2017.11.21
シンガポールに暮らす人はもちろん、観光で訪れる層もターゲットにし、ありとあらゆるジャンルと規模のイベントを手がけているシンガポールスポーツハブ。2014 年のオープンから現在に至るまでのスポーツシーンを見つめてきたAdam Firth さんに、最近のトレンドを聞いた。
Adam Firth
シンガポールスポーツハブの Commercial Vice President。およそ20 年もの長きに渡り、スポーツ、エンターテイメント業界でのキャリアを持つ。 www.sportshub.com.sg
Q1. これまでシンガポールスポーツハブで行われた国際的なサッカーイベントにはどんなものがありますか?
ヨーロッパサッカーチームを招いて の「インターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)」として、イギリスのチェルシー、ドイツのバイエルン・ ミュンヘン、イタリアのインテル・ミラノの試合を今年7月に行いました。また同じサッカーでは、6月にアルゼンチン代表対シンガポール代表の試合も開催しています。2015年にはイギリスのエバートンとアーセナルのマッチ(「Barclays Asia Trophy」)を行い大盛況でした。
Q2. テニスについては、プレイをする人も非常に多いシンガポールですが、プロのマッチを観戦するのを楽しむ人もますま す増えているように感じます。
「国際女子テニストーナメント」( W T A ) のファイナルは、実は 2014年よりシンガポールで継続開催しています。
Q3. ラグビーの国際試合も行って いますね。
ラグビーに関しては、スコットランド対イタリアのラグビーテストマッ チ( 17 年)、7人のチーム編成で行う HSBC Singapore Rugby Sevens( 17 年)などを開いています。また主催者としては、アジアのスーパーラグビーチームでシンガポールと日本をベースに活動するチーム、サン・ウルブスのホー ムマッチも行っています。同じ球技で言えば、ASEANバスケットボールリーグやバドミントンのOUEシン ガポールオープンなどもホストとして行っています。
Q4. 水泳をはじめ、他の競技はいかがでしょうか。
「FINA / airweave Swimming World Cup」が 11 月 18 日(土) 19 日(日)に開催されました。他には格闘技の大会「UFC Fight Night and ONE Championship」、多様なプログラムを楽しめる「National Day Parade」、「SEA GAMES」、「PARA GAMES」なども手がけています。
Q5. シンガポールでは、マラソン が盛んで人気も高いイメージ があります。
©Singapore Sports Hub
©Singapore Sports Hub
スポーツハブでは「Great Eastern Women’s Run」「The Straits Times Run」などを開催しています。自転車競技も人気で、「the OCBC Cycle」「HolyCrit Night Cycling Race」が行われました。
フィットネス系ではヨガやズンバも
©Singapore Sports Hub
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一般向けイベントも積極的に展開しているスポーツハブ。フィットネス系ではヨガやブートキャンプ、ダンス系だとズンバやカーディオブラスト、ウォータースポーツなら水泳は当然のこと、カヤックやドラゴンボートなども行っている。ランニングやウォーキング、ラケットスポーツな らバドミントンも根強い人気だ。これらは各シーズンごとに、平均して150 ~ 200 人の参加があるのだという。
©Singapore Sports Hub
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参加者の要望に応える形で、ズンバ、ブートキャンプ、カーディオブラスト、ヨガ、ランニングの5 種目に焦点を当てたデイリースポーツセッションも新設。激しくブートキャンプに取り組んだ後にヨガで身心の回復を促すなど、合理的な考えに基づいたオリジナリティが光る。