2020.06.09
ダイエットを効率よく始めるためには、体が持っている機能や仕組みを知らないと、遠回りや逆効果になってしまうことがわかってきましたね。「なぜそうなるのか?」をしっかり理解して、理想の体を目指しましょう!Masamiさん、今回も宜しくお願いします。
睡眠不足が太る恐ろしい理由
こんにちは!ボディーク店長のMasamiです。
「睡眠不足は太る」。どこかで聞いたことあるな!という方、
じゃあ聞きますね。「なぜ睡眠不足は太るんですか?」。
はい。今日もアタマで理解するダイエットの時間がやってまいりました!
皆さん、テレビやネットの誰かが言ってること、理由も分からず鵜呑みにしていては、いつまで経っても情報に右往左往する根なし草ですよ。「なぜ?」「どうして?」ここをしっかり説明していない情報はゴミと同じです。それを頭に入れることはあなたの部屋をゴミでいっぱいにするようなもの。そんなことを繰り返していたら、あなたの部屋はいつかゴミ屋敷になってしまいますよ。正確で根拠に基づいた知識を積み上げて、しっかりとした土台をここで築いていきましょうね。
では「睡眠不足」がなぜ太るのか?
睡眠不足=カラダが起きていいる状態、ですよね。すると脳がこのような指令を出します。「エネルギーが必要だからしっかり栄養を摂取せよ」そうなんです。動いている時間が長くなるため、脳は栄養を補給させてエネルギー不足を回避しようとするのです。その結果どうなるか?
◆食欲増進ホルモン「グレリン」15%アップ
◆食欲抑制ホルモン「レプチン」15%ダウン
トータルで30%分も、睡眠不足の場合食欲が増すことになるんです。
でも、睡眠不足の時ってだるいし、動作が遅くなりますよね?食欲が増して栄養摂取してるのに、矛盾しませんか?
いえいえ、脳はちゃーんと考えているんです。危険が迫ってきた時のために使う余力をキープしておこうとしているんですね。
睡眠不足の時の脳の状態は、理性脳と言われる大脳新皮質より、情動脳の大脳辺縁系が活発になります。ウマやイヌなどのより動物的な脳で、哺乳類脳とも言われていますが、これが活発になることで、判断基準が「生き残るため」に照準が置かれるので、カラダ全体がそのモードに入ってしまうのです。
睡眠不足になると脳が「戦うか、逃げるか」の「戦闘モード」になり、生き残るために食欲を増し、動作を遅くする結果、食事と運動のバランスがダイエットとは真逆の状態がつくられるため、太ってしまう。というわけなのです。
寝ること、はすぐにでも解消できる、解決が比較的カンタンな原因ですので、痩せたい方は睡眠を見直してみてはいかがでしょうか?
教えてくれたのは
BO’DI:K Singapore
Masamiさん
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