アーティチョークのシェフが、何でもかんでも “おまかせ” にするこだわりから生まれた「パン寿司」

　中東料理の人気店のオーナーが、食の常識をくつがえすべく、また新たな奇抜な発想で動き出した。

　Artichoke レストランのオーナー Bjorn Shen 氏のテストキッチンは、1月18日から新しい広い場所でパン寿司を提供する予定だ。「Small’s(スモールズ)」と呼ばれるこの店は、彼が昨年オープンした「創造性の空間」であり、実験場でもある。

　「私は Small’s を単なるピザのおまかせ料理店にするのではなく、創造性のあるスペースにしようと決めた」「そのアイディアはシンプルで進化し続け、料理のルールを破り続け、新しいものを作り続けることだ」とShen氏は発表の中でこう語っている。
チキンナゲットおまかせや鍋おまかせなどのアイディアも出たが、Shen氏は寿司飯の代わりに、長時間熟成させた生地を焼く、揚げる、蒸すなど様々な方法で調理することにした。

　おまかせのメニューは、おつまみ3種、パン寿司8 〜 10種、鍋1種、スイーツ2種を予定している。新しい食材やアイディアに対応するため、すべて日替わりで提供するとのこと。

　デンマークのスモーブロー、スペインのピンチョス、イタリアのクロスティーニをイメージしているそうだ。

　料理や価格についてはあまり明らかにされていないが、オープニングメニューには、軽く炙ったヒラメのヒレと青パパイヤの炒め物、鮟鱇(アンコウ)の肝に削り節をのせた、炭火焼きのパンの上にのせたサラダなど、調理されたものから生食まで、魚介類が用意されている。

　小さなスペースからスタートした「Small’s」は、現在、アーティチョークから2キロほど離れたビルの 2階にある居心地のよいフラットで営業。予約は1月18日からオンライン(www.bjornshen.com/smalls)で受付中だ。

Small’s
115 King George’ s Ave, #02-02, Singapore 208561

出典：COCONUTS