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2025.05.08

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シンガポール国立大学(NUS)の学生の皆さんが「シンガポールで増えている独身の問題」について、教えてくれました。男女問わず、一人ひとりがしっかりと生活できる力と自信が生まれているのも確かですね。相手に求めるものも多くなっているのが大きくなっているように感じます。


シンガポールの昔と今

 シンガポールの問題は少子化や高齢化など他のアジアの国と同じです。ニュースによると、最近は独身が増えているそうです。皆さん、どうしてだといますか。シンガポールには理由がたくさんあると思います。

 まず、昔と今の違いです。昔は女性は家族の世話をして、高等教育を受けることができなくて、お金や仕事などは全部男性がしていました。今でも私の祖母は女性のいとこに大学に行くことを勧めません。今は、男女両方が大学まで進むようになりました。多くの人は仕事が忙しくて、恋愛の時間が足りなくなりました。シンガポールは仕事の競争が激しいので、たくさんの人は小さい時から一生懸命働勉強しています。

 それだけではなく、皆がもっといい教育を受けることができるようになると、同じレベルの相手を探すのが難しくなりました。皆の教育レベルが上がるにつれて、相手に求めるものも増えます。私の姉によると、シンガポールで子供を育てるのはとてもお金がかるそうですから、いいマッチが大切なようです。

 私の友達によると、たくさんのシンガポール人は恋愛の相手を見つけることに希望を失っているそうです。確かに浮気やゴーストなど悪い話をよく聞くと、恋愛が嫌になります。 

 最後にシンガポールの近代化です。シンガポールの近代化は進んでいます。中国文化には「多子多福気」(おくこおくふっき)ということわざがあります。このことわざは家族が多いと、家族の運が増えるという意味です。祖父母の時代にはいい運のために、多くの人が結婚を勧められました。ですから、その時代の「独身」は悪いことだと考えられていました。今の私たちの時代は、「独身」は普通になりました。

 このことから、シンガポール人はキャリアが大切です。シンガポールは物価が高いですから、家族を始めるための費用も高いです。一番大きな原因は考え方が変わったことだと思います。昔、独身の人は何かの理由で結婚できませんでしたから、下の人だと考えた人がたくさんいました。でも、時間が過ぎると、その考え方はなくなってきました。今の若い人は、自分に合った人を探さなければ、結婚しないそうです。この問題が大切な理由は、シンガポールの高齢化にも関係していることです。

 

教えてくれたのは!


トレバー・リム(Trevor Lim)さん
こんにちは皆さん、トレバーと言います。私は日本料理、特に牛タンが好きです。趣味はガチャゲームをすることです。私は現在フェイトをしていますから、ぜひ友達申請してください。日本料理と文化が好きで、日本人の友達と日本語を話したいです。そして、できれば日本で働きたいです。それで、今日本語5で敬語の勉強を頑張っています!よろしくお願いします。


私たちの増えている独身の社会

 ニュースによると、シンガポールでこの10年間独身がずっと増えているそうです。24歳から29歳までの男性の独身が2010年は74%でしたが、2020年は85%になりまし
た。そして、24歳から29歳まで結婚した女性がどんどん減って、2005年に53%でしたが、2023年に29%しかいませんでした。そのため、いろいろな問題があります。

 シンガポールはもともと高齢化が進んでいる問題があります。シンガポールでは結婚しなければ、子供を生むことができません。ですから、独身が増えると、子供が増えなくなりますから、高齢化がもっと進んでいます。年をとった人が増えていて、新しい子供がなかなか増えませんから、今働いている若い人はもっとストレスがあるようです。年をとった両親の世話をして、電話代や家賃や車代など色々なお金を払わなければならないし、物価も高くなったし、とても大変です。悩みが多すぎますから、若い人はあまり貯金できなくて、将来も計画できないそうです。

 そして、高齢化が進んでいますから、健康のための消費も上がりました。最近、シンガポールでは病院やお年寄りの日常の活動を手伝うケアセンターなど健康の施設がもっと建てられて、医療機器や医療サービスなど色々アップグレードもされました。たくさんの材料やお金が必要ですから、政府はお金をたくさん使って、GSTと呼ばれる消費税も上げなければなりませんでした。

 問題がたくさんあるのに、独身はまだ増えています。一番大きな原因は考え方が変わったことだと思います。昔、独身は何かの理由で、結婚できませんでしたから、下の人だと考えた人々がたくさんいました。でも、時間が過ぎると、その考え方はなくなりました。今の若い人は、自分に合った人を探さなければ、結婚しないそうです。

 姉は30歳代なのに、子供と自分の家族がいない自由な生活をしたいので、まだ結婚したくないと言っていました。それで、結婚は人生の目標ではなくなって、仕事が一番大切だと思う人も増えているはずです。実は、シンガポールは物価が高すぎて、自分の家族を始めて子供を育てるのもたくさんのお金が必要ですから、十分貯金するために、私も今仕事が一番大切だと思います。

 増えている独身はシンガポールの社会の大切な問題の一つです。最近、政府がいろいろな方法を試しています。もうすぐ独身が減ったらいいと思います。

 

教えてくれたのは!


