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2020.05.06

「なぜ太るの!? “アルコール”のお話」「ダイエットを始める前に」に続き、ダイエット連載第3弾!3000人の実績と経験をもつボディーク店長Masamiさんの言葉は、実にわかりやすい!特に話の中に出てくる具体例には、「なるほど!」を連発してしまいますね。


ダイエットにいきなり正解はない!

こんにちは!ボディーク店長のMasamiです。

今日お伝えしたいのはこちら。
「99回のバツと100回目の正解」

どういうことかというと、あなたが痩せるために必要な数値は誰にもわからない、ということなんです。

ダイエットで把握しなければならないことに、自分の「食べる量」と「消費する量」があります。でも、その正解って百戦錬磨の凄腕パーソナルトレーナーでもわからないんですよ。

例えるなら、あなたの偏差値が30なのか70なのかも知らないのに、「東大に行きたいんですけど、どの参考書が私に合ってますか?」って聞いているようなもの。

30なら基礎からやらなくてはいけないし、70なら過去問をガンガンやっていっていいレベルですよね。でもそれはいきなり「初めましてこんにちは」の段階ではわからないでしょう。

いくつか模試を受けていく中であなたの偏差値がわかり、それに対してどの参考書が合っているかがアドバイスできるわけです。

では話を戻します。

「食べる量」をX、「消費する量」をYとします。計算式はこれ。

XーY=?

そして答えは3つあります。わかりますか?

① XーY=プラス   →太る
② XーY=0    →維持
③ XーY=マイナス →痩せる

こうなります。言い換えると

① XーY=プラス  →脂肪が増える
② XーY=0    →脂肪はつかない
③ XーY=マイナス →脂肪が減っていく

こういうことですね。つまり、

① 食べる量消費する量=太る
② 食べる量消費する量=維持
③ 食べる量消費する量=痩せる

なのになぜ多くの方が、この簡単な数式通りにいかないで万年ダイエットをしているのでしょうか?わかりますか?

それは、人それぞれ、体質も性格も環境もストレスレベルも仕事の強度も、多くのことが異なるからです。

そのためにXとYに入る数値が違うので、AさんのXとYの数値をBさんが真似ても同じ解にならないからなのです。

ダイエットとは本来、このXとYに数値を入れながら、自分にとって正しい解を導く作業なんです。つまり、あれかな、これかな、と試行錯誤しながら正解値を見つける作業。いきなり正解を出そうと思うのは、海の中に落ちた一枚の葉っぱを見つけるような確率の話。最初からそんなことは無茶だということなのです。

正解値を見つけるために、ではどうすればいいのでしょうか。
それは、一週間、同じ食事を続けてみることです。その結果、痩せるのか、太るのか。はたまた横ばいなのか。まずは現在の食事からデータを取るのです。
その一週間で取れたデータを元に、今より痩せたいなら、夜を減らすとか、食後のスイーツを週4から1に減らしてみるとか、条件を少しずつ加えていくんです。

ダイエットとは、自分のXとYの値を知ること。この数値がわかった上で、運動や食事制限をしっかりと狙って行うわけです。自分の正解値がわからないのに、つまり、運動や食事制限をどの値分だけすればいいかわからないのにやみくもにそれらを始めても、正解値にたどり着けるわけがありません。まさに「丸腰で戦場へいく」パターンです。

ダイエットは今日やって明日痩せる、というものではありません。自分と向き合いながら自分を知る作業です。しっかりと自分を見つめてください。目を背けている限り、あなたのダイエットは絶対に成功しないのですから。

教えてくれたのは

BO’DI:K Singapore
Masamiさん

次回予告:角砂糖へ換算する!
過去の記事:
連載②ダイエットを始める前に!
連載①なぜ太るの!? “アルコール”のお話