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2024.11.26

クリスマス「Christmas」は、キリスト(Christ)とミサ(mass)が語源となり、古く4世紀ごろから、キリストの生誕を祝する日として根付いていった。日本では宗教的な意味合いは少なく、ツリーを飾ったり、パーティーを開いたり、プレゼント交換をしたりと、イベント的な位置づけの日となっている。

クリスマスと言えば、家族でデコレーションケーキを食べる習慣を真っ先に思い出す人も少なくないだろう。そこで今回は、知っているようで知らない!?クリスマスケーキの豆知識についてご紹介しよう!

なぜクリスマスにケーキを食べるの?
クリスマスケーキの発祥には、いくつかの説があるが、キリストの誕生日を祝うためのケーキが起源という説が広く知られている。元々は、クリスマスから数えて12日後のクリスマス祝い期間の最終日、1月6日の公現祭に食べていたが、ヴィクトリア女王の指示により、19世紀後半よりクリスマスに食べるようになったと言われている。

日本で初めてクリスマスケーキを販売したのは?
クリスマスのデコレーションケーキを初めて販売したのはケーキなど洋菓子を中心に菓子類の製造販売を行う食品メーカー、不二家だと言われている。ドライフルーツを混ぜ込んで焼いた生地を白い砂糖衣で覆い、メリークリスマスとだけ表面に記されたシンプルなもので、創業時の1910年に発売を開始した。昭和30年代に入ると、フレッシュないちごを使用したクリスマス用のショートケーキがデコレーションケーキの中心となっていった。

日本でクリスマスケーキを食べるようになったのは?
嘗て日本では、ヨーロッパのようにクリスマスケーキの習慣は根付いていなかった。20世紀に入り、日本で初めてクリスマスケーキが販売されたが、広まることはなかった。しかし戦後、小麦などケーキの材料の輸入が再開されたことから、1950年の駐留米国人たちがクリスマスを特別なケーキで祝う新聞報道をきっかけに、売れ行きが良くなり、一般的な習慣として知られるようになっていった。

世界各国の定番クリスマスケーキとは?
イギリスでは、ナッツやドライフルーツを小麦粉の生地に入れて焼きあげた「クリスマス・プディング」を食べるのが風習となっている。ドイツでは、ブランデーなどの洋酒に漬け込んだドライフルーツを生地に練りこみ、表面に粉砂糖がまぶされた細長いパン「シュトーレン」が、フランスでは、「ブッシュ・ド・ノエル」というフランス語で「クリスマスの丸太(薪)」という意味を持つケーキが定番となっている。


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