子育てしながらもバリバリ働いていたけれど、来星してからは思うように仕事ができない。と、やきもきしていませんか？子どもの手が離れたら職場復帰したい方も必見！海外で「はたらくママ」と「これからはたらくママ」を応援するコラム！

海外生活で得られたもの

　シンガポールに住んでいる皆さんにとってはあまりピンと来ないかもしれませんが、実は、海外生活の中で身につけている力がたくさんあることにお気づきでしょうか？
　私自身は、シンガポールで長女がインターナショナルスクールに通ったこと、また長男の出産・育児を通して、「こんなにも考え方、やり方が日本とは違うんだ」ということを知ったのは、とても大きな経験でした。「え？こんなに小さい赤ちゃんが外に出ているけどいいの？」「授乳しているのにビールOKって、先生、ほんと？」「おおー、うわさには聞いてたけど、宿泊行事のお弁当って本当にファストフードなんだ」といった驚きに加えて「学校行事の日程や持ち物、もっと早く教えてよ～！」なんてこともありました。また中国人の友人に、「妻が出産しても夫が休みを取れないの？」と怪訝な顔をされたことも。そうした様々な「違い」に直面しながら身をもって学んだのは、「日本の常識は必ずしも世界の常識ではない」こと。世界基準でいえばAもBもCもありなんだから、世間一般で言われていること、「日本での普通」にとらわれず、自分で判断すればよい、と思うようになりました。
　こうして「視野が広がった」ことによって、帰国後に日本の様々なルールが窮屈に思えたこともあります。が、先の見えない変化の時代である今だからこそ、自分で判断する力を持てたことはこれからもずっとプラスになると思います。
　他にも海外生活で得られたことは多々あり、ぜひそれを帰国の際には「言葉にして、自覚する」ことが大事だと思います。ブログ「駐在妻のしあわせキャリアの作り方」でも連載しているので、ぜひご覧ください。

飯沼 ミチエ さん
グローバルライフデザイン代表、2010～2013年にシンガポール滞在。約50人のボランティアメンバーとともに、世界中の駐在妻をつなぐ、海外生活情報・交流サイト「駐妻café」https://cz-cafe.com/ を運営している。ぜひメルマガに登録して、オンラインイベントの情報を受け取ってくださいね！

協力：はたらくママ@シンガポール
シンガポール在住の日本人で働いているママ、いずれ働こうと考えてるママが、「学ぶ」ことができ、そして同じ思いを持つママ同士を「つなげる」場を提供しているコミュニティ。http://asia.hatamama-world.com/