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2020.04.30

写真提供:Digital Safety 社による自律走行型紫外線殺菌ロボット/ DiSa

シンガポール企業が、人手と時間を出来るだけ費やさずに病院やショッピングモール等の公共施設のウイルスを殺菌するロボットを発表した。

このCOVID-19 による危機を救う解決策として、R&D outfit Digital Safety社が発表したこの自律走行型紫外線殺菌ロボットは、細菌やウイルスを99.99%の確率で殺菌できるという。

企業創設者であるEddie Chng氏は、「360 度での紫外線消毒法は、かなり徹底されたもので、手の届きづらいエリアにも高い衛生基準を確保することが出来る」と発言した。「機械の自動操作には、今後、様々な窮地から人間を救うだろう」とも述べている。

またこの技術は、かつての医療機器の消毒法と類似しており、DNA や RNA の構造 破壊をすることで細菌の複製や修復防止も行うそうだ。

これは、今回が初の事例ではない。このような紫外線使用機器は、今回のウイル スの世界的な蔓延により、各国の医療現場でも導入されている。短期間でも、紫外線はウイルス破壊に効果的とされているが、人が身体に直接浴びてしまうと危険である。

Digital Safety 社のロボットは、お掃除ロボットのルンバのように、センサーを使用した遠隔操作を通して自主的に移動することができ、道を塞ぐ物を感知して避けることも可能である。

企業は、作成に 2 カ月かかったこの装置を、大手小売店や商業物件に販売することを検討している。今年の後半には、家庭用を発売することも見込まれているようだが、今乗り越えなければならない障壁は何なのかは、発表はされなかった。

Digital Safetyは、2007年に創設されたシンガポールの上場企業。ウォールマートやモバイルワンも顧客のうちの一社である。

出典:Coconuts

 

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