2022.04.29
海外で安心した乳幼児の子育てができるように、ママたちを全面サポートするコラムです。今回は、歯の治療から矯正歯科まで幅広く対応する山本医師が教えてくれます。
歯磨き中の事故
東京のデーターによると2016年から5年間の間で5歳以下の子どもが緊急搬送されたケースが約200件あったそうで、1年間でおよそ40人の計算になります。
年齢別でみると3歳前半までが多くを占めており、特に1 ~ 2歳のケースがピークという結果になっています。症状は軽症がほとんどですが、中には入院や生命の危険があったケースもあったとか。
原因の一つとして挙げられるのが、歯ブラシを口にくわえたまま歩いたり走り回ったりして転倒して事故を起こしたというのが全体の7割近くを占めています。早い時期から歯を磨く習慣をつけるのは大変に良いことですが、非常に危険です。怪我のほとんどが喉をつく事故ですから座って磨くなど工夫して、事故のないように歯磨き習慣をつけていきましょう。
最近では、歯ブラシの柄の部分にストッパーがついて喉に刺さらないような歯ブラシも売っています。家庭によって子育ての環境が違い、歯磨きをする時の状況も異なると思いますが、子どもが安全に歯磨きができるように目を離さないよう心がけましょう。
特に一人目の時は目が行き届きますが、二人目三人目がいるとついつい注意がそれてしまうことがあるので十分に気を付けてください。
今回の担当ドクター
歯科医
山本 能康 医師
診療範囲は子どもから大人まで幅広く診察を行っております。最近は歯並びが悪いケースが増えてきており、将来歯並びが悪くならないように赤ちゃんの時からの予防のアドバイスも行っております。どうぞこの機会にお越しください。また歯の治療や歯並びに関することなど何でもお気軽にご相談ください。
情報提供: Healthway Japanese Medical
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