2017.02.06
ローカルの小学校に通う子どもを持つ在星10年目の現役2児の母、リリーさん。独特なシンガポールの教育事情について、リリーさんがリアルな声をお届けします。
今回のテーマは「小学生の一日」です!
朝は暗い時間に登校!昼食時間のない小学校生活
1 月4 日、シンガポールは新学期を迎えました。小学校の成績がその後の進路に大きく響くと言われるだけあって、教育は特に大きな関心事。新1 年生の初登校をとりあげるニュースも多く見られましたね。午後から登校する制度を継続している小学校もありますが、今回はより一般的な午前に登校する小学生の一日の流れをご紹介します。
学校にもよりますが、7 時半前後の授業開始に合わせて空が暗いうちに登校します。それから授業を受け、午後1 時前後に下校となります。曜日やクラブ活動によっては夕方まで残る日もあるそう。日本の小学生と大きく異なる点は、休憩時間が設けられていること、昼食の時間がないことがあげられます。午前中に30 分程のRecess(リセス)と呼ばれる休憩時間があり、その間に校内の売店で軽食や飲物を各自購入します。この時間に食べておかないと下校までお腹がもたないのですね。また、リセスは広場を馳け回る貴重な遊び時間でもあるようです。
放課後は学童、塾、習い事に行く、宿題をするなど。日本とあまり変わらないのですが、翌日に備えて夜は早めに消灯するのでしょう。