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2025.02.26

香り豊かなオイルの活用でシンガポール生活を楽しく!

エッセンシャルオイルは、花や葉、果実、樹皮、根や種子などから抽出された天然の精油で、私たちに多様な効果をもたらしてくれる。よく耳にするアロマオイルは、エッセンシャルオイルをアルコールなどで希釈したものや合成香料などを加えたオイルを指すことが多く、フレグランスオイルとして使用されることが一般的だ。

人々にとって、古代から現在まで、植物の香りや精油はとても身近な存在。美容・健康維持やリラックス効果などを得るために長きにわたり重宝されてきた。

 

★アロマの歴史

紀元前3000年頃の古代エジプト文明では、王族を中心に精油が医療や宗教儀式、美容に用いられていた。古代ギリシャやローマでも香料や精油が治療に利用され、医師たちもその効用を理解していた。

アロマテラピーは、1930年頃にフランスの香料研究者だったルネ・モーリス・ガットフォセがアロマとテラピーを組み合わせた造語。ガットフォセは、アロマオイルが心身に与える影響を科学的に証明した。

日本でも江戸時代には、ペパーミントやアーモンドオイル、オリーブオイル、ローズウォーターなどが、医療に使われていた。一般には、1980年以降にエッセンシャルオイルの輸入が盛んになったことで、急激に広まっていった。

 

★アロマオイルの使い方
手に入れやすく、価格も手頃なアロマオイルは、日常生活の様々なシーンで使用することができる。沢山の使い方の中から、お勧めの3つをご紹介しよう。

1. アロマディフューザー
お気に入りの香りをアロマディフューザーを使って部屋やオフィス内に拡散させてリラックス!気分もリフレッシュできて、集中力向上にも役立つ。

2. バスタイム
常夏のシンガポールでも、バスタブがある場合はアロマオイルを利用して、バスタイムを楽しんでほしい。シャワーしかないユニットでも、折りたたみ式のポータブルバスタブをオンラインで購入できるので、くつろぎのバスタイムが実現可能だ。お風呂に数滴のアロマオイルを加えて、ゆっくりとお風呂に浸かるだけで、心と身体の緊張をほぐすことができる。

3. 枕&リネンにスプレー
ベッドルームでは、枕やシーツにアロマオイルをスプレーすることで、リラックス効果を得ることができる。入眠が楽になり、睡眠の質を向上させる働きがある。

 

★オイル別の効能
沢山の種類があるが、一つ一つに個性があり、効能も違うのは興味深い。ぜひ、この機会に覚えて活用してほしい。

1. ペパーミント
気分転換にも役立つ清涼感のある香りが特長。虫除けや消臭、鼻詰まりや、頭痛、消化不調の改善、抗炎症作用などに効果がある。使い勝手が良いので、一家に一本常備をお勧めしたい。

2. カモミール
高いリラックス効果で知られており、特に睡眠を促す作用がある。安眠をサポートし、ストレスを軽減する。消化を助ける効果もあるので、オイルだけでなく、食後にカモミールティーを飲むのも良いだろう。

3. ラベンダー
自律神経を整えて、ストレスや不安、緊張感を軽減してくれるので、寝る前に使用するのが最適。さらに、皮膚の炎症を抑制する効果もある。

4. ローズマリー
集中力をアップさせて、記憶力をサポートしてくれる。試験勉強や仕事の締め切り前などに使用すれば、作業の効率化がアップ!血行促進効果もあるので、マッサージにも適している。

5. ティーツリー
免疫力を強化し、抗菌作用が強いので、風邪予防に役立つ。皮膚トラブルも効果あり。

 

エッセンシャルオイル、アロマオイルなど、香りを気軽に活用できるオイルは健康や美容にとても役立つ優れモノ。生活の質を向上させ、より快適な時間を過ごすための強力なサポーターだ。どのオイルが、どんな時に役立つのか、この機会にぜひ覚えておいてほしい。