• ライフ

2025.05.08

A28615

シンガポール国立大学(NUS)の学生の皆さんが「シンガポールのスポーツ界の関係」について、各々が自分の考えを語ってくれました。


シンガポールのスポーツ

 シンガポールは人口約600万人の裕福な国です。1965年に独立してから、毎回夏のオリンピックに参加しています。私たちの島国では、ジョギングやサッカー、バドミントンなど、様々なスポーツが盛んです。それに、数年前にはシンガポールがオリンピックで金メダル獲得しました。2016年に、ジョセフ・スクーリング(Joseph Schooling)がアメリカの伝説的なマイケル・フェルプスに水泳の試合で勝ちました。その後、ジョセフ選手はいきなり有名人になりました。

 しかし、水泳以外ではシンガポールはまだ多くのスポーツで失敗があります。たとえば、サッカーでは、シンガポールは東南アジア諸国連合(ASEAN)の地域トーナメントから追い出されていました。理由は、シンガポールと他国のサッカーチームが下手すぎたからです。

 次に、ジョセフ・スクーリング選手が成功しても、後の選手が続きません。結局、スポーツの天才は珍しいのです。それに、アスリートのキャリアサポートも不足しているそうです。

 現在のスポーツ界が今のようになったのは、誰のせいですか。国民に聞けば、絶対に国家のせいだと答えます。この意見はアスリートのサポート資金が不足しているからです。主に、政府がアスリートに投資をしていないし、シンガポールで若い才能を成長させることができないからだと思います。さらに、兵役のポリシーのために、男性国民は18歳になると、スポーツを辞めます。正直、私達の兵役のポリシーは韓国のより厳しいです。

 環境以外にも色々な問題があると思います。シンガポール人の態度を反省しなければならないんです。例えば、「なぜ他国がスポーツに大切しているか」です。私達はこの大切な問題がまだわかりません。

 

教えてくれたのは!


クオ・ルディ(Rudy Guo)さん
こんにちは! ルディと申します。専攻は日本研究で、今2年生です。 趣味は水泳と買い物です。私はもう2回も日本へ行ったことがあります。日本で一番大好きな場所はやっぱり諏訪湖です。すごく綺麗な景色でした… 数か月前、関学に留学しました。その時は私の初めての関西でした。もう一度和菓子を食べたいです… できれば、卒業の後で、日本で働きたいんです。違う言語、違う文化は面白そうだと思います。もう22年シンガポールで暮らしていますから、少しチェンジしたいんです。よろしお願いします!


シンガポールのスポーツ界の希望:問題

 シンガポールのスポーツ界には色々な問題があります。政府や、運動選手、普通の人など、みんなでスポーツの意識を変えなければならないと思います。

 先ず、一番大きな問題は政府の支援が足りないことです。適切で十分な運動施設や財政支援、そしてスポーツ環境とかはとても大切ですが、シンガポールでは良くないんです。スポーツをしていた友達によると、運動施設はありますが、大体不便な所にあるそうです。例えば、スケートリンクはカラン(Kallang)にありますが、とても不便な所です。運動施設から寮まで遠いし、帰ったらもう深夜だし、次の日学校もあるし、とても大変だそうです。時間がかかり過ぎたら、学校の勉強と練習のどちらにも集中できないので、何もできません。

 そして、どんなスポーツでも、練習代は高すぎます。いい練習のために、スポーツ指導者とか、海外大会とか全部はとても大切ですが、すごく高いです。例えば、バドミントンとクライミングの大会は色々な国にあります。運動選手は政府のサポートがなかったら、ほとんどの運動選手はスポーツの費用を払えません。

 次に、シンガポールでは男の人は2年間の国民義務(National Service)の兵役があります。男の運動選手は兵役の時、練習ができないので、良い状態が保てません。この理由でたくさんの選手は兵役の途中に引退していました。シンガポールはどんな成績でも、兵役を免除してもらえません。例えば、ジョセフ・スクーリング選手は2016年のオリンピックで金メダルを取りましたが、オリンピックが終わった後で、兵役に入りました。兵役が終わった後で、引退を決めたことを発表しました。たくさんの男の選手は若いのに、引退していました。とても残念だと思います。

 たくさんの若い選手たちとスポーツの意識は趣味かポートフォリオ(portfolio)のためだけにスポーツをしています。みんなは大体将来選手になる可能性がないと思っていますから、たくさんの選手は若い時、スポーツをやめてしまいます。特に、大学に入学した時、時間が少なくなって、勉強に集中するために、スポーツをやめるんです。私の友達は兵役と勉強のために、スポーツをやめてしまいました。シンガポール人は「大学で勉強して、卒業したら、いい仕事を探せるし、いい将来がある」と思っていますから、みんなは勉強は一番大切だと思って、スポーツを優先しません。

 最後に、シンガポール人とスポーツの意識はあまりよくないと思います。シンガポール選手を支援する人が少ないんです。外国選手はいつも勝っていますから、たくさんの人が外国選手を応援しています。シンガポール選手がオリンピックに参加しても、たくさんの人は「私には関係がない」と思います。

 以上はシンガポールのスポーツ界の色々な問題です。この問題に対処したら、オリンピックなどでもっといいスポーツの景色が見られるかもしれません。

 

教えてくれたのは!


