閑静な高級住宅街でもあった。

 

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