2017.01.16
若返りにも期待!? シンガポールで入手できるスーパーフードとは?
海外生活をしていると、日本のものが手に入りづらくて不便だなあと思うことがしばしばありますよね~。そこで今回は逆バージョン! 日本ではまず手に入らないけど、シンガポールでなら簡単に入手でき、しかもものすごい効果を秘めているという、とっておきのミラクルフルーツをご紹介します。その名は「アムラ」。英語では「インディアン・グースベリー」と呼ばれていて、半透明な薄緑の梅ぐらいの大きさの実です。海外のネットではすでにこの「アムラ」のすごすぎる効果が話題になっていて、美容研究家としても自信を持ってオススメしたいスーパーフードです。
そもそもアムラとは5000 年の歴史を持つインドのアーユルヴェーダの代表的な3 大果実の1 つで、古代から若返りや体の不調を整える目的で愛用されてきました。
まず特筆すべきはそのビタミンCの多さ。しかもアムラのビタミンCは熱に強いので、利用範囲が広そうです。またポリフェノールを100gあたり3000mgとこちらも豊富に含有しており、これは赤ワインの30倍の量にあたります。他にもさまざまなミネラルや食物繊維等をバランス良く多量に含んでおり、まさにミラクルフルーツと呼ぶに相応しいスーパーフードです。
特に髪に対する効果は非常に高く、抜け毛と白髪の抑制効果に加え、髪のツヤもアップ。インドでは「アムラオイル」というのがあるらしく、インドの方達は日常的に髪や頭皮に塗ったりもするようです。またアムラは疲労回復効果も高く、実際にアムラを食べ続けている私の友人の一人のK 子ちゃんは、アムラのお陰で最近とみに体が疲れにくくなったと言っています。他にもアムラは定期的に摂りつづけることで、女性特有の悩みの月経困難症にも効果があるらしいですよ。もう挙げていけばきりがないくらいくらい効用の多いアムラ。ねね、すごいスゴイでしょ!
では味は、と申しますと、これがかなりすっーーぱい。軽い苦味もあって、食感はショリショリでキュイキュイした感じ。正直そのままで食べるのはちょっと……な感じです。
そのままでは食べづらい「アムラ」の美味しい食べ方
そこでどうやって食べるか―。インドでは砂糖漬けにしたり、「アチャール」という漬物にして食べたりするようなので、友人たちといろいろ試行錯誤でやってみましたが、一番食べやすいのはハチミツ漬けです。
作り方はいたって簡単。アムラを適当な大きさに切って、ハチミツに漬け込むだけ。インドのレシピを見ると「毎日瓶ごと太陽に数時間当てると良い」などとありますが、間に受けてやってみたら見事に腐ったそうです(笑)。よりアーユルべーディックな雰囲気をお好みの方は、サリーを着てボリウッドを踊りながら作ってみるのも楽しいかと思われます。ただし、このハチミツ漬け、常温で3日くらいで自然に発酵します。その場合にはアムラを一旦取り出してハチミツだけを80度程度で煮沸して、その後アムラを戻して漬け込むと長期保存できるみたい。もちろん、食べられる人は2日くらいでハチミツごと食べてもOK。アムラみたいに酵素が多い果物は、漬けたときの仕上がりも不安定なので、皆さんもいろいろやり方を試してみてね! 実はこのハチミツ漬け、眼病に効果があり、近視や白内障を改善することが研究によって明らかにされているらしいのです。ブラボーですね。
ハチミツ漬けでもまだ食感が苦手、という人は、毎日1 個か2 個を生のまま(種は除いて)、朝のスムージーに入れて飲んじゃいましょう。他のフルーツや野菜と混ぜれば、あのすっぱさも気になりません。体もすっ きり目覚める感じです。
それにしてもインドの文化は本当に奥が深いですね。特にアーユルヴェーダは私が今最も関心を寄せている美容メソッドの一つです。今後もいろいろと情報をアップしていきますので、皆さんもぜひ試してみてね。あ、アムラはシンガポールでは、リトルインディアあたりに行くと入手できますよ!
実花 Mika
美容業界誌のライターを経て女性誌「Voce」の美容ライターに。コスメマイスターの資格を有し、化粧品や美容業界の最新知識を持つ。体の内側から若さと美を創り出すインナービューティとアンチエイジングを提唱する美容研究家。シンガポール在住。
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