在星歴13年の日本人サラリーマンが、日本で食べた忘れられない味をシンガポールで再現。日本人好みの食材選びと味付けで、料理を楽しむ男のこだわりメニューを紹介。

なかじさん

外資系メーカー勤務。在星13 年。妻が働き始めたのをきっかけに、家事の半分、しかも料理を担当するように。独身時代の1 人暮らしが長かったこともあり、1 週間の献立を考え、食材の買出しから夕食作りまで難なくこなす。仕事との時間配分に日々奮闘する毎日。最近台所にいる時間が会社にいる時間より長くなってきていることが心配になりつつも、男の料理を楽しむ。購読雑誌がゴルフダイジェストからオレンジページに変わる。

日本のファミレス風冷麺カペッリーニ

日本の夏の定番の味を自宅で再現

盛付けを考えてきれいに切り揃えよう

冷麺風の歯ごたえに!?

牛薄切り肉をフライパンで焼き、焼肉のタレと絡めてご飯に乗せたらカルビ丼の完成

ファミレスで食べた、知る人ぞ知る夏の定番の味が忘れられず、自宅で再現。相性バッチリのカルビ丼を付けるのもオススメ！

＜材料＞4人分
パスタ細麺（Angel hair） 240g
※カルビ丼とのセットのため少な目
焼き豚 　8 枚
きゅうり　 1 本
トマト　1 個
わけぎ（ Spring Onion）1本
ゆで卵　 2 個
キムチ 　適量

【A】
洋風スープのもと　 1 個
和風だしのもと 　小さじ山盛り1
しょうゆ 　大さじ2
片栗粉　大さじ山盛り1
砂糖 　大さじ1
塩 　小さじ1/2

ホワイトビネガー（なければ酢）大さじ4
水 　800ml

＜作り方＞
1. 水200ml に、【A】 の調味料を入れて火にかけ、とろみが出たら火を止める。残りの水600ml とホワイトビネガーを加え、塩少々を加えて味を整えた後、冷蔵庫に入れて冷やす。
2. きゅうりは縦半分に切ってから薄切り。トマトとゆで卵はくし型、わけぎは小口切りに。キムチが大きい場合には適当な大きさに切る。
3. パスタは冷麺風に柔らかく仕上げるため、規定時間よりも１分長めにゆで、水にさらして冷やした後、ざるに上げる。
4. 3 のパスタを皿に盛り、2 の具材を載せ、1 のたれをかける。酸味が足りない場合はホワイトビネガーを追加。

とろける焼き豚

思い切って肉は脂肪分が多めのものを選んで、 とろけるような焼き豚を作ろう！

＜材料＞4人分
豚ばら肉（Belly）800g ～ 1000g
長ねぎの青い部分　１本分
にんじん　半分
にんにく　５かけ
生姜　１かけ
しょう油　200ml
酒　200ml
みりん　100ml
砂糖　大さじ5
水　500ml

＜作り方＞
1. 肉に皮がついている場合は削ぎ切る。豚肉を巻き、たこ糸で縛る。うまく巻けない場合は3 枚に切ると、薄くなって巻きやすい。丸く巻かずに重ねて縛っても良い。
2. １の豚肉をフライパンで焦げ目がつくまで焼く。油は不要。途中、肉から脂が出るので、キッチンペーパーでふき取る。
3. 鍋に2 で焼いた肉と、適当な大きさに切ったねぎとにんじん、薄切りにしたにんにくと生姜を入れる。全ての調味料と水を入れて沸騰させた後、弱火にして１時間半煮込む。煮汁に肉が浸からない場合には、水を足して煮汁の量を調整。圧力鍋がある場合は、圧をかけて20 分、更に火を止めて圧が抜けるまで待つ。
4. あら熱が取れたら、密閉容器に煮汁と共に入れて冷蔵庫で1 日寝かす。このとき、半熟卵も一緒に漬ければ、味付け煮卵ができる。
5. たこ糸を解いて、薄切りにする。冷えていないとうまく切れないので、切る前に必ず冷やす。

※冷蔵庫で１日寝かした焼き豚は、薄切りにした後小分けにして冷凍しておくと、次回使う時に便利。解凍して、そのまま酒のつまみとしてはもちろん、ラーメンやチャーハンの具材にしたり、ご飯にのせて焼き豚丼にアレンジしよう！

より幅の広いものが一度に枚数を多く作れる。ウェットマーケットで買う場合、皮は切り捨ててもらおう。自分で処理する際は、滑って扱いにくくなるので、肉を水で洗わないこと。

まずは3枚ほどに切る

薄くなると巻きやすくなる

まずはロールを固定するようしっかり巻こう

さらに縦にも巻くなどほどけないようにし、焼き目はしっかり

香味野菜で肉の臭みを抑えられる

豚の旨味が溶け込んだ煮汁もさまざまな料理に活用できる