映画天国・シンガポールで公開中／近日公開予定の話題作を紹介！

『Star Wars: The Rise Of Skywalker』（12月19日より公開 ：TBA）

© 2019 and TM Lucasfilm Ltd.
　1977年に誕生しその後の映画史を一変させた『スター・ウォーズ』の伝説が、ついに最終章を迎える。SF映画の頂点に君臨する本シリーズの生みの親、ジョージ・ルーカス監督の偉業をJ・J・エイブラムスが受け継ぎ、一度は完結したはずの抒情詩に新たな息が吹き込まれた。ディズニーが40億ドル強でルーカス・フィルムを買収したのもこの頃だ。40年以上もの時が流れ、スカイウォーカー一家の運命も大きく揺れ続けた。ルーク、レイア、ダース・ベーダーことアナキン、レイアとハン・ソロの息子カイロ・レン、そして生い立ち不明なレイ、すべての者たちが銀河宇宙のドラマに運命を翻弄されてきた。そしてついに、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ銀河の支配者へと上り詰めたカイロ・レンの行方が、稀有なフォースを覚醒させたレイの謎が明かされ、壮大なサーガが幕を閉じる。この時代を共有した者として、その瞬間に立ち会わないわけにはいかない。

『Cats』（12月26日より公開 ：TBA）

© 2019 Universal Pictures
　1981年のロンドン初演以来、世界中で大ロングラン上演されているミュージカルの金字塔『キャッツ』がハリウッド実写映画化。人に飼われることを拒み、都会のごみ捨て場で生きるジェリクルキャッツたちのたくましくもせつない生き様を描く。英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルダンサーのフランチェスカ・ヘイワードが、主演の白猫ヴィクトリア役。アンドリュー・ロイド＝ウェバーによる名曲『メモリー』などキャストたちの生声による歌のセッションや、テイラー・スウィフトのオリジナル新曲『Beautiful Ghosts』も最大の魅力の一つだ。

『Last Christmas』（11月28日より公開中 ：TBA）

© 2019 Universal Studios
　クリスマスが近づいてくると、心がほっこりするラブコメを見たくなるというあなたへ。名曲『ラスト・クリスマス』ほかワム！と故ジョージ・マイケルの楽曲にのせて、ロンドンを舞台に繰り広げられるお茶目な二人のロマンスはいかが？クリスマスショップで働くケイト（『ゲーム・オブ・スローンズ』エミリア・クラーク）と不思議な好青年トム（『クレイジー・リッチ』ヘンリー・ゴールディング）が出会う。恋の予感はすぐに訪れるが、二人の距離はなかなか縮まらない。やがて、ケイトはトムの隠された真実を知ることに・・・

レーティング：G ＝制限なし　PG ＝保護者の判断必要　NC16 ＝ 16 歳未満入場不可　M18 ＝ 18 歳未満入場不可　R21 ＝成人指定　TBA ＝本誌編集時点でレーティング未定
※公開日やレーティングは予告なく変更される場合があります。映画館にお出かけの際は、事前にローカル新聞や各映画館のウェブサイトなどをご確認ください。
主な映画館のウェブサイト：ゴールデンビレッジ 、キャセイ、ショウ

Text by：小林亮子
日本の映画業界で約10年働き2006年から在星。ローカル学校に通う二人の子育てのかたわら、執筆・通訳翻訳業や、バイリンガル環境の子供たちに日本語を教える会社を経営