• 本荘そのこ 医療コラム
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2016.12.07

日本人女性の41 %は、がんに羅患する時代。がんになったとき、大切なことは“最高の治療” を受けられるかどうか。医療ジャーナリストの本荘そのこが、自らのがん経験をもとに、女性週刊誌記者として取材を重ねてきたデータと、最新情報を、シンガポールに暮らす貴女にシェア。


去る11 月18 日、J+PLUS 主催のトークイベントにお招きいただき、 在星読者の皆様と貴重なひとときを過ごさせていただきました。 簡単な自己紹介タイムでは、ご自身が現在がん治療中という方をはじめ、家族が闘病中という方や、現代病である「がん」についてとても意 識の高い方がご参加くださっていることがわかり、親近感とともに改め て身が引き締まる気持ちでお話させていただきました。

異国で病気を患うということは、まずどちらの国で治療を受けるかという選択にはじまるのでしょう。そもそも、がん治療は選択に次ぐ選択の連続。それを乗り越えて来た方や、いま向き合っているという方と直接お話させていただくことで、シンガポールの医療事情にも触れることができました。

テーマは「がんにならない生き方」でしたが、「言うは易し」で、日々の実戦はなかなか困難。ですが、意識するだけでもシートベルトを締め るくらいの予防になります。いまの時代、情報をたくさん収集し、取捨 選択し、それを自分の中に落とし込み、たくさんの引き出しを持つ人がいざというときに強い。なのでこうした情報交換の場でインプットしていくことはとても貴重です。

日々あらゆるシーンで直面する食事や環境、ウイルス感染といった発がん原因に対してどう向き合うか参加者の方とのトークもはずみ、私自身もまたひとつ貴重な引き出しが増えたように思います。そして自分自身への課題も幾つか。例えば自分の娘にHVP ワクチンを接種させるか否か(このワクチンは子宮頸がんなど幾つかのがんの予防にはなりますが、副反応が問題となっています)。

こういった、踏み込んだ内容も織り込まれ、改めてさまざま考えさせられました。意義深いひとときとなり、ご来場くださった皆様に、本当に感謝しています。ありがとうございました。さらにシンガポールが好きになりました。


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医療ジャーナリスト。1969 年生まれ。 週刊誌記者をしていた34 歳のとき に乳がんに罹患し、約9 カ月間に 渡って治療を受ける。現在、がん 医療の分野を中心に、取材・執 筆・講演活動を行い、著書に『が んに不安を感じたら読む本』(光文社新書)などがある。1女の母。


book

書籍プレゼント トークイベント中に登場した西台クリニック済陽 高穂(わたようたかほ)院長の著書『がんを消す 食事療法』をJ+PLUSの読者3 名様にプレゼント。

ご希望の方はメールの件名に「書籍希望」と記入し、
①氏名(漢字・ローマ字)②住所③年齢④電 話番号⑤性別⑥ NRIC ナンバー⑦「J+PLUS」の感想を添えて、hellonet@comm.com.sg まで申し込みを

※ 応募締め切り:12 月14 日(水)
・当選者の方にのみメールにて連絡
・お渡しはJ+PLUSオフィス(リャンコートM5)にて
・お預かりした情報は弊社にて管理し、外部に提供することはありません