【採用面接道／ローカル人材×日系企業】

海外にある日系企業として重要となるローカル採用。そんなローカル採用面接を通してローカル人材サービスと日系企業を結ぶ企画。

《第1回》

「IRIS Singapore」は、東南アジア最大のライドシェアサービス「Grab」と提携し、Grab車両内のデジタルテレビ「SPLIT-TV」を展開。メディアプランニングマネージャー職の面接に本誌ローカル代表のレアが挑戦する！

成田 源さん　Gen Narita

IRIS Singapore
www.split-global.com
所在地／71 Robinson Road, #14-01 WeWork, (S)068895

それでは、早速採用面接開始！

成田氏（以下「成」）：今日は、メディアプランニングマネージャーの採用面接です。まずは応募理由を教えてください。
レア（以下「レ」）：大学ではメディアコミュニケーションを専攻していました。メディアは、私達のアイディアを多くの人に届け、人々をつなげる重要なコミュニケーションツールとして社会への貢献ができる産業だと思ったので応募しました。
成：今までで一番達成できたことはなんですか？
レ：現職で行った初めてのイベントキャンペーンです。経験がなかったので準備が大変でしたが、イベント運営や、他社との協業や交渉、マーケティングスキルを学ぶことが出来ました。
成：逆に失敗や大変だったことは？
レ：一番の失敗を経験したのも、同じイベントで、自分のスケジュール管理が甘くミスをしてしまいました。ただそこから管理方法を改めて改善して、多くの学びがありました。
成：今回の採用ポジションに関する質問は？
レ：このポジションに求めることはなんですか？
成：メディアプランニングの実務はもちろん、管理職なのでチームを束ねてアウトプットを最大化する能力を求めています。
レ：就業時間はどのような感じですか？
成：基本は月～金の9時から18時です。時期によっては残業もありますが、個人に負担が掛からないように心がけています。
レ：そうなんですね。
成：最後にご自身の性格で好きな部分と嫌いな部分を教えてください。
レ：好きな部分は、外交的なところです。人と会う事が好きで、顧客や職場の同僚ともいい関係が築けています。嫌いなところは、少しだらしない部分です。オフィスの机を散らかしてしまいます。あ、でも本当にちょっとだけです（笑）。
成：なるほど。ではこれで面談を終わります。本日はありがとうございました。

採用面接の評価やいかに！

ゆうひ（以下「ゆ」）：面接お疲れ様でした。では、レアの面談の結果発表をお願いします！
成：今回の面接の結果ですが……ちょっとRight Fitではなかったなという印象ですね。
レ：・・・先に失礼します。
成：ただ今回採用がマネージャーポジションでしたので、その部分では、適正ではなかったのですが、いい人材だと思いましたよ！
レ：・・・もっとがんばります。
ゆ：落ち込んでますね。面接の中でチームワークを重視している印象がありました。
成：社内でのチームワークだけではなく、社外で関わる人々も多く、自らがハブとなってプロジェクトを行うため、特に必要な適性ですね。

日本企業が求める事と、ローカル人材の目線

ゆ：候補者に求める日本語能力は？
成：コミュニケーションが取れれば問題ないです。社内の言語は日本語と英語ですが、資料作成は英語です。なので、逆に英語の能力がない方だと採用は難しいですね。
ゆ：レアの回答どうでしたか？
成：賢いなと思ったところは、成功体験、失敗談をひとつの事象から違う角度で掘り下げて、回答につなげた事です。
レ：ありがとうございます！（嬉しそう）
ゆ：逆に改善すべき回答は？
レ：ないはずです！
成：失敗から、学ぶことが成長の糧だと思うので、話の纏め方は上手でしたが、自身の体験をもっと掘り下げて欲しかったですね。
ゆ：レアは面接をしてどうでしたか？
レ：日系企業は「厳しい」というイメージでしたが、会社の雰囲気は和やかだな感じました。
成：ここはシェアオフィスですし、我々は新しい会社なので、レアさんが持ってた日系企業の印象とは違うのかもしれませんね。
ゆ：レアが質問したのが就業時間だったけど？
レ：ローカルの人は、ワークライフバランスを凄く気にするので、質問しました。
ゆ：というわけで今回は残念な結果となりましたが、面接を通していろいろ知ることができました。本日はありがとうございました。