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2022.02.11

シンガポールプレミアリーグ(SPL) 2022シーズンが先月ついに開幕しました!シンガポールのスポーツシーンを盛り上げるSPLでは、アルビレックス新潟シンガポール(以下、アルビS)で多くの日本人選手がプレーしているだけでなく、アルビSを経てローカルチームに”助っ人”として加入した日本人選手も活躍しています!もっとスタジアムでのサッカー観戦を楽しむために、今回はローカルチームに所属するアルビS出身選手をピックアップして紹介します。


バレスティア カルサFC


星野 秀平選手
1995年12月19日生まれ(26歳)

流通経済大学卒業後、2018シーズンにアルビSに加入した星野選手は、23試合で19ゴールを記録して得点王を獲得するなど、前人未到のシーズン無敗全冠に大きく貢献。2019シーズンに韓国リーグのチームへ移籍して1年間プレーした後、2020シーズンにバレスティアカルサFCへ移籍し、シンガポール復帰を果たしました。“ジャンボ”の愛称で親しまれ、球際の強さを武器にゴールに絡むストライカー。今季からはキャプテンを任され、ピッチ内外でチームを引っ張ります。


バレスティア カルサFC


谷口 遼弥選手
1999年8月31日生まれ(22歳)

ツエーゲン金沢史上初めてアカデミー組織からトップチームへ昇格した選手となった谷口選手は、2020シーズンにアルビSに加入。ボランチからセンターフォワードまでプレーできるユーティリティ性を活かして試合出場を重ねると、勝てば優勝となるシチュエーションで迎えた最終節で決勝ゴールを決めて、一躍ヒーローに。2021シーズンも中盤でボールをキープしてチームを前進させるプレーや、ゴール前で決定的な仕事をするプレーが評価されてベストイレブンへと選出されました。2022シーズンからはバレスティア カルサFCへと移籍した谷口選手に与えられた背番号はエースナンバーの”10″。クラブの期待を背負って試合に臨みます。


バレスティア カルサFC


近藤 蔵波選手
2002年7月6日生まれ(19歳)

セレッソ大阪 U-18在籍時、17歳で記録したJリーグ3部11試合出場1得点、16歳以下の日本代表メンバーとしてU-16アジア大会の優勝など堂々たる経歴を経て、2021シーズンにアルビSに加入。主にスーパーサブとしてゲームチャンジャーの役割を担った近藤選手は、ボールを持つと会場がざわつく試合があったほどの圧倒的なテクニックでゴールを量産し8得点を記録しました。2022シーズンからバレスティア カルサFCへと移籍し、星野選手、谷口選手とアタッカートリオを形成します。今シーズンも、会場全体に広がる高揚感を作ることができるでしょうか。


ホーガン ユナイテッド FC


山﨑 海秀選手
1997年7月12日生まれ(24歳)

山﨑選手はいわきFCから2018シーズンにアルビSに加入。怪我がありながらも、星野選手同様に全冠優勝に貢献しました。さらにアルビSでの2シーズン目となった2019年、ライオンシティ セイラーズFCに移籍した2020年、ホーガンユナイテッドFCに移籍した2021年と、3シーズン連続でベストイレブンに選出されました。主にディフェンダー・セントラルミッドフィルダーとしてプレーし、相手ボールを奪うだけでなく、ゴール前にも顔を出してチャンスに絡み、チームの攻守をつなぐ役割を担います。


ゲイラン インターナショナルFC


佐久間 理央選手
1997年4月14日生まれ(24歳)

流通経済大学卒業後、2020シーズンにアルビSに加入。とにかく大きな声で味方に指示をする姿はピッチ内の監督と言えるほど。どの試合でも必ず訪れる苦しい時間帯でチームを支えたのは、紛れもなく佐久間選手でした。2021シーズンはカンボジアリーグのティフィー アーミーFCでプレーし、今シーズンからゲイラン インターナショナルFCへと移籍。2020シーズンを知るシンガポールサッカーファンからはワイルドな風貌、そして明るいキャラクターに愛着があり、シンガポールサッカー界への復帰を歓迎されました。


ゲイラン インターナショナルFC


手塚 貴大選手
1998年6月25日生まれ(23歳)

筑波大学を卒業して、2021シーズンにアルビSに加入した手塚選手は、主にボランチで出場し、正確なパスやクレバーなプレーでゲームをコントロールし存在感を発揮しました。2022シーズンはゲイラン インターナショナルFCへと加入し佐久間選手と同様にチームの中心を担います。


タンピネス ローバーズ FC


仲村 京雅選手
1996年4月25日生まれ(25歳)

17歳以下の日本代表として U17ワールドカップに出場した経歴を持つ仲村選手は、2019シーズンにアルビSへと加入してチームキャプテンとして奮闘、ベストイレブンに選出されました。2020シーズンに現所属チームのタンピネスローバーズFCに移籍すると、意外性のあるドリブルや左足から繰り出される正確なパスを武器に、替えの効かないチームの中心選手に。2021シーズンはアジア最高峰の大会『アジアチャンピオンズリーグ (ACL)』で堂々たるプレーを披露したほか、2022シーズン前にはタンピネス ローバーズとの5年契約、そしてシンガポール国籍取得を目指すことを発表しました。


タンピネス ローバーズ FC


山下 柊哉選手
1998年4月16日生まれ(23歳)

常葉大学卒業後、2021シーズンにアルビSに加入。チームを後方から盛り上げるディフェンスリーダーとして活躍し、ベストイレブンに選出されました。今季からタンピネス ローバーズFCに移籍した山下選手の武器はなんといっても打点の高いヘディング。相手の攻撃を跳ね返すだけではなく、コーナーキックやフリーキックなどセットプレーのターゲットとなってゴールを脅かす姿に要注目です。


タンジョンパガー ユナイテッドFC


西口 黎央選手
1997年8月21日生まれ(24歳)

中京大学卒業後、2020シーズンにアルビSに加入。開幕から5試合連続ゴールを記録するなど、チームの優勝に貢献しました。2021シーズンにタンジョンパガー ユナイテッドFCに移籍すると、リーグ全試合フル出場で9ゴールを決めて存在感を示しました。スピードに乗ったドリブルやパワーを活かした強烈なシュートが魅力的なウインガーとして活躍する西口選手は更なる活躍を期して2022シーズンに臨みます。


番外編
SPLにはアルビSの選手を含め、多くの日本人選手がプレーしていますが、アルビSを経由せずにローカルチームに加入し、活躍している選手がいます!

タンジョンパガー ユナイテッドFC


西川 翔大選手
1993年9月21日生まれ(27歳)

筑波大学卒業後、モンテネグロリーグでのプレーを経て、2020シーズンにタンジョンパガー ユナイテッドFCに加入。2014シーズン以来のリーグ復帰を果たした同チーム初年度では、チームは勝利することができなかったものの、豊富な運動量と基礎技術の高さを活かしてさまざまなポジションで活躍。2021シーズンは主にサイドバックとして出場し、クラブにとって2,361日ぶりの勝利などに貢献しました。ベストイレブンの受賞こそならなかったものの安定感のあるプレーぶりを見せた西川選手に対し、国内での注目度は今シーズンも高くなっています。