2020.01.30
自家製パンはハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、材料はいたってシンプル。生地をこねる強さのコツとちゃんと休ませる時間を何度か経験して覚えれば、いつでも安価で美味しい自家製パンを作れるようになります。
ミルクパン
2本分(粉類と液体類に分けて準備する)
粉類
強力粉 ・・・・・・・・・・・・375g
白糖 ・・・・・・・・・・・・・ 26g
塩 ・・・・・・・・・・・・・・ 7g
ミルクパウダー ・・・・・・・・ 15g
インスタントイースト ・・・・・ 4g
液体類
お水 ・・・・・・・・・・・・ 225ml
全卵 ・・・・・・・・・・・・ 1 個
バター ・・・・・・・・・・・ 20g
別量で
卵の黄身 ・・・・・・・・・・・ 1個
牛乳 ・・・・・・・・・・・・・ 少々
ゴマ ・・・・・・・・・・・・・ 少々
作り方(オーブンを190度にあたためておく)
1. 全ての粉類の材料を大きめのボウルに入れる。
2. お水と卵を一つのボウルに入れて指で混ぜておく。
3. 1に細かく切ったバターを入れ、指で揉みながら完全に粉に混ぜ込む。
※バターは冷えているもの、または常温の物を使用。液状になった溶かしバターは使わない
4. 3に2の卵を水で溶いたものの3分の1を入れて混ぜる。残りも2回に分け、計3回で生地に混ぜ込む。
5. 掌の付け根で生地を少しずつ伸ばす感じで全ての材料を良く混ぜる。テーブルに強力粉を少量散らし、手にも同じようになじませて全ての生地を丸く1つにこね上げる。
6. 5をボウルに入れてラップをし、1時間暖かいところで寝かせる。(1時間立つと40~50%ほど生地が大きくなる)
7. 生地をボウルからやさしく出して、6分の1に切り分ける。
8. 6つに分けた生地をそれぞれ丸くこねてラップやボウルなどでカバーをして5分程度休ませる。
9. 休ませた生地を手で徐々に伸ばし、40cm程度にしたものを6 本作る。それを3本ずつ、三つ編みにする。※ 抑えすぎて生地の中に溜まったガスを抜きすぎない様に要注意
10. 三つ編みが出来たら両サイドを下に織り込む。軽くラップをかけてさらに20分ほど暖かいところで休ませる 。
11. 卵の黄身を牛乳で溶いたものをブラシで塗り、ゴマなどでアレンジする。
※ 卵が下の焼き皿まで流れてしまうと焦げの原因になるのでほどほどに
12. 190度に温めたオーブンで約20分間焼き上げたら出来上がり!
ワンポイント
●粗熱が取れるまで冷ましてから切りましょう。
●パンは冷蔵庫で保管すると乾燥してしまうので避けます。すぐに食べない場合はラップをしっかりかけて冷凍庫で保管してください。
●こね終わった時点で、写真のように広げて指でやさしく押し上げて穴が開かないで生地がしっかり伸びるか確認します。ネットで“パンのフィンガーテスト”というキーワードで検索可能です。
楠橋 俊介 さん
幼少の頃から瀬戸内海の老舗旅館で日々和食に触れて育ったが、コルドン・ブルーでフランス料理の真髄を学びその後ロサンゼルスのリッツ・カールトンで長年シェフを務める、経営学修士課程終了後はシンガポールの大学で料理学とホテル経営学の教鞭を執る。