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2016.06.22

体の内側と外側から美を追求 ! 在星女性に贈るプレミアムビューティ講座

セラミドを内側と外側から補給してぷるぷるお肌をめざそう

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在星女性の皆さん、お肌ちゃんと潤ってますか?シンガポールの容赦ないマックスな紫外線攻撃に、うかうかしているとこっちが冷凍食品になっちゃいそうなショッピングセンターの冷房地獄。暖かくてのんびりしたイメージのシンガポールですが、実はお肌にはストレス要因がいっぱいです。いろいろな化粧品を使ってみても今ひとつお肌が潤ってる感じがしないとか、お肌のハリ感がイマイチ感じられないという方のために、今回はもちもち美肌に欠かせない「セラミド」という成分についてお話しましょう。

私たちの肌は、表皮・真皮・皮下組織から構成され、表皮は外側から角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4 層からなっています。「セラミド」はこの皮膚の一番外側の角質層の成分のうち、約半分近くを占めている細胞間脂質で、水分と脂質をバランス良く保つスポンジのような役割をしています。セラミドは肌内のコラーゲンやエラスチンを繋ぎ止める力もあるので、弾力のある肌をつくるためには欠かせない存在です。

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赤ちゃんの肌にはセラミドがたっぷりと含まれているので、羨ましいほどぷるぷるです。セラミドの量と肌のハリ感は比例関係にありますが、残念ながらセラミドも他の成分同様、年齢を経るごとに体内量が減ってしまいます。セラミドが極端に少なくなると、肌バリアが壊れ、内側から水分などの潤い成分が失われ、外からは化学物質やアレルゲンなどが入りやすくなるので、肌はさまざまなトラブルを起こしがちになります。逆にセラミドが肌内に十分にあると、コラーゲンやエラスチンなどの潤い成分も安定し、肌のバリア効果から保水力も高まり、みずみずしい肌をキープすることができます。美しく弾力のある素肌を保つためには、セラミドを肌に取り入れることがとても有効なのです。ということで、年齢と共に足りなくなりがちなセラミドを、肌の外側と内側から補って、ぷるぷる弾力肌を手に入れましょう。

 まずは外側から

セラミド配合の基礎化粧品は、化粧水、美容液、乳液、クリームなどさまざまな種類のものが出ているので、好みのものを選びましょう。ただし、セラミドは割と高価な原料なので、あまり安価なものは、セラミドの配合率が低い可能性があるということに留意しておいてください。それとセラミドには幾つかの由来成分があります。

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大きく分けるとヒトセラミド・天然セラミド・植物セラミド・擬似セラミドなどの種類がありますが、この中で肌に最も保湿効果があるとされているのはヒトセラミドで、一般的には1 ~6が化粧品に使われています。化粧品の裏書に「ヒトセラミド2」などの数字表示がされているものがこれにあたるので参考にしてください。逆に全身に気兼ねなく使いたいという場合には、お手ごろ価格のセラミド化粧品をたっぷり使うというのも方法です。用途と予算に合わせて使い分けてくださいね。

そして内側から

セラミドの1 日の摂取目標は大体1mg 程度。効率良く、しかも継続して取るならやはりサプリメントが簡単ですが、食品から取り入れることも可能です。セラミドは米、小麦、大豆などに含まれていますが、オススメは何と言ってもコンニャクです。

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ところでコンニャクって世界中で殆ど日本人しか好んで食べないってご存知でした?うちの夫はフランス人ですが、コンニャクはプラスチックの一種か何かと思い込んでいるようです。そこで、ここは日本人に生まれたことを感謝しつつ、ローカロリーで繊維質の美容食、コンニャクをたっぷり食べましょう。そして潤い成分のセラミドを内側から取り入れて、全身ぷるぷるお肌を手に入れましょう。インナービューティの利点は、顔だけでなく、全身のお肌が内側から健康に美しくなること。コンニャクは大体100g で一日のセラミドの必要量がとれます。甘いおやつがわりに食べて、ついでにダイエットもしちゃいましょう。


実花 Mika

美容業界誌のライターを経て女性誌「Voce」の美容ライターに。コスメマイスターの資格を有し、化粧品や美容業界の最新知識を持つ。体の内側から若さと美を創り出すインナービューティとアンチエイジングを提唱する美容研究家。シンガポール在住。

 

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