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2017.08.21

元首相リー・クアンユーの姪でフードコンサルタントとして活躍するシャーメイ・リーさんが、代々受け継いだレシピをもとに考案した一品を紹介。

シャーメイさんの祖母は、リー・クアンユー氏の母にあたり、料理研究家として知られている。その祖母から受け継いだレシピにオリジナリティを加えた『The New Mrs Lee’s Cookbook』でシャーメイさんは一躍有名となった。

シンガポール50周年時には、Fullerton Bay Hotel内のレストラン、クリフォード・ピアで特別メニューやアフタヌーンティーを手がけたほか、シンガポール航空の機内とラウンジメニューを受け持つなど、幅広く活動している。彼女が創業したShermay’s Singapore Fine Foodでは、オリジナルレシピのチリソースや、シンガポールの本物の味が楽しめるミックスソース(※)が、ローカルのみならず土産用として外国人にも評判だ。

「料理をすることは何より楽しく、私にとってライフワー クとして情熱を捧げるもの。祖母の伝統を私たちの文 化に受け継ぐことができて誇りに感じています。プラナカンやシンガポール料理 は複雑で繊細ながらも、この豊かな文化の中に溶け込んでいます。一生をかけて、さらに多くのレシピをマスターしていきたいです」と、シャーメイさんの情熱は止まらない。

※シャーメイさんのオリジナルのソースはTangs(オーチャード店)、The ProvidoreやRedmart などのほか、ネットストアでも購入可能。www.shermay.com


Grandma Lee’s Rissoles リー家のリソール

後世に残したい自慢の一品

チリソースでぐっと味が深まる

春巻きの皮でもなく、パン粉の衣だけでもない、生地にパンケーキを使うことで新しい食感と味が楽しめる。

<材料>10本分
【肉だね】
玉ねぎ 1½ 個
グリーンピース 150 g
片栗粉 大さじ1½
牛乳または水 大さじ3
ひき肉(牛、豚、鶏などお好みで) 300 g
ナツメグ 小さじ½
塩 小さじ½
黒コショウ 少々
油 大さじ2
【パンケーキ生地】
小麦粉 100 g
塩 小さじ¼
卵 3 個
牛乳 280 ml
油 大さじ1
揚げ焼き用の油
溶き卵 1 ~ 2 個
パン粉

<作り方>
1. 小麦粉と塩をふるいにかけ、 生地の残りの材料を加えて、なめらかになるまで電動ミキ サーまたは泡立て器でよく混ぜる 生地をこし、20 分間休ませたらフライパンで薄いパンケーキ状に焼いておく。
2. 玉ねぎは1cm 角にみじん切り、片栗粉を牛乳または水で溶いておく。鍋に油を中火で熱し、玉ねぎを炒めてひき肉を加える。グリーンピースと溶いた片栗粉を加え、汁気がなくなるまで炒める。ナツメグ、塩コショウで味付けし、冷ましておく。
3. 1 のパンケーキを作業台に置き、肉だねを横長に乗せる。生地の下を肉だねに重ねるように折り、左右を端をたたんでからくるくると丸める。残りも同様にする。
4. 3 を溶き卵、パン粉の順に衣をつけて、油を中強火で熱してきつね色になるまで揚げ焼きにする。取り出して油を切り、チリソースまたはケチャップを添えて盛りつければ完成。