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2024.07.26

〜シンガポール花散歩〜

世界的に「ガーデンシティ」として名高いシンガポール。建国の父といわれる初代首相、故リー・クアンユー氏が、国を存続させるための骨子として、最初に取り組んだビッグプロジェクトが、この「ガーデンシティ」。人口が少なく、天然資源不足、狭い国土面積、さらに高温多湿の気候と、国家としてのマイナス面が多い中、東南アジアの中で生き残って行くために、まず国を挙げて緑化を推進した。当時、リー・クアンユー氏自身が世界各国を視察して、シンガポールに合う品種を自ら選んだという。この「ガーデンシティ」政策の成功は、直射日光の緩和や蒸散作用で気温を下げると同時に、植物が満ちあふれる美しい観光立国の基盤にもなっている。さらに、暮らしやすさから、世界中から人々が集まることで産業が活性化し、国際的な競争力アップに大きく貢献していると言えるだろう。

今回は「ガーデンシティ」の魅力を気軽に感じられるシンガポールの植物をピックアップ!シンガポールで初めてユネスコ世界遺産に登録されたボタニック・ガーデン内はもちろんのこと、街の彼方此方で美しい花をはじめとするユニークな植物を見ることができる。今週末は「花散歩」と題して、気に入った植物を愛でながらのウォーキングにチャレンジしてみてはいかがだろうか?

・ブーゲンビリア(Bougainvillea)

オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性の低木で、原産地は中南米。発見者のフランス人のルイ・アントワーヌ・ブーゲンビルに因み名付けられた。一般的に、色鮮やかで南国の雰囲気を感じることができる植物として知られている。美しい色で花びらに見える部分は、苞(ほう)という葉の一部。ピンクの他に、黄、オレンジ、白、赤などがある。花は苞の中の先が開いた白や黄色の小さい筒状の部分で、2〜3つ、かたまって咲くのが特徴。
花言葉は、「情熱」「あなたしか見えない」「魅力」

・トーチジンジャー(Torch Ginger)

東インドからインドネシア、マレーシア、シンガポールなど熱帯アジアを原産とするショウガ科エトリンゲラ属の多年草。名前は、その形がトーチ(たいまつ)に似ていることが由来。高さは2〜4mで、茎や葉は細長くショウガに似ている。地下茎から直接、1〜2mの花茎を突きだして、その先端にピンク色の花序をつける。苞の間の小さなものが花。生育環境は最低15℃必要なので、日本では温室のある植物園で栽培されている。花序は香味野菜として、種子は香辛料としても利用される。
花言葉は、「全てを手に入れる」「気取った恋」など

・ヘリコニア・ロストラータ(Heliconia rostrata)

ペルーやアルゼンチンなどの熱帯アメリカ原産で、オウムバナ科オウムバナ属の熱帯性常緑多年性植物。ロストラータとは、くちばしという意味。先端が黄色く、鮮やかな朱色のオウムのくちばしのような部分が苞で、この中に小さな花が咲く。花序に連続して並び、下に垂れ下がっている形がユニークで、日本でも温室植物として栽培されている。
花言葉は、「風変わりな人」

・オウコチョウ(Caesalpinia pulcherrim)

マメ科ジャケツイバラ亜科の熱帯性の樹木で、高さ3〜6m、幅2〜4mまで成長する。西インド諸島が原産とされていて、橙黄色の大きな美しい花をつける。ピンクと白、赤、黄色のみの花は交配種。年間を通じて花を咲かせ、花は独特の形をしており、雄しべが長く、花弁より突き出ている。属名は、イタリアの医師・植物学者のアンドレア・チェザルピーノにちなんで名付けられた。
花言葉は、「自分らしく」「輝く個性」

・プルメリア(Plumeria)

キョウチクトウ科インドソケイ属に属する植物の総称。フランス植物学者、シャルル・プリュミエから命名。花の香が良く、周年開花する丈夫な植物なので、世界中の熱帯地域で栽培されている。乾燥に強く、冬に断水すると0℃近くまでの寒さに耐えます。プルメリア・オブツサとインドソケイなどが一般的だが、その他にも数多くの品種がある。葉や枝を切ったときに出てくる白い液は毒性があるので、触らないように気をつけること。

花言葉は、「気品」「陽だまり」「恵まれた人」など


忙しいシンガポール生活では、日々のルーティンをこなすのが精一杯。
時間的なゆとりや心身のリラックスは後回しにしてしまいがち・・・

週末や予定がキャンセルになった時には、
道端に咲く花々を見ながら、のんびり散歩するのがオススメ
きっと心が落ち着き、ストレスが軽減されるはず!

可憐な花を愛でることで、リラクゼーションを促進し、
美肌と美しい表情を手に入れて!

今月も、シンガポールのビューティ&ヘルス最新情報を貴方に☆