2020.05.29
気合を入れて始めたダイエットも「三日坊主」で続かない…と思っているあなた!あなたのせいじゃなかったんです。自分の意思の弱さに情けなくなって、落ち込んだりしなくてもよかったんです。今日はそんな方々のための三日坊主克服法のお話です。ぜひ皆さんも克服してくださいね!
三日坊主を自動的に克服する方法
こんにちは!ボディーク店長のMasamiです。
皆さんは、初日に堅く決意したことなのに三日もたたないうちに終わってしまった経験、ありませんか?そしてその原因は自分自身が怠け者だからだ、と思っていませんか?
それ、間違ってます。あなたのせいじゃないです。
もともと人には、三日坊主になってしまう「ある機能」が備わっているんです。だから何も考えずに物事を始めてしまうと、この「ある機能」が働いてしまい、あっけなく三日坊主で終わってしまうのです。
今日はそんな三日坊主を「自動的に」克服できる方法についてお話ししていきますね!
早起きする、ピアノの練習する・・・どんな目標も2日目あたりまではなんとか続けられますが、3日、4日、と経過する頃には、もはや初日の勢いのかけらもなくなっているのが大半でしょう。
なぜでしょうか?
人には現状を維持しようとするホメオスタシスという機能があります。
恒常性、とも言われます。これは、元の状態に戻そうとする働きのこと。例えば下記のようなものがそれに当たります。
◆体重:一旦落ちても戻ってしまう
◆体温:高熱を出してもいずれ平熱に戻る
◆ケガ:ケガをした部位が治る
どうでしょう?
誰もが経験したことのある、人として当たり前すぎる現象ばかりですよね。そう、生きていく上で必要な働きなんです。生命維持機能と言われるだけあって、とても重要な役割をもっていることがご理解いただけたでしょうか?
裏を返せば、このホメオスタシスに抵抗することなど、人の本能ですからとても難しいということ。でもご安心ください。ちゃんと対策は、あるんです。
現状から大きく外れたことをすると未知の世界として脳が認識し、危険信号を出してきますから、「少しずつ」変えていけば良いんです。
そう、まるで「だるまさんが転んだ」をやっている感覚です。鬼役であるホメオスタシスが気づかないように、じりじりと動いて近づいていけば良いんですよ。ホメオスタシスを騙すためは2つ、ポイントがあります。
◆目標を細分化する
テストの点数に例えてみましょう。目標を100点、あなたの現状を30点とした場合、いきなり100点を取ろうとすると変化が大きすぎるためにホメオスタシスが働いてしまいます。じゃあどうするか?100点を最終目標としておいて、とりあえず途中途中で小目標をたくさん設定します。まずは40点を取れるようにする、それができたら次50点、ということです。そうするとホメオスタシスは変化に気づかないので邪魔されず目標の100点まで近づけていけるというわけです。
そして2つ目のポイントはこちらです。
◆インキュベートの法則
100点に近くためには「30点が普通の自分」から脱する必要があります。つまり「40点の自分」が「普通の状態」となる必要があります。取れる点数が高くなった自分を都度「普通となる状態を作っていく」作業です。そこで利用するのがこの法則。これは行動心理学では当たり前の法則なのですが、「どんな事柄もとにかく21日間続けると習慣化する」のです。21日その状態が継続する、あるいはその行動を継続するとそれは習慣になっていきます。
例えばウォーキングを食後に行うことを21日間続けた場合、それ以降にしない日があると逆に気持ち悪い、すっきりしない自分になってしまった、というのもインキュベートの法則が働いていることになります。
いかがでしたか?今日のテーマはどなたも抱えているはず。三日坊主、今日から21日間、だるまさんが転んだ的思考でやってみてくださいね!
教えてくれたのは
BO’DI:K Singapore
Masamiさん
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