ウォン・ウェイティン(Wong Wei Ting)さん
初めまして!ウォン・ウェイティンです。薬学を勉強している2年生です。趣味はダンスをすることです。特に、コンテンポラリーダンスとバレエが好きです。日本の文化に興味があって、日本料理も大好きですから、日本語の勉強を始めました。そして、日本語の文型などと英語や中国語は全然違うのは面白いと思いますから、日本語の勉強を続けています。将来、できれば日本の会社で働いてみたいです。どうぞよろしくお願いします!


シンガポールの独身の恋愛関係を築く方法

シンガポールで、独身が増えている問題の原因はたぶん愛情の不足だと思います。結婚の悪い点は現実的な問題ですが、結婚の始まりは愛情のはずです。でも、この社会で、恋愛の楽しいことは結婚関係のデメリットに隠されています。古代ギリシアの哲学者プラトンによると、体の関係より、人と精神の結びと交流は一番大切だそうです。それは「プラトニック・ラブ」とそういう意味です。

シンガポールの教育で、愛情については、誰も教えてくれません。たぶん他の人を愛し方と表現のし方がわからないからです。そのため、まず、小学校5年生から高校3年生まで、性教育と一緒に感情とか恋愛とか愛情について、わかりやすく伝えた方がいいと思います。勉強する以外に、人間の感情と愛は色々な表現のし方ができるという考え方を伝えて、自分のことだけ考えないという考え方を教える必要があります。きちんと教えることができたら、学生達は自分の恋愛観念をイメージできるようになると思います。

そして大学と大学院でも、恋愛についてのデートプログラムを作ったらカップルの数がどんどん増えるだろうと思います。大学に入った後、色々な人に会えますが、その人々の中に本当に仲良く付き合える人はそんなに多くありません。学校のことをする間、学生達はとても忙しくて、一人を本当に好きになることは難しいです。そのプログラムは、まずインターネットで趣味と性格が似ている2人を選んで、チャットができるようにします。そして、2人がいい感じになれば、学校で会って、話す機会ができます。もし、うまくいかなかった場合、他の人とチャットができます。こうなったなら、大学生達は自分の社交グループ以外に、自分と似ている人達にも会えます。カップルにならなくても、友達にはなれます。NUSでこんなプログラムはもうありますが、まだ足りないので、もっとプロモートする必要があります。

人によって考え方と愛し方は違って、恋愛の標準がありません。でも、何もなかったら、若者はわがままになって、人と人との基本的な感情はなくなってしまいます。当然、恋愛をしても、たくさんの独身は一人の生活に慣れ、結婚するかどうかもう誰もわかりません。卒業した友達によると、将来は結婚しないで、ただ猫や犬を飼って生活したいそうです。結婚しても、最後は離婚するかもしれません。でも、一つだけ確かなことは、愛情がない結婚関係は絶対に幸せにならないと思います。

 

教えてくれたのは!


パン・ユンフイ(Pan Yunhui)さん
こんにちは!私はユンフイです。動物が大好きです!特にモルモットです。なぜなら、モルモットを2匹飼っているからです。「ギニ」と「トジ」と言います。学校がどんなに忙しくても、毎日家に帰った後、必ずモルモット達と遊びます。日本語の歌とドラマが好きなので、字幕を見ないでわかるように日本語を勉強しています。将来日本に住みたいので、日本語で友達になりたいです。


独身(シン)ガポール

 シンガポールで独身の数が増えていますから、2024年は2023年より出生率が低くなってしまいました。シンガポール人は付き合うまで、深い関係を作らないそうです。特に女性は赤ちゃんを産むのはずいぶん大変なことだと思います。例えば、赤ちゃんが欲しくない理由はお金が高すぎるし、働かなければならないし、とても大変だからです。でも、これをよくするために、色々な方法があると思います。

 まず、赤ちゃんが生まれた時、お母さんが休める時間を増やしたほうがいいと思います。今、シンガポールでは産休が16週間しかありません。私はニュージーランドから来ましたが、私の国では、お母さんは26週間の休みがありますから、シンガポールは少し短いと思います。お母さんの休み時間が増えれば、お母さんはお金のことを心配しないで、赤ちゃんを育てやすくなるかもしれません。このストレスがなければ、独身の人は「赤ちゃんがほしい」と言う気持ちになるかもしれないと思います。

 2つ目の理由は幼稚園や小学校はとてもお金がかかることです。親は働かなければならないので、昼間に子供の世話ができません。もし、お母さんは政府からお金をもらえたら、自由に子供が幼稚園に残れて、仕事ができるはずです。例えば、ニュージーランドの政府は一週間に20時間のただの幼稚園があります。子供のために使うお金が減ったら、両親のお金の問題は少し減ると思います。

 つまり、独身の数が増えていますから、出生率は減っています。これをよくするために、色々な方法があります。たとえば、お母さんの休み時間を増やしたり、子供のために使うお金を減らしたり、これをすると、シンガポールの女性はもっと子供を産みたいと思うようになるかもしれません。

 

教えてくれたのは!


ハーディン ・ゴン(Harding Gong)さん
初めまして! 僕の名前はハーディンです。ニュージーランドから来た留学生です。シンガポールはニュージーランドより蒸し暑いですが、ここでたくさんおもしろい経験をして、親切な人と会う機会があります。高校で日本語の勉強は非常に楽しかったですから、大学でも日本語を続けたかったんです。今も、日本語を楽しんでいます。よろしくお願いします!