• ニュース

2019.12.23

MOH メディカルニュースシンガポール保健省(MOH)の押さえておきたい医療ニュースをお届け。島内で年間を通して発症例が見られる「手足口病」。乳幼児がかかりやすい感染症として知られているものの、大人でも感染することがある。軽度で済むことが多いが、場合によっては死に至るケースもあり、決して甘く見てはいけない感染症だ。

手足口病(HFMD)とは
HFMDは、一般に軽度で自然治癒する小児疾患であり、子供が集まる場所であればどこでも広がる可能性がある。HFMDはシン
ガポールで風土病と言われ、年齢に関係なく感染するが、特に5歳未満の子供はより影響を受けやすい。HFMDはエンテロウィルスによって引き起こされる。

感染経由
HFMDは感染者の鼻水、唾液、糞便、 水疱からの液体に直接接触することで人から人へと広がる。

症状
HFMDの人は通常、次のような症状が表れる。
・発熱 ・のどの痛み ・発疹(平たい、または盛り上がった赤い斑点)
・手の平、足の裏、尻の小さな水泡 ・口内炎 ・食欲不振 ・倦怠感
症状や症状の表れるタイミングには個人差があり、例えば、発疹しか起こらない人もいれば、まったく症状を示さない人もいる。

HFMDのリスク
HFMDのほとんどの症例は軽度で、自然治癒する。神経と心臓に関わる深刻な合併症を引き起こすこともあるが、それは珍しい。子供にHFMDがあると思われ、眠気、持続的な嘔吐、飲食の拒否などのように、通常の行動に変化がある場合は、医師の診察を受けること。

治療方法
通常、HFMDの症状は軽く、自然に治る。特定の治療法は無いが症状を和らげるための治療は可能だ。HFMDの伝染を防ぐには個人および環境を衛生的に保つことでHFMDの伝染を最小限に抑えることができる。子供がHFMDに感染した場合に、親御さんはすぐにお子さんの通っている学校、幼稚園、保育所に連絡すること。そうすることで、他の子どもを監視し、予防措置を取ることができる。また、子どもがHFMDに感染した親御さんは次のことに気をつけなければならない。
・家にとどまり、外出しない。
・HFMDの症状が無いことを確認し、医師が定めた期間が経ってから学校に戻ること。
・食べる前やトイレに行った後など、石鹸で手を頻繁に洗う。
・咳やくしゃみをするときは口と鼻をティッシュで覆い、すぐにティッシュを捨てる。
・食べ物や飲み物、カトラリー、歯ブラシ、タオルを他の人と共有しない。
・鼻や口の分泌物で汚染されたおもちゃや家具などを消毒してから再び使用すること。

MOHウェブサイトより転載