2020.05.20
美容とダイエット、どちらも外見だけでなく体の中から美しくなりたいもの。体内の働きを正しく知ることで理想の体作りへの近道となります。今日はビタミンとミネラルについてのお話。皆さんはどれだけ理解できていますか?
ビタミンとミネラルは多いほどいい?
こんにちは!ボディーク店長のMasamiです。
今日は美容に敏感な方がせっせと摂取しているビタミン、そしてミネラルのお話をしていきますね。
これらは、炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素と並んで、五大栄養素、と言われています。それだけ重要な働きがあるからなのですが、では摂れば摂るほどいいのでしょうか?
どれくらいが適量なのでしょうか?
それにはまずその栄養素がどんな働きをするのか?ということを考えることでどの程度の量が必要なのかを導き出せることを、三大栄養素のところで皆さんは学んでいただけているかと思いますから、ここでもこのビタミン、ミネラルの働きをみていきましょう。
ビタミンは16種類、ミネラルは13種類が人のカラダに必要とされていて、どちらも体内では作ることができないため食べ物から摂取しなければなりません。一つ一つ取り上げると卒論並みの字数となってしまうためここでは割愛しますが、ざっくりと下記のような働きをしています。
◆エネルギー代謝を助ける
◆血液やホルモン、骨や歯の材料になる
◆細胞の浸透圧を維持する
◆筋肉の収縮を助ける
◆神経や筋肉の伝達をする
体内の活動、神経伝達、排泄、消費や調整等、いずれもメインに働いているわけではなくて、三大栄養素の働きの補助をしているわけです。不足すると、骨粗しょう症や高血圧、貧血、味覚障害など体調に異常をきたしますが、通常の食事で三大栄養素のうち、たんぱく質や脂質の2つを適量摂取できている場合はこれらビタミンやミネラルが不足することはないため、心配することはありません。
むしろ、サプリメントなどで過剰に摂取することの弊害が大きくなります。甲状腺肥大、便秘、亜鉛の吸収障害、生活習慣病のリスク、肝機能障害、精神障害、歩行困難、などなど。結構深刻な状態に陥ってしまうものがあります。
適切な摂取をするためにわかりやすく説明してみますね。野球に例えるなら、こうです。
◆炭水化物=ベンチ
◆たんぱく質=花形の選手
◆脂質=普通の選手
◆ビタミン=コーチ
◆ミネラル=監督
ビタミンやミネラルがカラダにいいからといって、三大栄養素である肉や魚、野菜をほとんど食べないで、フルーツばっかりなど偏った食事をすることは、コーチと監督だけで野球をやろうとしているようなもの。試合が成り立たないですよね?たんぱく質と脂質を中心に、たまに代打で炭水化物が登場して、ビタミンとミネラルは裏方です。もちろんいなくては困りますが、表に出てくるほど目立つようなボリュームは不要なんです。
栄養素にはそれぞれ働きがあり、大まかでもこうして把握しておくと、自分の食事バランスがカラダにとってどうなのかが自分で判断でき、調整ができるようになりますから、ぜひ普段の食生活の栄養バランス、見直してみてくださいね。
教えてくれたのは
BO’DI:K Singapore
Masamiさん
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