• 駐在妻のキャリアデザイン
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2019.10.31

子育てしながらもバリバリ働いていたけれど、来星してからは思うように仕事ができない。と、やきもきしていませんか?子どもの手が離れたら職場復帰したい方も必見!海外で「はたらくママ」と「これからはたらくママ」を応援するコラム!


新たな価値観!?

 こんにちは。皆さんから「元駐在妻への質問」としてよくいただくのが、「今何をしておくことが、帰国後のキャリアにつながりますか?」というもの。働く?資格を取る?英語の勉強?習い事?「やりたいけれど、子育てに追われてどれもできていなーい」「本当に役立つのかな?」など、いろいろな声が聞こえてきそうです。
 まず一つお伝えしたいのは、この質問に「皆に当てはまる正解はない」ということ。「TOEICの点数を上げたことが自信にもなり、再就職時も役立った」という人もいれば、「ママ同士のネットワーク作りが、その後の個人事業に役立った」という人もいます。
 あえて共通点を言葉にするなら、「今、そこでできることを最大限に活かして、自分自身が楽しむこと」ではないかと思います。VUCAの時代と言われる今、必要以上に先のことを心配したり予測を立てるよりも、自分が今やっていることに、「どのような意味づけをするのか」ということが問われています。今は実感がわかなくても、シンガポールで身をもって「多様性の重要さ」を知り、新たな価値観を自分に取り入れている、ということが必ず何かにつながります。
 最後にキャリアカウンセラーの方々からのアドバイス。「自ら動いて人と関わる経験を『続けて』いる人は、その経験からも、会話のテンポを含めた『話し方』からも、意欲や積極性が伝わる」、「現地で楽しんだという自慢話が多ければ多いほど、再就職しやすい。そのストーリーを、過去と未来のやりたいことと結び付けて語れることが大事」だそうです!


飯沼 ミチエ さん
グローバルライフデザイン代表、2010~2013年にシンガポール滞在。世界各地に住むの約40人のボランティアメンバーと運営する情報・交流サイト「駐妻café」https://cz-cafe.com/ でそれぞれ頑張っている駐在妻のために役立つ情報を更新をはじめ、オンライン交流会を随時開催中です。

協力:はたらくママ@シンガポール
シンガポール在住の日本人で働いているママ、いずれ働こうと考えてるママが、「学ぶ」ことができ、そして同じ思いを持つママ同士を「つなげる」場を提供しているコミュニティ。http://asia.hatamama-world.com/