2020.08.31
MRTマップの赤ライン!North South Lineにある駅「Kranji」一体どんな所だろうか?
Kranji(クランジ)
今回の参加者は!シンガポール在住歴17年目に入ったという小島親子と一緒に行ってまいります。
左から康さん
子どもも大きくなり、一緒に出かける機会が少なくなりました。今日は楽しみたいです!
悠希くん 18歳
シンガポールで新たな発見があるといいな。外出が減っているので、できれば自然に触れたいです。
庸介くん 13歳
ダーツの旅は知っています。今日はどこに行くのかわからないけど、楽しみです。
MRT Kranji駅
MRT Jurong East駅から赤いラインの南北線に乗り、5つ目の駅クランジ。この辺りは高架を走るので、電車に乗りながら景色が楽しめる。上から眺める限り、倉庫や緑が多い場所のようだ。今回はここからスタート!
改札口を見て、「すごい!」と驚く。ご覧いただきたいこの改札口の数とこの広さを。今はCOVID-19の影響か、人はほとんどいない。
駅のゲートもこの通り、ただただ、だだっ広い!
MRT Kranji駅
10 Kranji Road, (S)739520
駅を出るとすぐ「駅がなぜ大きいのか?」解決し、納得できた
Singapore Turf Club(ターフクラブ)
「シンガポール・ターフクラブ」、駅の目の前に競馬場があるのだ。競馬ファンのグループによって1843年に初めて競馬が行われたという。レースは一年を通して行われており、主に金曜日のナイター、土日または祝日の昼間のレースがある。クランジ駅にはJohor‒Singapore Causeway(コーズウェイ)行きのバス乗り場もある。きっとマレーシアからも多くの競馬ファンが訪れるのだろう。
Singapore Turf Club
1 Turf Club Avenue, (S)738078
KF1 Karting Circuit(カートサーキット)
競馬場と同じ敷地内にはカートのためのサーキットがある。シンガポールで最長の960mロングトラックを誇り、最高速度110km/hを出せるコースだ。F1トラックデザイナーのHermann Tilke氏によって設計されたプロのレースが行われる本格的なカートコースは、世界で唯一の双方向コースであり、世界中のカート愛好家の中で有名となった。
カートがずらりと並んだピットレーン
カートの種類もたくさんあるようだ
《一般の方の乗車ルール》
身長140cm以上、カートは全て大人用を使用。50km/h仕様は普通自動車運転免許が必須。初心者向け30km/h仕様は身長制限をクリアできれば誰でも乗車可能。レースでコースが使用できない場合もあるので、お出かけの前は問い合わせすることをお勧めする。
KF1 Karting Circuit
1 Turf Club Avenue, (S)738078
駅前の大通りWoodlands Avenue 3(ウッドランズ・アヴェニュー3)を少し歩くと、観光の案内板を発見!
Kranji War Memorial(クランジ・ウォーメモリアル)
クランジ駅から15分ほど歩いただろうか。戦争記念碑があるようなので行ってみる。
天気が良い日に歩くのは、木陰もなくひじょ〜に厳しい…
記念碑が見えてきた。しかし、警察車両が門前に止まり、今回は中に入ることができず。後から知ったのだが、8月15日にここで式典が行われたためだった。式典の様子は「日本の第二次世界大戦敗北75周年を記念するプライベートセレモニー」というタイトルで「THE STRAITS TIMES」でも報じられた。この墓地には日本軍と戦ったイギリスを中心とした連合国側の戦没者が眠っている。日本にいた頃に学んだ戦争と、来星してから知る戦争、非常に感慨深いものだ。
かなり歩いたので、タクシーに乗る。次に目指すは…
Sungei Buloh Wetland Reserve(スンゲイ・ブロウ湿地保護区)
シンガポールの北西部にある自然保護区に指定された130ヘクタールの広い湿地帯。駅からは離れているため、ここへはタクシーまたはバスで訪れると良い。容易に国外に遊びに行けない今は、大勢の人たちが足を運んでいるようだ。週末の駐車場は満車になることも。
睡蓮の花がちらほらと咲いている。その池の中をある生き物が泳ぎ回っていた…不思議な光景。
湿地帯をぐるりと一周できるコースがある。対岸に見える展望台がちょうど半分くらいの距離。ゆっくり歩いても40分程のコースだ。
人間に慣れている様子
先ほど睡蓮の池にいたのもオオトカゲ
とにかくたくさんいる。艶のいいオオトカゲも….
水辺に生息するオオトカゲは、歩道にも出現。興味津々の悠希くん!
隣国マレーシアはすぐそこに見える。携帯電話には「Welcome to Malaysia」のメッセージが届く程の距離だ。週末はよくマレーシアにゴルフに行かれるというお父さん。今はお菓子作りを楽しんでいるのだとか。
これが対岸に見えた展望台
上からの景色。緑の向こうには街も見える
ちょうど半分くらいの所に展望台がある。学校のイベントで一度訪れたことがある庸介くんは、登らず下で待機。展望は良好。湿地帯の向こうに街を見ることができる。
ワニも住んでいる!運が良ければ見ることも。この日も遠くにいるワニを発見!
見えますか?
何やら視線を感じると思ったら、天井にたくさんのコウモリが!
何かいましたか?3人仲良く沼を覗き込む。
今度は向かい側にある別の入り口へ進む
Mudskipper Pod(マッドスキッパー・ポッド)
マングローブが育つ川や沼の上に作られた貝殻のような形の「Mudskipper Pod」がところどころに設置されている。中は空洞だが、可愛らしいシェイプがローカルの若者のインスタスポットとなっている。
ここから湿地に降りられる
足元は編んで作られており、下が見える
Sungei Buloh Wetland Reserve
60 Kranji Way, (S)739453
最後はタクシーで5,6分南下した所へ
Kranji Marshes(クランジ・マーシズ)
珍しい生物が生息する56.8ヘクタールの淡水湿地がここ。クランジ貯水池の北西岸に沿って位置し、シンガポールで最大の淡水湿地の一つだ。170種以上の鳥、54種の蝶、33種のトンボ、様々な動植物が生息している。バードウォッチャーがたくさん訪れる場所だ。
スンゲイ・ブロウと違うのは、しっかりと舗装された道。
どうやら野生の猪もいるらしい。道の真ん中に明らかに大きな動物のフンであろうものが落ちていた。
20分程歩いた最先端に「Raptor Tower(ラプター・タワー)」があった。写真ではわかりづらいが、草がたくさん生い茂っているあたりは湿地帯だ。
滑り落ちないように石畳を渡ろう!
近くにはワニ注意の標識も…。
タワーの上では自然の音だけが聞こえてくる。素人でも聞き分けられる鳥の鳴き声が5種以上聞こえてきた。
Kranji Marshes
11 Neo Tiew Lane 2, (S)718814
〈まとめ〉
今回もシンガポールの歴史に触れつつ、自然を満喫する旅となった。スンゲイ・ブロウもクランジ・マーシズも飲み物の自販機くらいしか見当たらなかった。少し散歩する程度が良さそうだ。参加してくれた親子も開放的な場所にリフレッシュできたと喜んでくれた。
<参加者募集のお知らせ!>
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