• アルビニュース
  • ニュース

2022.01.12

アルビレックス新潟シンガポール(以下:アルビS)は2022シーズンの新監督に、昨シーズンはテクニカルダイレクター(TD)として活躍された吉永 一明氏の再就任を発表! 2018年に前人未到の”無敗全冠”を成し遂げた吉永監督が今季目指すこととは?



吉永一明  KAZUAKI YOSHINAGA
福岡県北九州市出身

《指導歴》
アルビレックス新潟(日本)の監督をはじめ、アビスパ福岡、清水エスパルス、サガン鳥栖、ヴァンフォーレ甲府などのJリーグチームで指導。アルビSの監督として指揮をとった 2017、2018シーズンでは、2年連続全冠達成を成し遂げる。中高生など育成年代の指導経験も長く、山梨学院大学附属高校では全国高校サッカー選手権優勝を果たし、これまでに多くのJリーガーを輩出している。
2021シーズンにアルビSテクニカルダイレクターを務めたのち、2022シーズンから再度監督に就任
《資格》
第一種体育教員免許(中学 ・ 高校)、日本サッカー協会公認 S 級ライセンス
《趣味》
スポーツ観戦

 

まずはTDとしてご活躍された2021シーズンについてお伺いします。二位という結果をおさめたアルビSについて、どのように結果を捉えていらっしゃいますか?
 非常に悔しいシーズンでした。選手の怪我などアクシデントもありましたが、自分たちでこの結果を変えられるきっかけはシーズン中にいくつかあったと思います。そのタイミングで私自身も外側からのサポートを試みましたが難しい状況でした。
 最終的には自分たちで招いた結果であり、真摯に受け止めるしかないと思っています。最後まで我々を信じて応援してくださった皆さまに申し訳なく思います。

 

そんな2021シーズンを経て、今季の監督を引き受けた理由はズバリどのような点でしょうか?
 もちろん昨シーズン獲れなかったタイトルを再び獲得するためにチャレンジしようと思いましたが、それだけでなく常にタイトルを目指すチーム、全員がステップアップするために切磋琢磨していける雰囲気を感じられる場所にしたいと強く思ったことが一番の理由です。

 

2018年以来の監督就任となります。当時と比べてSPLのレベルや規模はどのように変化を遂げたと考えていますか?
 特にここ二年はコロナ禍でリーグ短縮やカップ戦が実施されないなど年間の試合数が少なかったり、ブルネイDPMM FCが参加出来なかったりと選手たちにとってもやや物足りない部分もあるかもしれません。しかし、ライオンシティ・セイラーズのような予算規模の大きなビッグクラブでACLに出場するチームが出てきたことは周りにとっては良い刺激になると思います。

 

同様にアルビSについても変化を感じたことがあれば教えてください。
 我々クラブの変化についてはこれまで掲げてきた目標や考え方は変わらないと思いますが、その取り組みや本気度という点では選手、スタッフともにまだまだやれることはあるのではないかと感じています。

 

吉永監督としては当時の取り組み方は変わっていくのでしょうか?
 基本的にスタンスは変わりません。ただ選手は変わりますので、常にそうですが、目の前に居る選手たちにとって一番適した方法で目標を成し遂げられるようにサポートしたいと考えています。

 

アルビS監督就任リリースの際、「Get it back」=「タイトル奪還」と目標を掲げられています。特に強く選手に求めていきたいことはどのようなことですか?
 タイトルを獲ることは一番ですが、その目標を達成するためにはタイトルにふさわしいチーム、選手になることがもっと大事だと考えています。
 それは日常のトレーニングに表れるものですのでみんなでそういう雰囲気を作っていきたいと思っています。

 

ちなみに今季の編成を担当されたのは吉永監督でしょうか?
 そうですね、すべての選手と直接話をさせていただきました。

 

重視したことはどのようなことですか?
 オンラインや電話でいろいろな話はさせていただきましたが、特に1シーズンしかプレー出来ない大卒選手にはそこに覚悟を持ってチャレンジする意思があるかどうかを問いました。そして最終的にそういう覚悟を持った選手たちが集まってくれたと思っています。

 

加えてオーバーエイジ枠として李忠成選手の加入が発表されました。吉永監督が李忠成選手に期待するプレー・役割を教えてください。
 もちろん得点することです。ストライカーとしての役割を期待しています。
 また素晴らしいキャリアを築いて来られた選手ですのでその経験を若い選手たちに感じてもらい大きな刺激になってもらえばという期待もあります。

 

ちなみに今季ライバルだと考えるチームはありますか?またその理由を教えてください。
 ライオンシティ・セイラーズです。昨シーズンのチャンピオンであること、今シーズンACLへ出場するチームであることが理由です。

 

さて、シーズン開幕戦でいきなりタイトルをかけたコミュニティシールドが二月に開催されます。どのようにプレシーズンで準備を進めていきますか?
 選手全員が怪我なく、チームとして迷わずプレーできるような状態でゲームを迎えたいと考えています。

 

ぜひ、コミュニティシールド、リーグに向けて意気込みをお願いいたします。
 すべての試合に勝つ為に全力を尽くしたいと思います。
 そしてスタジアムにお越しいただいた皆さまにまた観に来たいと思っていただけるようなゲームが毎試合出来るように全員で準備していきたいと思います。

 
*「J+Plus」は、Albirex Niigata FC(S) のオフィシャルメディアパートナーです。