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2020.05.18

誰もが理想の体を手に入れたい。ダイエット法から筋トレ、食事療法まで、あらゆる方法でダイエットのサポートを続けるボディーク店長。自らを「産後太り専業主婦だったトレーナーからダイエットビギナー向け教科書」だと語るMasamiさんのコラムです。


痩せたいならエンジン大きくせよ

こんにちは!ボディーク店長のMasamiです。

皆さん、痩せたいなら食べましょう!何を?
それは、「たんぱく質」です!

痩せるためには脂肪を燃焼させるチカラが必要ですよね。そのチカラを出してくれるエンジン、それが「たんぱく質」なんです。一方で糖質はガソリンです。そのガソリンも、エンジンが大きくしっかりしていなければ使われる量も少なくなってしまいますよね。

そんなわけで今日は三大栄養素のうちの一つ、そして痩せるために絶対になくてはならない、「たんぱく質」について学んでいきましょう!

では質問。たんぱく質ってどんなもの?パッとアタマに思いつきますか?
思いつかない方は、普段から炭水化物中心の食事、つまりエネルギー過剰な食生活をしているということ。今からおはなしすることしっかり学んで今日から切り替えてみてください!

<人のカラダはたんぱく質からできている>
カラダは食材から摂れる栄養素を、生命維持や活動エネルギーなどに活用しています。食材に含まれている炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルのうち、カラダをつくる材料となるのは​「たんぱく質」です​。

主なたんぱく質は下記の食材です。
◆肉、魚
◆大豆
◆卵 ◆乳製品

これらの​たんぱく質は胃腸で消化されると、20種類のアミノ酸に分解、吸収されてい きます。​カラダをつくる材料となるたんぱく質ですが、ヒトの体を構成する成分のうち、どのくらいの割合を占めているのでしょうか。体重60kgの成人の体組成の例で確認してみましょう。

【成人の体組成(体重60kgの場合)】
● 水分::65%
● たんぱく質:15%
● 脂質:14%
● ミネラル:5%
● 糖質:1%未満

体の半分以上を占める水分を除くと、たんぱく質と脂質の割合が多いことがわかりますね。そして糖質は1%未満とわずかなんです。それなのに、皆さんが通常、食事から摂取する栄養素の中では炭水化物の割合が多いために、糖質が余りまくってしまい、過剰な分は脂肪として蓄えられるわけです。体の組織としてもそんなに糖質、必要じゃないということです。

たんぱく質は体内のあらゆる場所に存在しています。
◆筋肉
◆臓器
◆皮膚
◆骨 ◆毛髪
◆酵素や抗体、ホルモンなど

さまざまな機能を請け負っており、カラダの生命維持に欠かせない栄養素の一つであることがわかりますね。

<栄養素の働き>
ここで三大栄養素全体の働きを改めてみてみましょう。
◆糖質 → エネルギー
◆たんぱく質 → 体組織の材料
◆脂質 → メンテナンス

この中で必ず必要となるのは?糖質ですか?たんぱく質と脂質ですね。皆さんの食事の栄養素のバランスは、どうでしょうか?米や麺、スイーツやアルコールは糖質がメインのものですよね。ましてや糖質はデスクワーク程度の運動強度でしたら脂質から捻出されるエネルギー量でカバー可能。そんなにたくさんは要らないんです。余った糖質は脂肪に姿を変え「いざという時に備えて」今日もベルトやブラにはみ肉としてしっかりついているんですね。

白いご飯がなくては始まらない。食べたらスイーツは当たり前。そんな食生活がカラダにとってどれだけエネルギー過剰で苦しい状態を作っているか理解いただけましたでしょうか。エネルギーなんて毎食米を食べるような量は要らないんですよ。

今日からできる見直しは簡単です。糖質を減らす一方で、たんぱく質を増やせば食事量全体のボリュームは変わりません。あれこれ品数を増やす必要もありません。定食で言えば、主食の米を減らしておかずの肉や魚の量を増やせばいいだけなのです。

目安としては、成人男性なら一食あたり肉なら150〜200g。満腹になるまで食べる必要はありませんが、今までの食生活を見直して足りていないなら、慢性的に筋肉が落ち続けてきたと言っていいでしょう。

主食を減らしおかずを増やす。少しの見直しでカラダが本来の状態に戻っていくので、ぜひ試してみてくださいね。

教えてくれたのは

BO’DI:K Singapore
Masamiさん

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連載⑥ダイエット食材:ブロッコリーを食べよう!
連載⑤ダイエット食材:サバを食べよう!
連載④角砂糖へ換算する!
連載③ダイエットにいきなり正解はない!
連載②ダイエットを始める前に!
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