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2017.11.27

昨年シンガポール公演を皮切りにアジアツアーを大成功に収めたゆずが、今年も再びシンガポールのファンに会いにやって来ました!会場は前回の3倍規模となり、熱気も相当なものに!ライブ終了後の2人にお話を伺いました。

<ゆず> 北川悠仁、岩沢厚治により1996年3月結成。横浜・伊勢佐木町で路上ライブを行うようになる。1997年10月、1st Mini Album『ゆずの素』でCDデビュー。その後、代表曲「夏色」「栄光の架橋」をはじめ、「虹」「雨のち晴レルヤ」などヒット曲を多数世に送り出し、ドーム・スタジアムクラスのライブも大盛況。国民的人気を不動のものとしていく。2016年にはシンガポール・香港・台湾で初のアジアツアーも開催。2017年にデビュー20周年を迎え、4月26日にALL TIME BEST ALBUM『ゆずイロハ 1997- 2017』のリリース、その後、約30万人を動員する自身初の4大 ドームツアーを開催。6月には、自身初の新作EP として「謳おう」 EP と「4LOVE」EP を2週連続リリース。約5年ぶりとな る全国ホールツアーを終え、11月より2度目となるアジアツアー「YUZU ASIA TOUR 2017 謳おう-UTAO-」を行っている。


― 1年以上ぶりとなるシンガポール公演、会場の熱気がすごかったです。
【北川悠仁(以下、北川)】 前回のライブの際にたくさんのファンが現地にいることを実感して、シンガポールという国自体も好きになったので、また来たいと思っていました。それが今回叶い、しかも3倍の規模の会場で行うことができて嬉しいです。
【岩沢厚治(以下、岩沢)】 今年デビュー20周年の年を迎え、日本全国を周ってきました。締めくくりとしてアジアツアーが決まり、またシンガポールへ来れたことが嬉しいです。

― セットリストはシンガポール用に意識して構成されたのでしょうか? 
【北川】 日本と変えた部分もあったんですが、日本全国を周った「謳おう-UTAO-」という同じツアーの一環でもあるので、全部変えたわけではないです。日本ではコアなファンが喜ぶセットリストを中心にしていました。

一方シンガポールでは、誰でも聴いたことがあるような曲を前半戦に持ってくるようにしていて。例えばベストアルバムに入っている「超特急」や「雨のち晴レルヤ」のような、現地でも放映された番組などのタイアップを多く組み込みました。

それから今の自分たちを観てもらうよう、新曲もたくさん盛り込みました。どんな反応をしてくれるか不安もありましたけど、皆さんの一体感を実感できたので、やってよかったと思っています。

― ステージからお客さんの顔は結構見えましたか? 
【北川】 めちゃくちゃよく見えました!ローカルの方も皆すごく歌えることにビックリで。日本語のMC中、わからないような表情をしたお客さんもいたので、「やっぱり理解できないかな」と思ったんですけど、カラオケメドレーの歌が始まるとそういう方も一斉に歌ってくれる姿が見えて。「こんなに歌えるんだ~!」と驚きました。それが新鮮で、嬉しかったです。
【岩沢】 1階席の近いエリアはお顔をよく見られたんですけど、天井が高い会場だったので、2階の奥まではずっと見られなかったんです。首が痛くなるので(笑)。とはいえなるべく意識して、遠くもまんべんなく見るようにしていました。目の前のお客さんのニコニコした顔は、強く印象に残っていますね。

― 他のアジア各国と比べてシンガポールのライブに違いはありますか。
【北川】 他のアジアもシンガポールも、来て頂く皆さんエネルギッシュでノリがいいですね。差があるとしたら、シンガポールにはローカルのファンだけでなく、在住日本人の方の割合が他国より多い印象があります。

それからシンガポールでは、MCで日本語と英語をよりたくさん混ぜています。(笑)。今日はシングリッシュも使ってみたんですけど、今後ライブに来る回数が増えて、シングリッシュをもっと使えるようになればいいなと思っています。
【岩沢】  シンガポールに来る度に感じるのが、ハッピーですごく幸せなオーラ。皆さん笑顔で来て、笑顔で帰って頂く。そのオーラにこちらも力をもらえます。アジアツアーの初日がシンガポールでよかったなと実感しています。

― 日本人アーティストとして海外で活動することで、得られたものはどんなことでしょうか。
【北川】 たくさんありますが、音楽を通して違う国の方と繋がれる喜びを実感したことは大きいですね。それがモチベーションにも繋がっています。言語の違い、例えば北京語やシングリッシュといった言葉をライブのために勉強したんですけど、難しさと同時に別の文化を知るきっかけになるので、楽しいです。
【岩沢】 20年経っても、初めてのお客さんの前に立つ喜びを実感するので、それが初心に返ることにも繋がり、ありがたいと感じています。貴重な経験だとも思います。

― 今後の展望はどのように考えていますか。
【北川】 せっかく20年続けてきたので、これからもタフに“オンリーワン”として、自分たちにしかできないことを行っていきたいと思っています。キャリアを重ねても好奇心に素直に、興味があることに果敢にトライして、ゆずに新たな風を吹かせられるようにできればと考えています。
― 最後に、今夜のライブのご褒美として何をされるか教えてください。
【北川】 あったかいお風呂に入りたいですね。
【岩沢】 タイガービールを飲みに行きます(笑)。

(インタビュー・JPLUS編集部)

 

「YUZU ASIA TOUR 2017 謳おう -UTAO-」シンガポール公演
日時:11 月18 日(土)開場18:00 開演19:00 会場:Capitol Thatre Singapore