ジェスリン・ロー(Jeslynn Low)さん
初めまして!ジェスリン・ローと申します。薬理学専門の4年生です。7年ぐらいから今まで、「メイプルストーリー」というゲームで遊んでいます。メイプルストーリーは色々な職業があります。私の職業は日本のメイプルストーリーからのカンナです。小さい時から、本を読むことが大好きです。10年前ぐらいに、初めてライトノベルを読みました。「魔法科高校の劣等生」というライトノベルを英語で読みました。それから、たくさんのライトノベルを読んでいます。今、一番好きなライトノベルは「Free Life Fantasy Online ~人外姫様、始めました~」です。今まで、英語でこのライトノベルを読んでいますが、私は日本語で読みたいです。ですから、今日本語を勉強しています。よろしくお願いします!


シンガポールのスポーツ界の希望:解決方法

 今のシンガポールの小学校、中学校と高校で一番重要なのは成績です。スポーツクラブがありますが、学生は趣味だけでスポーツクラブに参加します。学校でマラソンやサッカーなどのスポーツの試合もありますが、普通は楽しみのためだけでします。でも、スポーツの選手になるためには、子供の時から真面目に興味を持たせて、練習しなければならないと思います。ですから、学校でもっとお金やメダルがある試合を行うのは重要です。試合があれば、学生はもっと興味があって、もっと練習して、競争が増えて、スポーツの人気も上がるはずです。両親は子供が試合で勝ったのを知ったら、子供の興味をもっと応援するかもしれません。試合で優勝できなくても、学生の興味が上がったら、いいことになります。

 シンガポールの高校と比べたら、大学でテニスやボルダリングなど色々なスポーツをするチャンスがあります。でも、一番重要なのはまだ成績です。シンガポールの大学に入るには、いい成績をとらなければなりません。でも、アメリカや中国の大学に入るには、成績があまりよくなくても、スポーツの功績があれば、入学できます。ですから、今シンガポールでスポーツをしたくても、まず学校で勉強を頑張らなければなりません。大学に入る条件を少し変えて、スポーツも強調したらいいと思います。そうすると、スポーツに興味がある人が大学でもスポーツを続けられて、もっと練習して、将来スポーツ選手になるかもしれません。

 学校以外では、政府の応援も重要です。政府が学校やスポーツの会社と協力して、もっとお金があるスポーツの試合などをしたらいいと思います。私は大学でビデオゲームの試合に参加しましたが、2人に勝っても、ゲームのお金しかありませんでした。こんな試合で、もしお金やメダルがあれば、学生ももっと興味をもって、スポーツの評価も上がると思います。もしスポーツの試合だけで普通の生活ができたら、スポーツを仕事にする人とスポーツ選手の数は増えるはずです。 

 政府の応援で重要なのはスポーツの試合だけではありません。シンガポールの男性は高校の後で2年間の軍隊に入らなければいけません。でも、スポーツ選手にとって、その2年間はとても需要です。ですから、ルールを少し変えたらいいと思います。例えば、韓国と同じで、30歳までいつでも軍隊に入ることができれば、スポーツ選手の一番いい時期を無駄にしなくて、大切な試合などにも参加できます。もしスポーツ選手はオリンピックでメダルをとったら、軍隊の参加をキャンセルできるようにしたら、いい思と思います。

 シンガポールのスポーツ界は今存在しなさそうですが、学校と政府がもっと協力すれば、いつかシンガポールもスポーツの国になるかもしれません。

 

教えてくれたのは!

ルーク・チャング(Chang Yi Chen)さん
初めまして、ルーク・チャングと申します。材料工学科学の4年生です。趣味はボランティアをすることとビデオゲームをする子どです。私は日本料理と日本の文化が好きです。旅行の時、日本人と会話が出来るように日本語を勉強しています。去年イギリスに留学しに行って、色々な国に旅行することが出来ました。いい経験になりました。この写真はスコットランドで撮ったんです。よろしくお願いします!