実績3000人の日系ジムBODIK店長が語る「ダイエット法」の基礎を学ぼう！#16

ダイエット連載
ヘルス

2020.05.27

お腹周りが気になるとダイエット。一時帰国の前にダイエット。体重計に乗ってはダイエットと思ってはいるが意思が弱く続かない。こんな方も多いのでは？これって自分の意思が弱いからだと諦めていたけど、どうやら間違っているらしい。

失敗はあなたのせいではない

こんにちは!ボディーク店長のMasamiです。

皆さんは、これまでダイエットに失敗してきた自分自身のことを「意志が弱いから」だと思っているかもしれません。

でもそれは間違っています。

歯を食いしばってやるとか、ガマンにガマンを重ねてとか、そういう精神論はダイエットには関係ありません。正しい知識さえあればダイエットは淡々と取り組んでいけるものだし、成功させることは誰にとっても難しいことではない、と思っています。

人には欲があるのは当たり前ですから、食べたいなと思うこともあります。そんな時に正しい知識があれば、何を食べたらいいのかとか、どのタイミングなら食べてもよいのかがわかって、ダイエットを失敗させることもないわけです。

正しい知識を自分にインストールしてあげてください。そして今日またこれを読めば、皆さんのダイエットレベルが間違いなく上がっていますよ。

では、これまでのコラムで書いてきたことを少しだけ、復習してみましょうか。ここまで読んでくださった方は次のことが学べています。

1、ダイエット前の心構え
2、脂肪燃焼させるための3つのスイッチ
3、食べないダイエットがNGなワケ

ではこれらの知識を踏まえてまいりますよー。
今日のテーマは「事前準備」

繰り返しますが人には欲がありますから、必ずこんな瞬間がやってきます。

◆食べてはいけないモノを食べたくなってしまった
◆夜中に何か食べたくなってしまった
◆ご飯をお代わりしたくなってしまった

食べてはいけない物を、食べてはいけないタイミングで、食べてはいけない量を食べてしまいたくなる時が、必ずやってきます。必ず、です。自分は違う、と言い切れる人はいませんよね?そう、かーなーらーず、やってくるんです。

それを想定して、「事前準備」するんです。

繰り返しますが、これは意志の問題ではありませんから、ガマンしてやり過ごせばいい、自分にはきっとできる、など催眠術師でもないかぎり、皆さんはそんなごまかしで乗り切れるはずがありません。

欲が襲ってくるタイミングや場所、そして襲ってきたタイミングを事前に推測して、準備してさえいれば、何も怖いことはありません。

ですが、自分の性格、心が折れる時、行動パターンなど、自分自身を見つめてその対策をとっておかなければ、確実にその欲に引っ張られてしまいます。今まで皆さんがダイエットに失敗してきたのはここが欠けていたからです。自分が挫折してしまった時はどんな状況だったか?具体的に考えてみるのです。

◆飲み会に参加してしまった(参加してからガマンするとか神でもムリ)
◆ビュッフェに行ってしまった(選び放題かつ非日常空間。これはもうすぐに白旗を降るしかない)
◆空腹時、食べるべき物をストックしてなかった(その瞬間に食べたいわけだから冷静になれず手当たり次第)

それでは事前準備をするとどうなるでしょうか。

◆目につくところに菓子を置かない
◆お腹が空いている時に買い物に行かない
◆結局食べすぎてしまうので買い溜めはしない
◆どのタイミングでお腹が空くかを知り、事前に買っておく
◆就寝前の空腹、夜更かしをやめて早寝するようにする

性格、心が折れがちな瞬間、行動パターンを把握することで回避できることばかりですよね。行き当たりばったりや最初だけやる気満々な精神論では、お腹が空いた時に耐えきれずその場にあるものに手を出してしまいます。そんな時は大抵、おにぎりや菓子など糖質の高いものになるでしょうし、衝動的に食べるので食べ過ぎたりしがちです。

自分の性格、心が折れる時、行動パターンの見直しは今すぐにでもできることですから、ノートとペンを今すぐ用意して書き出してみてください。ダイエットは自分をより良く知るためのツールです。脂肪が落ちるのはその副産物にすぎません。なんだ、そんなことか、と思わず、少しずつコツコツと積み上げていきましょう。千里の道も一歩から。自分自身のこと、丁寧に洗い出してみてくださいね。
では。

教えてくれたのは

BO’DI:K Singapore
Masamiさん