2025.05.02
シンガポール国立大学(NUS)の学生の皆さんが「大学の食堂」問題について語ってくれました。
大学でご飯を食べましょう!
皆さんはホーカーセンターを知っていますか。シンガポールには特別な食べる文化があります。それはホーカーセンターの文化です。ホーカーセンターでは色々な料理を食べることができます。韓国料理とか、中国料理とか、たくさんの国の料理が食べられます。それに、そこの食べ物は美味しくて、とても安いです。S$4ぐらいで食べることができます。シンガポール大学(NUS)の食堂もホーカーセンターに似ています。それで、NUSの大学の食堂と日本の食堂はほとんど違います。NUSの食堂には色々な料理の店があります。日本食のカツ丼やカレーなどもあります。店のメニューも全部違って、毎日学生は別の料理が食べられます。でも、日本のは全然違うと思います。日本の食堂では、「食べたい物」ではなく、決まった「セットメニュー」の中から食べたい物を選ばなければいけません。学生は並んで、トレーを取って、好きなおかずとメニューを選んで、払って、食べます。一つの食堂にはカレーやラーメンなどで、メニューもだいたい日本料理です。NUSの食堂の方がもっと料理が選べます。
NUSには7つ食堂があります。それはフロンティア、プリンスジョージパックエアコン食堂、テクノエッジ、デッキ、テラス、ファインフード、フレーバーという食堂です。違う学部に、だいたい一つずつ食堂があります。一番人気があるのはUtownのファインフードと科学部のフロンティアという食堂です。
たくさんの寮の人はUtownに住んでいます。でも、寮の食堂は昼ご飯がないので、寮の人はほとんどUtownのファインフードで昼ご飯を食べます。そして、Utownで授業がある人も多いし、店もたくさんあって、大学生と観光客はよくUtownでご飯を食べます。それで、そこは人が多くて、人気があります。特に人気なのはマーラーという辛い食べ物の店です。
科学部のフロンティアなら、その食堂は大学病院の近くにあって、とても広いです。エアコンのあるセクションとないセクションもあります。昼ご飯の時、たくさん病院で働いている人はその食堂へ食べに行きます。私も科学部の学生ですから、よくその食堂へ食べに行きます。私のお勧めは中国料理の店です。その店の料理は美味しくて、安くて、毎日たくさん人が並んでいます。そして、科学部の学生は大学で一番多いし、それで、その食堂も毎日とても混んでいます。
それに、食堂だけじゃなくて、大学にはレストランもあります。18シェフとか、ファンというレストランです。時々、大学生は友達とレストランで食べます。でも、レストランで食べると、S$8ぐらいかかって高いですから、大学生は安い食堂でよく食べています。
7つの食堂とたくさんレストランがあるのに、毎日食堂に人がたくさんいます。NUSの食堂の食べ物は美味しいし、安いし、学校ではシンガポールの特別な文化も感じられます。でも、食堂の問題もあります。それは食堂で食べる人は多すぎることです。
教えてくれたのは!
リー・エスター(Lee Jing Hui Esther)さん
初めまして、エスターと申します。今、生命科学の3年生です。私は猫が大好きですが、飼っていません。この写真は日本で撮った猫の写真ですよ!趣味はアニメとドラマを見ることです。最近、ラブリーランナーという韓国のドラマを見ました。とてもおもしろいと思います。皆さん時間があったら、ぜひ見てみてください!今、日本語学習の目標は日本の文化をたくさん習うことです。日本の文化と私の知っている文化はどう違うか知りたいです。それに、アニメとマンガが好きですから、アニメとマンガがわかるようになりたいです。よろしくお願いします。
大学の食堂は今….
NUSの食堂は、学生が多過ぎるので、学生の数に対して席が足りていません。例えば、Techno Edgeという工学院の食堂は450席ありますが、すぐ混んでしまいます。特に昼ごはんの時間になると、多くの学生が授業が終わった同じ時間に出てくるため、食堂もすぐに混んでいます。座れる場所を探すのに時間がかかり、時々席が空くまで待たなければなりません。私もよくTechno Edgeで昼ごはんを食べますが、ご飯を持ってから席を探し回り、食べる時間が少なくなってしまったことがたまにあります。
次に、食堂ではいつも人が並んでいて、食べ物を買うのに時間がかかります。20分以上かかる場合もあります。並ぶ時間が長すぎて、次の授業に間に合わない場合もあります。それに、店によっての並び方が違うので、どの列が早いのかがわかりにくいです。例えば、ある店では注文するために並んで、その後に食べ物を受け取るために別の列に並ばなければならないことがあります。注文後に番号札をもらい、受け取る時には列に並ばなくていい店もあります。このような違いがあるため、どの店が一番早く食べ物がもらえるのかが分かりにくいので、短い列を選ぶのが難しくてとても不便です。
さらに、チキンライスやマーラーホットポットなどの人気があるメニューはすぐに売り切れてしまって、遅い時間に来た学生は食べたいものが選べないことがあります。授業や活動があるので、食堂に行く時間が遅いと、選べるメニューが少なくなってしまって、がっかりすることがよくあります。
これらの問題のせいで、食堂での食事が大変になっています。もっと席を増やしたり、待ち時間が分かるようにしたり、メニューを増やすなどの改善が必要です。そうすれば、学生たちはもっと楽に食事を楽しめるようになるはずです。
教えてくれたのは!
