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2020.06.29

依然として社会・経済活動の規制があり、多くの人が家で過ごすことを余儀なくされている。自粛生活を続けなければならないだけだと感じるかもしれないが、 中には生活のための厳しい戦いを強いられている人も多く、最も助けを必要としている時だが、慈善団体やボランティアは様々な困難に直面している。このような厳しい状況では救いの手こそが大きな違いを生む。たとえそれがお金、血液、時間であっても、少しずつサポートすることで医療従事者をはじめとするフロントライン・ワーカー、移民労働者、地元の企業などの数えきれない人々の負担を軽減することができるのだ。


 

OurTreat


フロントライン・ワーカーに還元する
2003 年にSARS が発生したときに設立された共同募金「The Courage Fund」はCOVID-19に感染してしまった医療従事者やサービススタッフの支援、低所得の家族や仕事を失ってしまった人々のサポートを行っている。

そして、慈善運動「MyTreat」の背景にいる人々によって運営されている「OurTreat」は医療従事者にレストランの食事をごちそうするための資金を提供する心温まる取り組みを行っている。骨身を惜しまない病院のスタッフがしっかりっと食事を取れるよう援助しよう。フロントラインワーカーたちにとって重要な物といえば、消毒剤と外科用のN95マスクだ。未使用の物がある人は、Contribute.sgに寄付することができ、これらを必要とするサービススタッフや感染リスクの高い高齢者に届けられる。

関連記事:#SAVEFNBSG #MYTREATSG Lyla Linさんインタビュー

 

ローカルビジネスをサポート
中小企業にとってビジネスを維持する困難な戦いは続いており、最悪の事態はまだ終わっていない。大好きなレストラン、バーなどの店をサポートするために、「ChopeAndSave」でギフトカードを購入し、営業きない間でもビジネスを続ける手助けができる。また「iSaveSG」ではレストランやブティックのプロモーション情報をまとめており、お得にローカルビジネスをサポートできるようにしている。

アジア発の気候変動問題に積極的なジンレーベル「Zhen Gin」による取り組み#BarTabSG Relief Fund(zhengin.com/%23bartabsg-relief-fund) で、バー業界をサポートすることも可能だ。ボトルの売り上げの最大40%が失業したり、給与の減ったバーテンダーや裏方を支援するために使われる。

関連記事:コロナウイルスの危機からローカルビジネスを支えるために必要な5つのこと

 

The Food Bank Singapore


弱い立場の人たちをサポート
多くの低所得層はこの時期を乗り切るのに苦労している。食料を必要としている人たちを養うために、「The Food Bank Singapore」で食料の寄付をすることが可能。この非営利団体は地元の飲食業と連携して炊き出しやファミリーサービスセンターなどの幅広い受益者のネットワークに食料を提供している。もう1つの支援すべき素晴らしいキャンペーンは、ホームレスや高齢者などの助けを必要とする人々に食料やシェルター、ケアを提供する「Sayang Sayang Fund」だ。

感染拡大を防ぐため家にいることが多くなったが、一部の人にとって家が生活しやすい環境ではない。「Habitat For Humanity」は高齢者や低所得世帯のためのベッドフレームやリハビリの資金を集めており、皆が良い環境で暮らせるようにしている。金銭的に支援できない場合は、おうち時間で作った料理の写真を#StayHomeWithAscott をつけてインスタグラムに投稿するだけで、Ascottが世界中の恵まれない子供たちにUS$10を支援する。

 

移民労働者に手を貸す
シンガポール内で移民ほどCOVID-19の被害を受けたのコミュニティはないだろう。この国の建設に貢献した人々をサポートするには「COVID-19 Migrant Support Coalition」への寄付を検討してほしい。「Citizen Adventures」、「Migrant x Me」、「Singapore Migrant Friends」による共同の取り組みで、労働者に食事や必需品を提供する一方で、スキルアップのためのプログラムを設計することを目的にした募金活動を行っている。家族から遠く離れた地で暮らす労働者にとって、通話データも基本的なニーズだ。TWC2のSIMカードトップアップキャンペーンは従業員が愛する人と連絡を取り合うのを助ける。

ボードゲームやスナックのように彼らの生活を明るくし、人生に価値を与えるものは小さなもの。「Majulah Belanjah」は移民労働者のささやかな願いを叶えることができる思いやりのあるキャンペーンだ。

 

献血をして命を救おう
血液のストックが危機的なレベルにまで下がっているなか、シンガポール赤十字社はドナーに再び訴えかけている。健康で過去2週間に海外を訪れていない、COVID-19の症状のある人と接触が無い場合、献血をすることができる。赤十字社は現在様々な地区で献血活動を展開しており、最新情報はFacebookでチェックできる。

 

ボランティアに時間をさく
ソーシャルディスタンスなどの対策でボランティアの数は当然のように急落しているが、慈善団体は今まで以上に人を必要としている。ボランティアできるいくつかの場所の中の一つとして「Food from the Heart」がある。このフードチャリティーは低所得層に食料を届けるドライバーを探している。

キッチンで協力したい人には「Willing Hearts」が良いだろう。炊き出しを行っているこの団体は島内に配るため何千もの食事を調理、梱包、配達している。また、臨時の機会については、様々な慈善団体のボランティア情報を掲載しているワンストッププラットフォーム「Giving.sg」で確認することができる。

出典:City Nomads

 

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