2016.08.30
初のアジアツアーを、シンガポールからスタートさせたゆず。7 月9 日に行われた公演では、4 時間で完売という貴重なプレミアムチケットを手にしたラッキーな観客を前に約2 時間のエネルギッシュで感動のライブを見せてくれた。「こんな至近距離でゆずが見られるなて最高!」と、興奮冷めやらずのファンを前に、来年もまたシンガポールへ戻ってくることを約束し、大盛況の内に幕を閉じた。翌日、忙しいスケジュールの合間を縫ってJ+PLUS(ジェイプラス) のために再びインタビューの時間を作ってれた2 人。前日のライブの疲れを全く感じさせず、記者の前に元気な姿を見せてくれた。ライブでは「バクテー!バクテー!」と叫んでいた2 人だが、昨晩はコンサートの後「火鍋」を食べに行ったとのこと。そのお味は?
ゆず
北川悠仁、岩沢厚治の2 人により、1996 年3 月に結成されたフォークデュオ。1998 年にファーストシングル「夏色」で脚光を浴び、伝説の路上ラストライブは7000 人が集まった。メジャーデビュー後、数々の大規模ドームコンサート、アニメの主題歌やCM ソング、ドラマの主題歌なども手がけ、現在までにアルバム、シングル合わせトータルセールス1300 万枚以上売り上げる。結成20 周年を目の前にして、11 月26 日・27 日の2 日間、東京ドームで20周年突入記念弾き語りライブ「ゆずのみ」の開催が決まっている。
ゆずオフィシャルHP:www.senha-yuzu.jp
昨晩は大盛り上がりの素晴らしいライブでしたね!ゆっくりお休みできましたか?
北川 (以下敬称略) はい!ライブの後、みんなで火鍋を食べに行って、その後爆睡でした(笑)
火鍋のお味はいかがでしたか?
北川 連れて行ってもらったお店だったんですが、スゴクおいしかったです!
昨晩、あの会場に来ることが出来たファンの方は本当にラッキーでしたね。至近距離でゆずが観られて大興奮しているファンの方がいました
北川 ステージからもお客さんの顔がよく見られて、僕たちもすごく楽しかったです
お2人は、シンガポールへは初めてですよね?
北川 はい、初めてです。
岩沢厚治さん(以下敬称略)はい、僕も初めてです。
シンガポールにはどんな印象をお持ちでしたか?
岩沢 そうですね、非常に綺麗な国、そしてマーライオン!以上です(笑)。
北川 アジアの中でも際立った国で、建国の歴史や発展の過程に於いても面白い国だな~という印象がありました。
今回は、初のアジアツアーということで、自己紹介的なライブにしたいとおっしゃっていましたが、いかがでしたか?
岩沢 昨晩のライブを終えて、僕たち2人だけではなく、バンドの仲間やスタッフ、みんなにとって新鮮で、初めてのこと尽くしで、心地良い緊張感の中でライブが出来ました。「上手く伝わらないんじゃないか?」という当初の心配も全くなく、盛り上がるところは盛り上がってくれて、楽しいライブになったと思います。
北川 昨晩来て下さった方は、日本から、シンガポールに在住されている日本人の方、現地のシンガポール人など、ほとんどの方が僕たちのライブを観るのが初めてだったと思うんですが、そういう初めての方に音楽を届けられたというのは、僕たちにとっても原点回帰となったし、すごく良い経験になりました。
昨晩の選曲ですが、初の海外アジアツアーということで、何かこだわりはありましたか?
テーマとしては自己紹介的ライブだったので、初期の頃から現在に至るまでの代表曲を中心に選びました。途中に、ドラマや映画などの主題歌で僕らを知ってくれたシンガポールのファンの方もいらっしゃったので、そんな曲も取り入れてみました。
初のシンガポール公演でしたが、日本とシンガポールの違いは何か感じられましたか?
岩沢 ライブに関してはそんなに違いを感じませんでしたが……ウ~ン……違い?違わなかったです(笑)。でも、フト途中で我に返ると「あっ、ここは今、シンガポールなんだ!」と思って弾いてました。
昨晩のライブでは、途中でシングリッシュを話されたり、「バクテー!」と叫ばれていましたが、もしシンガポールをテーマに曲を作るとしたら、どんなメロディーやテーマになりそうでしょうか?
北川 爽やかな曲がいいかな?街並みも綺麗で暖かい国なので、室内より外に出てみんなで歌えるような、開放感溢れる歌がいいかな?プラスバクテーの黒胡椒のように、ピリッとした部分も入れつつ(笑)。
岩沢 そうですね~。以前、ゆずのファンクラブの方たちとハワイに行ったことがあったのですが、ギターを爪弾くとハワイの場合はメジャーコードばかり出てくるんですよ。他のコードは似合わなくて。シンガポールの場合はいろんなコードが使えるなという印象でした。
来年はデビュー20周年を迎えられますが、今までの活動の中で一番感動したことは何でしょう?
北川 毎回ステージに立つたびに思うことがあって、幕が上がるとそこにはお客さんがいるということ。あたり前じゃんって聞こえるかもしれないんですけど、本当に僕たちのライブにチケット買って来てくれて、僕たちの曲を聴きに来てくれるお客さんがいるということ、僕たちと会ったことのない人が、僕たちの作った曲を聴いてくれてライブに来てくれるというのは、何にも変えがたい喜びです。
岩沢 シンガポールへ来る前に、お金を両替するのに立ち寄った銀行の方が「ゆず聴いてました!」とおっしゃってくれて「それはお気の毒に(笑)」という会話が出来たり、「小学校の頃から聴いてます」と言われて「そんなに長く僕たちやってんだ〜」と老いを感じたり(笑)、いろいろな種類の嬉しさや感動が増えたってことかな?長くやっていてよかったなと思いますね。
ファンの方から頂いた質問で、ストリートライブを日本以外でやるとしたら、何処でやりたいですか?というのがあったのですが。
北川 実は、今回シンガポールを歩いていてストリートパフォーマンスを演っている人を何組か見かけたんですが、次回はシンガポールでやってみようかな?
岩沢 ハイ!怒られない場所で、暑すぎず、寒すぎず、快適な場所であれば(笑)
アジアツアーが始まったばかりですが、今後ゆずが挑戦していきたいことを教えてください。
北川 今回のアジアツアーは夢を抱いてから10年近く掛かりましたが、夢を諦めずにいて良かったなと、昨晩のシンガポールツアーを終えて思いました。今後も、自分が好奇心を持てることに素直になって、挑戦し続けていけたらいいかな〜と思っています。
岩沢 まずは、残りのアジアツアーを成功させて、またシンガポールへ来ることができればと思います。これからも歌い続けていきたいです。
それでは最後にJ+PLUSの読者へメッセージをお願いします。
北川 シンガポールがとっても気に入りました! 次回は更に大きな会場でライブが出来たらいいなと思っています。是非近所の方を皆お誘いの上、遊びに来てくださいね(笑)
岩沢 またここでライブがやりたいと改めて思いました。僕たちは実在しますので(笑)観に来てくださいね。僕たちも、皆さんもお互い一所懸命頑張りましょうね(笑)
最後にJ+PLUS (ジェイプラス)からお土産にカップヌードルの「ラクサ味」と「チリクラブ味」をプレゼントしたところ、「ラクサの麺は短いの?」(北川)「チリクラブ味食べたよ!」(岩沢)と、とても喜んでくれた2 人でした!ゆずの地元、桜木町にある「カップヌードルミュージアム」でもきっと手に入らないのでは?