2020.03.30
子育てしながらもバリバリ働いていたけれど、来星してからは思うように仕事ができない。と、やきもきしていませんか?子どもの手が離れたら職場復帰したい方も必見!海外で「はたらくママ」と「これからはたらくママ」を応援するコラム!
常に心の準備を!
新型コロナウイルスの流行により、日常生活に影響が出たり、様々な思いが湧き上がってきたことと思います。この件で、どんなことを感じられましたか?私は改めて、「常に心の準備をしておくこと」の必要性を感じています。
私自身はSARSの流行による、北京からの緊急一時帰国を経験しました。中には「戦争」「テロ」といった理由で急な本帰国を経験する駐在妻もいます。シンガポールは大丈夫、と思われるかもしれませんが、夫の会社の都合で3~5年の予定が2年で別の国に異動(これも私)、滞在が1年に満たないのに本帰国、準備期間1カ月で本帰国、スライドが決まって送別会までしてもらったのに異動が延期、といった事例は、残念ながら決して珍しくありません。まさにこの「先が見えない」「夫の会社に人生を握られているようなモヤモヤ」というのが、駐在妻としては本当に苦しいところです。
会社に対して家族への配慮を求めることを諦めてはいませんが、それでもなお、「自衛の意識」つまり、常に心の準備をしておくことは必要だと考えます。自然災害などを含めて、何が起こるのかはわからないのです!そして自分には決定権がない、というケースも多々あります。
心の準備の方法の一つが、常に「本帰国するときには、どうなっていたいか」を思い描き、ひとつでも多く、やってみたいことを行動に移していくことです。「英語が苦手」「来たばかり」「一人じゃ不安」「子どもが小さい」「暑い!(笑)」などなど、できない理由っていくらでも思いつきますよね。でも、「どうすればできるか」を考えてみると、意外とできることもあるはず!焦る必要はありませんが、限りあるシンガポール生活をフルに満喫されるよう、応援しています!
飯沼 ミチエ さん
グローバルライフデザイン代表、2010~2013年にシンガポール滞在。世界各地に住むの約50人のボランティアメンバーと運営する情報・交流サイト「駐妻café」https://cz-cafe.com/ でそれぞれ頑張っている駐在妻のために役立つ情報を更新をはじめ、オンライン交流会を随時開催中です。
協力:はたらくママ@シンガポール
シンガポール在住の日本人で働いているママ、いずれ働こうと考えてるママが、「学ぶ」ことができ、そして同じ思いを持つママ同士を「つなげる」場を提供しているコミュニティ。http://asia.hatamama-world.com/