2017.01.31
日本ではあまり公開される機会が少ないシンガポールの映画作品。人間ドラマや若者のカルチャーを切り取ったものから、ドキュメンタリー作品までジャンルも幅広い。在星ならではの楽しみとして、映画館に足を運んでみよう!
食文化がわかる作品
Sayang Disayang (2013) サニフ・オレク監督
メイドが妻を亡くし孤独に暮らす主人のために、サンバルゴレン(ペースト状のチリを使った炒め料理)を作る。マレー語のシンガポール映画としては40 年ぶり。
恋愛事情がわかる作品
1400 (2015) デリック・リュイ監督
あるホテルを舞台に、耳の不自由なピアニスト、盲目のフローリスト、外国人娼婦、不倫する既婚男らが繰り広げる愛の物語。
教育& 10 代の気持ちがわかる作品
Young & Fabulous (2016) ジョイス・ リー&マイケル・ウー監督
学歴偏重社会で、コスプレというカルチャーにパッションを見出す若者たちの姿を描く。
音楽マーケットがわかる作品
The Songs We Sang (2015) エヴァ・タン監督
80 ~ 90 年代に流行した、「新謡(シンヤオ)」と呼ばれた中国語歌謡曲の世界についてのドキュメンタリー映画。
社会事情がわかる作品
To Singapore, with Love (2013) タン・ピンピン監督
60 ~ 80 年代に海外に政治亡命した人々に、故国シンガポールへの思いを聞いた作品。一般公開は禁止されたが各国で高く評価された。www. tosingaporewithlove.com でDVD 購入可能。