2025.01.27
バレンタインデーをより楽しむための豆知識☆
バレンタインデーの起源
毎年2月14日は、バレンタインデー!世界中で「愛の日」として祝われるお馴染みの日。実は、バレンタインデーの起源はローマ時代と言われているのをご存知だろうか?
バレンタインデーの起源は諸説あるが、中でも広く知られているのは、聖バレンタインという司祭に関するストーリー。当時、ローマ皇帝クラウディウス2世は、軍の士気が下がることを恐れ、兵士たちが家庭を持つことを禁じ、独身を強制した。しかし、バレンタイン司祭はこれに反対し、兵士たちのために密かに結婚式を執り行っていた。
この行動を知った皇帝は、バレンタイン司祭を捕え、2月14日に処刑した。そのため、この日が後にバレンタインデーとして定着していったという訳である。
中世ヨーロッパでは、バレンタインデーは司祭を追悼する宗教的行事だった。14世紀頃から現在のバレンタインデーのように、若者が愛の告白をしたり、愛を誓い合ったりする日として認識されるようになった。
チョコレートを贈るようになったのは?
19世紀初頭には、印刷技術の向上により、イギリスでバレンタインデーにメッセージカードを渡す習慣がスタート。そして19世紀後半になると、ハート型チョコレートが発売となり、これがきっかけで、バレンタインデーの贈り物としてチョコレートが選ばれるようになった。アメリカでも同時期からバレンタインデーが商業的に盛り上がり、チョコレートギフトが定番となっていった。
日本のバレンタインデーの始まり
日本で初めてバレンタインデーのためのチョコレートをPRしたのは、1936年のモロゾフ社が英字新聞に掲載した広告だと言われている。その後、不安定だった社会情勢の影響もあり、1950年代後半になって、ようやく少しずつ広まりだした。1970年代には、日本チョコレート・ココア協会が2月14日を「チョコレートの日」に制定したことを皮切りに、大手チョコレートメーカーの商業活動が大体的に行われた結果、特に女性が男性にチョコレートを贈る文化が根付くようになった。
今や義理チョコは不人気!?
嘗て日本で一般的だった「義理チョコ」文化が近年は縮小しているとのこと。特に、職場などで配る義理チョコが毎年負担になっている女性が多く、自粛を促す企
業が増えたのが理由のようだ。一方で、自分自身のために購入する「ご褒美チョコ」や同性の友人に贈る「友チョコ」が人気を拡大しつつある。
世界のバレンタインデー
チョコレートやカードなど一般的なギフトだけでなく、世界各国では個性的なバレンタインデーの祝い方や楽しみ方がある。フランスやイタリアでは、日本や韓国のように女性が男性へチョコレートを渡すのではなく、男性から女性へのギフトが一般的で、花束のプレゼントが多い。特に、愛の象徴である真っ赤なバラの花が人気だ。その他、食事に行ったり、映画を観に行ったりと、愛する人と一緒に過ごすことを重要視している。
ドイツでも、男性から女性にプレゼントを渡す事が多く、バラの花束を選ぶ人が多い。ユニークなのは、幸福のシンボルといわれているブタをモチーフにした人形や食べ物も贈り物として人気があること。イタリアでも、ブタがラッキーアイテムとなっているそうだ。
2月15日はシングルの日?
イタリアでは、翌日の2月15日は「聖ファウスティーノ(San Faustino)」。この日は、バレンタインデーを祝う相手がいない人が集い、食事会やパーティーを行う。そこで、新たな恋人を見つける人も多い。
韓国では、4月14日に恋人がいない人たちが黒い服を着て集まり、黒味噌を使った黒い麺料理、ジャージャー麺を食べる「ブラックデー」がある。バレンタインデー、ホワイトデーを経ても恋人ができない切なさを慰め合う日として90年代に広がっていったが、やはり、この日に新たな出会いを期待している人も少なくないそうだ。
バレンタインデーは、世界中で愛する人と祝う特別な日。
今年のバレンタインデーは、誰と何処で何をする?どんなギフトを贈る?
美味しい食事とお酒を楽しみながら、大切な人と、ゆっくり時間を過ごすのもお勧めだ。