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2022.06.29

シンガポールの歴史を学べるスポットを紹介

 ある場所や時代の文化や歴史を学ぶことは、ナショナル・ギャラリーの中だけにとどまらない。観光客でも、シンガポールのことをもっと知りたいという好奇心旺盛な地元の人でも、シンガポール中の通りやランドマークに隠された知られざる物語を体験できる、カスタムヘリテージトレイルにおすすめの場所を厳選して紹介する。さらに、シンガポールに何十年も滞在している人にとっては、ノスタルジーに浸る最高の旅になるはずだ。

Sepoy Lines Trail

写真提供:The Straits Times

 シンガポールには現在約12,000 ~ 15,000人のシク教徒がいるが、シク教徒の男性が身に着けるターバン(パグリとして知られている)以外に、彼らや彼らの文化について私たちは何を知っているだろうか?シンガポールで最も存在感の薄いコミュニティの一つであるシク教徒の歴史は、植民地時代とポスト植民地時代の軍隊や警察への貢献から始まった。このトレイルでは、旧アウトラム刑務所と海峡植民地警察から始まり、植民地時代のイギリスと軍のシク教徒、そしてシンガポールとの関係を興味深く探ることができる。
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Coastal Heritage Trail

写真提供:Roots.sg

 自然と遺産、これ以上の組み合わせはないだろう。世界地図で見れば北東の角にある小さな赤い点のこの国には、絵に描いたような美しい海岸線がある。この3.5kmのトレイルには、シンガポールで2つしかないマングローブ保護林の1つがあり、そこには多くの野生動物が生息している。また、海辺での休暇やアクティビティが人気を博した1950年代の、シンガポールのカラフルなリゾートライフを垣間見ることができる。週末には水上スキー大会や音楽、ダンスバトルなどが開催されていたそうだ。
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Bukit Brown

写真提供:Frank

 シンガポールには、中国国外では最大級の墓地があることをご存知だろうか? 1922年に開設されたブキット・ブラウン墓地は今年で 100年を迎え、歴史的建造物として称えられるにふさわしい場所だ。シンガポールで最も呪われた場所の一つと謳われる一方で、ワールドモニュメントウォッチで保存すべき場所の国際リストにも入っているのだ。戦前から戦後にかけてのさまざまな社会階層の中国人が眠る1万基の墓の中には、シンガポールの歴史における多くの重要人物が埋葬されている。このコースは、美しい自然スポットや隠れた「アバターの木」を発見できるだけでなく、教科書には載っていない、あまり知られていない過去の物語も教えてくれる。
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Jubilee Walk

写真提供:Building.co.uk

 タイムマシンを通してシンガポールを体験することに興味があるなら、ジュビリーウォークをお勧めする。この8kmのコースは、古代テマセクから植民地時代、急速な都市開発まで、過去、現在、未来を繋ぐものだ。アルメニア使徒教会(1853年建設)、シンガポール切手博物館、かつてマラヤで最初のメソジスト教会があった場所などを見学し、マリーナ・バレージで1日を終えよう。
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Toa Payoh Heritage Trail

写真提供:Pinterest

 ノスタルジックで象徴的なドラゴンの遊び場で知られるトア・パヨでは、(保存され洗練された過去を紹介する多くの遺産コースとは異なり)シンガポール人の日常生活を親密かつ率直に垣間見ることができる。参拝者のよく通る道を歩いて、シンガポール最古の寺院であるシュアンリン僧院とスリ・カリアムマン寺院を鑑賞し、コミュニティが一丸となって木の祠を保存した経緯について学ぼう。最後に、その場所に意味を与えるのは人であることに気づくかもしれない。
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出典::City Nomads