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2025.05.07

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シンガポール国立大学(NUS)の学生の皆さんが「キャッシュレス決済と高齢化社会」について、教えてくれました。どんどん加速している問題の一つでしょうか。


キャッシュレス決済について情報

 キャッシュレス決済方法には、クレジットカードやデビットカード、スマートフォン決済など、様々な方法があります。どんな場合にキャッシュレス決済が使えますか。例えば、スーパーで買い物をする時、電車やバスに乗る時、食事をする時は、シンガポールで現金を使わないので、キャッシュレス決済で払っています。ATMで現金を引き出すのを忘れたり、現金が足りないとき、キャッシュレス決済はとても便利です。

 最近では、環境をもっと考えるようになっために、シンガポールではキャッシュレス決済がより一般的になりました。シンガポール金融当局によると、シンガポールで現金を使うのにかかるコストは、年間20億シンガポールドルだそうです。そのコストはお金をコピーするとか、チェックを発行するとか、現金を輸送するコストが含まれます。それで、2025年までに現金と小切手は使わないようにしたいと考えています。コロナの時、人の接触をさけるために、シンガポールの店でキャッシュレス決済がたくさん使われるようになりました。私たちは出かけたら、全然現金を使いませんから、現金を持っていなくてもいいですよ。

 シンガポール統計学部によると、97%の家庭で一度はキャッシュレス決済を使ったことがあるそうです。今、NUSの食堂の店でもキャッシュレス決済が使えるようになりました。店の前にQRコードがあって、学生が携帯電話でそのQRコードをスキャンすると、お金を払うことができます。2017年に、銀行に行かなくても、PayNowというシンガポールのキャッシュレス決済の一つを使えば、お金を送ったり、もらったりできるようになりました。最近では、どこでも様々なキャッシュレス決済のプラットフォームが使われています。

 キャッシュレス決済は便利ですが、チャレンジはあります。私はキャッシュレス決済で一度よくない経験をしたことがあります。現金をが使えないレストランへ行った時、その日は銀行のシステムが故障していましたから、キャッシュレス決済が使えなくなってしまいました。それで、近くの銀行で現金を出さなければなりませんでした。便利ですが、問題もあるんです。

 

教えてくれたのは!


コー・ガイピン (Koh Gai Pin)さん
初めまして!今年生命科学の4年生です。趣味はダンスです。私は犬が大好きで、家に一匹がいます!時間があったら、犬と一緒に遊んてしたり、散歩をしたりします。可愛いですから、たくさん写真を撮りました。これは犬の写真です。日本語の勉強理由は日本に旅行にいくとき、日本人と話したいです。難しいですが、日本語の勉強とても楽しみです。よろしくお願いします。


シンガポールの高齢化社会

 シンガポールでは20年前から高齢化が進んでいます。これはシンガポールで大きな問題の一つです。2030年までにシンガポールの25%は65歳以上になると言われています。たいていの高齢者はスマートフォンの使い方がわからないと言われています。

 しかし、シンガポールでは現金を使えない店が増えていますから、時々高齢者は買いたいものが買えません。シンガポール人は、買い物をする時「Paylah」と「PayNow」と言うアプリを使っています。これらのアプリは高齢者には使いにくいと言われていて、使いこなせる高齢者は少ないです。

 さらに、オンラインでの買い物もキャッシュレス化が進んでいて、高齢者にとっては使いにくいサービスになっています。私の祖父も現金でしか払えません。スマートフォンの使い方がわからないので、PaylahとPayNowも使いませんから。時々、その理由で祖父は家の近くのレストランで食べられません。祖父は宅配便も使いたいですが、アプリとウェブサイトの使い方もわかりません。本当に便利ですが、スマートフォンの使い方を習おうとしない高齢者もたくさんいます。この理由でだんだんシンガポールの高齢者の中でもスマートフォンを使いこなせる人とそうでない人の生活に差が出てきてしまうのです。


       
 例えば、私の家族はスマートフォンの使い方を祖父に教えたいですが、祖父にとって、使い方を習うことは本当に面倒くさいですから習いたくないと言って、家族もだんだん諦めてしまいました。でも、店員さんが優しい場合は、高齢者が払い方を知らなくても、店員さんが高齢者から現金をもらって、その後店員さんが自分の携帯でPaylahかPayNowで払ってくれる場合もあります。

 シンガポールの政治家は高齢者の生活の質の向上のための対策を考えなくてはいけません。今、高齢者のためのスマートフォンの使い方のクラスがありますが、あまり高齢者は行きたくなさそうです。そのクラスに通う理由がないし、スマートフォンは役に立たないし、面倒くさいと思っていますから。今問題を解決しないと、高齢者は段々と物を買えなくなってしまいます。

 

教えてくれたのは!


ベンジャミン・チョア(Benjamin Choa)さん
初めまして!ベンジャミン・チョアです。みんなからはベンと呼ばれています。ビジネスの2年生です。私の趣味は旅行と料理です。色々な国に行ったことがありますが、絶対一番好きな国は日本です。この写真は函館で撮った写真です。とても桜が綺麗だったし、気温も本当に完璧でした。よろしくお願いします。


お年寄りの皆さん、キャッシュレス決済にしよう!!

 キャッシュレス決済と高齢化社会の問題を解決するために、いい方法を考えなければなりません。今は2つあると思います。

 まず、政府がお年寄りのために、キャッシュレス決済のワークショップやセミナーを開くことです。そのイベントで、お年寄りがキャッシュレス決済のいい点と使い方がわかるようになります。イベントに申し込むと、傘やエコバッグなど無料のプレゼントがもらえます。その無料のプレゼントをもらえるようにすれば、お年寄りが大勢集められるはずです。詳しく、そしてわかりやすく説明すれば、今のお年寄りはテクノロジーを上手に使えるようになるかもしれません。

 お年寄りがキャッシュレス決済に慣れるまで、それは確かに長期的な作戦になると思います。でも、イベントを開いて、ヘルパーやスタッフと働く人をやとったら、お金がたくさん要ります。もしワークショップの内容が複雑なら、お年寄りはキャッシュレス決済の使い方を忘れてしまいます。それで、その内容を印刷して、お年寄りにあげれば、困っている時に読むと、役に立つヒントがすぐ思い出せます。

 次の方法はキャッシュレス決済アプリを使いやすくすることです。ボタンを押したり、金額を入力したりする間違いを防ぐために、アプリのシステムをもっと簡単にしたらいいと思います。例えば、シンガポールでは「Paylah!」というアプリがたくさん使われています。そのアプリで他の人にお金が送れて、買い物にもとても便利です。それに、QRコードを携帯カメラでスキャンしたら、指で押すだけ取引ができます。

 最後に、キャッシュレス決済はとても便利なので、お年寄りも使えるようになれば、生活はもっと楽になるはずです。

 

教えてくれたのは!


レオン・リム(Leon Lim)さん
初めまして!レオン・リムと申します。コンピューター科学の4年生です。毎日忙しくても、美味しい物を探すこと、キャラクター絵を描くのが大好きです。よろしくお願いします‼