2025.04.28
A28427
シンガポールに在住の皆様に、ぜひ知っておいていただきたい医療や健康に関するさまざまなトピックを、ラッフルズ・ジャパニーズクリニックの日本人医師が、図表やグラフなどを交えてわかりやすく解説します。
「鎖骨骨折」
図1
図2
図3
転倒などの外傷で肩周囲を強くぶつけた後、痛みや腫れが強く腕が挙げられない場合、鎖骨骨折をしているかもしれません。レントゲンを撮影すると、図1のような部位に骨折を確認することが出来ます。骨折している箇所が中央部に近く、ずれも少ない場合は図2のような鎖骨バンドで保存的に治療します。骨折部のずれが大きい場合は手術が行われます。いろいろな方法がありますが、図3のようにチタンのプレートで固定する方法もよく取られます。
《今回の担当ドクター》
総合診療・整形外科
長谷川 典子 医師
Dr. Hasegawa Noriko
京都大学教育学部卒業
日本医科大学医学部卒業
2010年10月より現職
日本救急医学会救急科専門医
日本旅行医学会認定医
日本整形外科学会会員
日本肩関節学会会員
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