ス·シュエンシュエン(Su Xuanxuan)さん
皆さん、こんにちは!ス・シュエンシュエンです。データ科学と分析学の4年生です。音楽を聴くのが好きで、大体日本語の歌を聴いています。写真撮影も好きです。最近音ゲーに興味を持つようになったので、よくゲームセンターに行っています。日本語の歌が歌えるようになるために、日本語の勉強を始めました。もっと日本語について知ってから、だんだん興味が増えました。日本語や日本の文化をもっと深く理解できるようになりたいです。これからも頑張ります。
食堂が混んでいる状態
食堂が混んでいる状態で起きる主な問題は、待ち時間や座る場所の不足です。その上で、様々な問題も発生してしまいます。
学生は観光客と違って、授業を受ける必要があるんです。多くの場合は、食事を取る時間はクラスの間ですから、食堂が混んでいると、その貴重な時間がさらに削られてしまいます。注文できても食べる時間が足りないと、ストレスが溜まって生活や他の影響も出てくるはずです。
時間の問題について、もう一つ心配があります。個人的な経験からですが、もし次のクラスに間に合わないと判断すると、食事を取ること自体をスキップするようになるのは学生として珍しくないことです。自分も何度も経験したことですが、集中力や暗記力がその理由で下がることはよく覚えています。習慣になると、健康にネガティブな影響が出る可能性も高いです。
大勢の人が一か所に集まると、音量も問題になります。比較的小さな問題とはいえ、学生が心地よくて食べることができる環境は目指すべきだと思います。そんなに真面目に考えすぎなくても、混みすぎると人の安全にも関わります。今問題になっている観光客と学生がピークの時間に食堂に来ることは、事故を最低限に抑えるのに無視できない状態です。出入りする人の安全を保つためにも、こういう混乱の状況はなるべく避けるべきです。
今まで話した様々な問題は一つの原因から発生しています。それは大学の中心と少し離れた食堂も空いているのに、ほとんどの人はUTownやThe Deckなどの食堂にしか集まっていません。要するに、色々な食堂がNUSにはあるので、実はスペースが十分あります。現在の本題は、そのスペースを効率的に利用できていないことです。より効率的に人を分散すると、今ある問題も解決できるでしょう。
教えてくれたのは!
ネイサン・シュー(Nathan Xu)さん
皆さん、初めまして!アメリカ出身の留学生で、4年生のシュー・ネイサンです。最近の趣味はクライミングと読書で、もし同じ趣味を持っている方がいれば、是非お話しをしましょう!少し内気なところがありますが、皆さんと仲良く楽しく過ごせるように努力します!よろしくお願いします。
ソリューションは…
その問題について、ソリューションはアプリです。「食堂の混み具合を表示できるアプリ」というコンセプトとして考えます。NUSMART DININGやwherecrowded.sgなど似ているウェブサイトとアプリからインスピレーションを受けました。
例えば、NUSはNUSMART DININGというアプリがあります。それを使って、大学で近くの食堂を探したり、注文したりこともできます。無料で、便利で、学生にすごく人気があります。グーグルプレイストアによると、NUSMART DININGは10,000回ダウンロードされているそうです。私もよく使うことがあります。いつも急いでいるときは、食堂に着く前にアプリで好きなご飯を注文しているんです。
それ以外に、wherecrowded.sgというウェブサイトもあります。その名の通り、ショッピングモール、レストラン、そして駐車場の混み具合を教えてくれるウェブサイトです。しかし、そのウェブサイトは政府が持っているデータを使用しています。確かなデータですが、混みすぎている時、ウェブサイトが遅くなることもあるので、使いにくい場合もあります。
NUSMART DININGをよくするために、このwherecrowded.sgのファンクションは役に立つと思います。新しいアプリを作らないで、今あるアプリに食堂の混み具合を表示するファンクションを一緒にしたほうがいいと思います。この場合、難しいのは政府が管理しているデータの問題です。
大学の食堂にカメラを置くことができます。食堂が混んでいるかどうかを判断して、NUSMART DININGを使っている人が直接アプリで確かめられます。それはとても便利だと思います。もしカメラが不便なら、食堂の係員が判断することもできます。係員に任せるは一番安いソリューションですが、不便になるかも知れません。食堂では他の仕事もありますから。食堂が混んでいる場合は、アプリを更新する時間がないかもしれません。もっとお金や時間があれば、ヒートマップを使っているカメラを使ってみたいです。
結局、それは私たちのソリューションです。アプリを作って、学生の生活を便利にしたいです。
教えてくれたのは!
ショーン・ワン・ユー・シャン(Shaun Wang)さん
初めまして、ショーンと申します。日本研究の2年生です。日本の有名なアザラシを見に行くために、日本語を勉強しています。一度神戸に留学したことがありますが(今年7月に)、もう一度行きたいです。つまらないことかもしれませんが、Cygamesや、FromSoftwareなど将来日本のゲーム会社で働きたいです。ローカリゼーションに興味があります。どうぞよろしくお願いします。