• 駐在妻のキャリアデザイン
  • ビジネス

2019.10.02

子育てしながらもバリバリ働いていたけれど、来星してからは思うように仕事ができない。と、やきもきしていませんか?子どもの手が離れたら職場復帰したい方も必見!海外で「はたらくママ」と「これからはたらくママ」を応援するコラム!


「転機」って何?

 前回のコラムでお伝えした「合言葉」、覚えていらっしゃるでしょうか?「できない理由を考えない、どうすればできるかを考える」です。ぜひ時々思い出してみてくださいね!
 さて今回は、シンガポールに到着してまだ半年くらいまでの方に向けてのメッセージです。ナンシーシュロスバーグのキャリア理論によると、下記4つの項目のうち、一つでも当てはまるものを「転機」と呼んでいます。

・役割の変化 (今までの自分の役割のうち、どれかがなくなるか、または大きく変化する)
・人間関係の変化(大切な人との関係が強まったり薄れたりする)
・日常生活の変化(ものごとをいつ、どのように行うかが変化する)
・自分自身に対する見方の変化(自分の価値観に沿わないことが起こる)

 「え?ひとつどころか、全部じゃない?」という声が聞こえてきそうですね。そうなんです。自分の留学や就職ではなく、「夫の転勤に帯同」して海外で生活する駐在妻の場合、この4つ全部が当てはまることが多いはず。となると、その変化に対して不安になったりモヤモヤした思いを抱いたとしても当然なんです。ぜひまずは、「今自分は大きな転機を迎えている」ということを、理解し、受け入れ、「乗り切れない転機はない!」ということを、自分に言い聞かせてみてほしいなと思います。
 そして、「転機」というのは、もちろん悪いことばかりではありません。もしかしたら、望んでいなかった転機も、転じて、人生を動かすきっかけになる可能性もあります!あなたはこの転機を、どんなチャンスに変えていきたいですか?


飯沼 ミチエ さん
グローバルライフデザイン代表、2010~2013年にシンガポール滞在。世界各地に住むの約40人のボランティアメンバーと運営する情報・交流サイト「駐妻café」https://cz-cafe.com/ でそれぞれ頑張っている駐在妻のために役立つ情報を更新をはじめ、オンライン交流会を随時開催中です。

協力:はたらくママ@シンガポール
シンガポール在住の日本人で働いているママ、いずれ働こうと考えてるママが、「学ぶ」ことができ、そして同じ思いを持つママ同士を「つなげる」場を提供しているコミュニティ。http://asia.hatamama-world.com/