映画天国・シンガポールで公開中／近日公開予定の話題作を紹介

Spider-Man: Homecoming（公開中：TBA）

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『スパイダーマン』の映画はたくさんあるけれど、一体何がどう違うの？という声が 聞こえてきそうなので（実際、筆者もその一人）、今回の新作『スパイダーマン：ホームカミング』を一言で説明しよう。これは、「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズ、つまり、様々なマーベル実写映画を同一の世界観で描くシリーズ（共通するのは、インフィニティ・ストーンの存在）にカウントされる“記念すべき” 一作。ピーター・パーカー＝スーパーマンの誕生のドラマを中心に据え、彼のトレーナー役としてトニー・スターク＝アイアンマンが出演、マーベルワールドがクロスオーバーする。

特殊能力を乱用するやんちゃな若者ピーターを演じるのは、『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』でスパイダーマン姿を初披露したトム・ホランド。スーパーマンがアベンジャーズに仲間入りすることができるのかどうかを問う、スーパーヒーローの成長物語が描かれる。

Baby Driver（7 月20 日より公開：TBA）

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ベイビーという冗談みたいな名の青年の職業は、‘ある種の人たちのため’ のお抱えドライバー。小さい頃の事故が原因の耳鳴りをかき消すため、常に音楽を聴いている。穏やか な物腰とは正反対のヘビーな音楽に合わせ、華麗な運転スキルを披露する彼には常に仕事が殺到。変わり者だけど最高に使える彼も、普通に恋をし、ヤバい仕事からは足を洗おうとするが…… 。ベイビー役に『きっと、星のせいじゃない。』のアンセル・エルゴート。

Churchill（公開中：TBA）

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長引く第二次世界大戦の戦勢を変え連合軍を勝利に導くきっかけとなった、ノルマンディー上陸作戦までの96 時間、当時の英国首相チャーチルがいかに立ち振る舞ったかを描く映画。第１次大戦ガリポリ上陸作戦の惨敗や、高齢で心臓病も患っていた状況から本作戦に逡巡していた彼が、軍本部とどのように対峙したか、そして、妻クレメンタインがいかに首相としての夫を支えたか色濃く描く。監督は『レイルウェイ 運命の旅路』のジョナサン・テプリツキー。

レーティング：G ＝制限なし　PG ＝保護者の判断必要　NC16 ＝ 16 歳未満入場不可　M18 ＝ 18 歳未満入場不可　R21 ＝成人指定　TBA ＝本誌編集時点でレーティング未定
※公開日やレーティングは予告なく変更される場合があります。映画館にお出かけの際は、事前にローカル新聞や各映画館のウェブサイトなどをご確認ください。
主な映画館のウェブサイト：ゴールデンビレッジ 、キャセイ、ショウ

【Text by： 小林亮子】
小林亮子
日本の映画業界で約10 年働き、2006 年から在星。現在は2 児の子育ての合間に本コラム他執筆活動や、バイリンガル環境の子どもたちに日本語を教えている。