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2020.06.30

アルビレックス新潟シンガポールはシンガポールに留まらず、ミャンマーでもサッカーの指導を行い、子ども達に夢や希望を与える活動をしています。今回はアルビレックス新潟ミャンマーサッカースクールの米山コーチにお話を伺いました。


米山 信介(よねやま しんすけ)
プロフィール
1981年5月5日生まれ、神奈川県横浜市出身青年海外協力隊での活動などを経て2018年9月にアルビレックス新潟ミャンマーでの指導をスタート。ミャンマーにいる日本人の子ども達や、ろう学校の生徒へのサッカーの指導を中心の活動として行なっている。

ミャンマーサッカースクールの情報はこちら
Instagram:@albirex_niigata_myanmar
Facebook:www.facebook.com/AlbirexMyanmer
www.albirex.com.sg/myanmar


ミャンマーに行くことになったきっかけを教えて下さい。
青年海外協力隊としてスリランカでサッカーの普及、指導をしてたのですが、国際協力関連の仕事につきたいと思い、サッカーを通した社会貢献活動をしているアルビレックス新潟ミャンマーの求人を見て応募し、2018年9月よりミャンマーでサッカーの指導を行ってます。

サッカーを始めたのはいつですか?
小学2年生の時です。友人に誘われて地元のサッカー少年団に入りました。

ミャンマーでの暮らしはいかがですか?
とても暮らしやすいです。不便と感じる点は、タクシーを使う際、渋滞のため移動時間が読めない点くらいですね。

ミャンマーにサッカースクールが設立されたのはいつですか?
14年に私の前任者がサッカーの指導先を探しに来緬し、5 年よりろう学校でのサッカー指導を開始しました。支店として登録したのが2017年1月です。

スクールを立ち上げたきっかけは?
アルビレックス新潟シンガポールがサッカーを通したビジネスをシンガポール周辺国で探しており、ラストフロンティアと言われていたミャンマーの可能性にかけ、立ち上げました。

ミャンマーサッカースクールではどのようなことを行っていますか?
日本人向けサッカースクールには約60名の生徒がいて、週3回の練習を行っています。インターナショナルスクール&外国人向けサッカースクール、児童養育施設向けサッカークリニック、ろう者へのサッカー指導も行っています。生徒には日本人やミャンマー人のほか、韓国人、アメリカ人、パキスタン人などもいるので、日本語、英語、ミャンマー語・手話で指導しています。サッカー以外の取り組みとし
て、ろう者の選手たち(卒業生)の就職サポートもしています。

ろう学校で教えることになったきっかけを教えてください。
日本人学校の向かいにろう学校があり、そこの生徒が放課後にサッカーをしていたのですが指導者がいなかったため、校長先生に指導をさせてもらうようにお願いしたのがきっかけです。

ろう学校ではどのようにサッカーを教えているのでしょうか?
手話やデモンストレーションを行ない、 サッカースクールの卒業生であるろう者の同僚がいるので、彼らに通訳してもらって指導をしてます。

思い出に残っていることをお聞かせください。
ろう者の子ども達にサッカーを教えていると彼らの純粋さを感じることが多くあり
ます。運動すること自体がとても楽しい様で、皆笑顔で取り組んでいます。

一番大変だったことは何ですか?
ろう者への指導の難しさを感じています。後ろから話しかけても彼らは気づかないので、彼らの視野に入って気づかせてから説明をしなくてはならない点ですね。

異国でサッカーを教えて気付かされたことなどはありますか?
ろう者への指導をしていて、自分が伝えようとしていることが全然伝わっていないことがありました。伝えたい物事や指導する時は出来るだけシンプルに伝える様に意識しています。

ミャンマーサッカースクールとしての目標をお聞かせください。
ここでの活動は一過性のものではなく、継続することが一番大事だと思っています。地に足をつけてミャンマーの皆さんと一緒に汗をかいて、サッカーを通して貢献していきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。
多くの方に応援してもらうことでミャンマーでの活動を継続することができます。興味のある方は我々のホームページやSNSを覗いてみてください!実はミャンマーと日本のサッカーは深い繫がりがあるので、気になる方は「チョウ・ディン」とインターネットで調べてみてください。大きな発見がありますよ!