• アジア娯楽三昧
  • 観光・レジャー

2017.01.09

林子珺がご紹介する旬のアジアエンタメ情報。今回は新日本プロレスを代表する選手インタビューと、話題の映画が盛りだくさんのフィルムフェスティバルのレポートが登場。旬のエンタメ情報をシンガポールからお届け!


新日本プロレス、真壁、田口両選手インタビュー!

©Junko Hayashi

©Junko Hayashi

11 月15 日、マリーナベイサンズで行われた、新日本プロレス初の単独シンガポール興行に先立ち、真壁刀義、田口隆祐選手とインタビューが実現!

お2 人とも仲のいい先輩、後輩といった感じ。真壁選手が明るく突っ込み、田口選手がボケる。終始笑顔のインタビューであった。今回3 度目の興行で、場所はベイサンズとなるが「ベイサンズでやれるのは僕らとSMAP くらい」と笑わせる真壁選手。「今回3 回目だが模索しながらやって来たことが間違えていなかった。今日の興行も他のどことも違う新日のプロレスで魅了したい」また「日本帰りの外人選手は帰国後必ず成功する」と豪語。それだけ新日はすごいという証だろう。田口選手は「ツイッターなどでも世界のフォロワー が増えて来ており、その人気がシンガポールでも形になって来た」と語る。

ファイターというだけでなく、歌手「道標」としての顔も持つ田口選手、そしてスイーツ魔王真壁選手。トークでもファイトでもファンを魅了する選手達。1300 人を魅了した本興行、残念ながら「サンダーライガー・田口組」は敗れたが、「棚橋・真壁・KUSHIDA 組」は勝利。インタビューで聞いた真壁選手のシンガポールスリングと田口選手のマーライオンスプラッシュは見れなかったが( 笑)、次のファイトでは、本当に生み出して欲しいものだ。プロレスだけでなく、いろんなイベントも期待したい。シンガポールが新日ファンで埋まる日も間近!!


シンガポールインターナショナルフィルムフェスティバル 開催!

dsc_2951-1

©Junko Hayashi

今年27 回目を迎える「シンガポールインターナショナルフィルムフェスティバル」。毎年話題の映画やトークショーなど多くのイベントを開催、上映映画数も百を越える。

まずは30 日のレッドカーペットの模様を。マリーナベイサンズで幕が開いた映画祭、オープニングフィルムはイスカンダル監督・キャストの「インターチェンジ」。さらにシンガポールの映画監督ロイストン・タン、エリック・クー、そしてメインゲストである、マレーシアが生んだ国際スター、ミッシェル・ヨーが登場。これからの日々を予想させる綺羅星のごとき美男美女大集合であった。そして監督などによるトークも目玉のひとつ。中でも29 日に行われた河瀬直美監督のマスターコースでは、監督が初めてビデオを回した作品や育ての母を撮った「かたつもり」(94 年)、父を題材にした「につつまれて」(92 年) などを同時に放映。作品へのアプローチや編集などの話、映画館作りに関わる大事なアドバイスも聞けた。こういう機会が映画祭の醍醐味でもあるのだ。


hayashi-junko-1

林子珺(はやし・じゅんこ)
俳優を目指したものの、生活苦でコンパニオンに。バブルに浮かれた後、映画製作に関わる。アジアエンタメへの情熱には自信ありの熱血Aunty(アンティー)