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2021.11.25

スクールホリデーシーズンを迎える12月。日本への一時帰国はもう少しお預けと考えている家庭も多いことだろう。お子さんの休みをどう過ごそうか、頭を悩ますところ。今回は家族で、カップルで、一日中遊べるおすすめのスポット、不思議いっぱいのシンガポール科学館をエリア別に紹介しよう!


Science Centre Singaporeの旅


 シンガポール西部エリアMRT Jurong East駅から徒歩圏内にあるサイエンス・センター。ここでは、様々なアトラクションと展示物があり、教育プログラムやイベントを独自に組み合わせ、化学、技術、エンジニアリング、数学の素晴らしさを教えてくれる場所だ。子どもたちは遊びの中で学んだり、体を使って体験したり、日常で感じる「何で?」という考える力を身につけることだろう。では早速、見ていこう!
 


1. Butterflies Up-Close (バタフライズ・アップクローズ)

 シンガポール初の屋内にある蝶の保護区になっており、ここでは、蝶が卵から美しい羽を持つ大人になるまでの過程を観察できる。5つの体験ゾーンに分かれ、500匹以上の生きた蝶を間近で見ることで、より深く蝶の生態を理解することができる。蝶が飛び交うエリアでは、シンガポール国民に人気のあるアゲハ蝶「Common Rose(コモン・ローズ)」を間近で見ることも魅力の一つ。黒い羽に赤い斑点がある美しい蝶だ。


 


2.Professor Crackitt’s Light Fantastic Mirror Maze (クラキット教授のライトファンタジックミラー迷路)
 大人も真剣になってしまう、大きな鏡の迷路だ。無限の反射、終わりが見えない廊下、変化するライトの色に神秘的な体験ができる。広大な研究所で迷子になってしまったペットのオウムをクラキット教授と一緒に探す旅に出よう!3色のライトが反射したり、混ざったり、様々な色の影を作ることができる。旅の途中で立ち止まって方向転換しながら、教授の気まぐれな発明品の数々をチェックしてみよう。くれぐれも慌てて自分にぶつからないように!


 


3.Omni-Theatre (オムニシアター)
 東南アジア初で最大のシームレスドームスクリーン(直径23m)を備えており、世界で最も明るく最新の8Kデジタルフルドームシステムを採用。多くのデジタルムービーや科学教育者によるプラネタリウムのライブショーなど、2つの技術を駆使した没入型の施設で、教育と娯楽が一体化した「エデュテインメント」が楽しめる。現在上映中のデジタルムービーは、「Dinosaurs of Antarctica(南極大陸の恐竜たち)」。数億年前に遡り、奇妙な恐竜や巨大な両生類が闊歩していた南極大陸の森や深い沼地へ、観ている我々も一緒に旅するストーリーだ。迫力ある映像をぜひ体感してほしい。


 


4.Snow City (スノーシティ)

 シンガポールで唯一の常設屋内スノーセンターで、北極圏の雰囲気を味わうことができる場所だ。この南国シンガポールで一年中雪の体験ができる貴重な施設には、北極圏の展示、実物大の雪像、アドレナリン全開の60メートルの雪の斜面を滑り降りるスライダーなど、氷点下の環境の中で、ユニークな体験をすることができる。最新アトラクションは、シンガポール初の氷のホテル・ギャラリーの体験だ。「Singapore Book of Records」に正式に認定され、有名な氷の彫刻家ジェフリー氏が細心の注意を払って彫った5つのテーマ別の氷と雪のアート・インスタレーション・ゾーンがある。マイナス5度の寒さの中で、優雅な「デイケーション」を楽しもう!


 


5. KidsSTOPTM (キッズ ・ ストップ)
 ここは8歳以下の子どもたちを対象とした、チルドレンズ専用のサイエンスセンターだ。子どもたちが想像し、体験し、発見し、夢を持つことができるように、目的に応じた遊びを通して豊かな体験を提供してくれる。3,000m2の広さに安全で快適な20以上の展示があり、子どもたちが遊びを通して学べる場所だ。


 


Coffee Bee [コーヒー・ビー]
@The Annexe, Science Centre Singapore


 疲れる前に休憩しよう!「Kaya andCoffee Toasts(カヤトーストとコーヒーのセット)」や、ビーフンを使った「Mee Siam(ミーシャム)」、「Laksa(ラクサ)」など名の知れたローカルフードを専門に扱うコーヒーショップだ。「Pumpkin Ramen(パンプキン・ラーメン)」もおすすめ。
 

Phoenix Indian Restaurant
フェニックス・インディアン・レストラン
@Lobby, KidsSTOPTM/Omni-Theatre


 2010年のオープン以来、北インドと南インドの伝統的な料理を提供しており、フレンドリーなサービスと本格的な料理が定評。フィッシュヘッドカレー、バターチキン、ナンブレッドなどの伝統的な人気メニューが並ぶ。

 


おまけ
 科学館を出たところには「The Curiosity Shop and Astro Shop」ギフトショップがある。ここでしか手に入らない研究グッズがたくさんあり、子どもたちの目を引く。子どもたちが科学・技術・工学・数学を発見し、学ぶ喜びを体験できるようなエデュテインメント・キットの限定コレクションを取りそろえている。例えば、5歳以上の子どもには、「Simple Machine Kit」を使うと、力と運動の関係や、可動部がない、または少ない装置がいかに作業を容易にするかを学ぶことができる。ここで終わりではなく、自宅でも科学学習が続けられるように多くのキットがある。この時期、クリスマスプレゼントにも良さそうだ。
 


Science Centre Singapore
住所:15 Science Centre Road, (S)609081
TEL:6425-2500
開園時間:10:00~17:00
休館日:12月は無休
🌎:www.science.edu.sg
Snow City Singapore
住所:21 Jurong Town Hall Road, (S)609433
TEL:6560-2306
開園時間:10:00~17:00
休館日:12月は無休
🌎:www.snowcity.com.sg