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2021.07.30

アジアの秀才と旅する「シンガポールの旅」
アジアトップレベルの学力を誇るシンガポール国立大学(NUS)に通う、日本語履修の学生がシンガポールを散策。今回は、街でよく見かけるストリート・アートを巡り、作者の思いも一緒に紹介してくれます。街歩きが楽しくなりますよ!


ストリート・アートとフードの旅

皆さん、こんにちは!私の名前はジャン・ジンハン(Zhang Jinghan)です。NUSの建築学の四年生です。私は日本のバラエティーや映画を見るのが大好きです!そして、芸術のことにもすごく興味があります。今日は私と一緒にストリート・アートとフードの旅に出ましょう!


チャイナタウン (Chinatown)


チャイナタウン(Chinatown)は19世紀に、中国からの移民が集まった街でした。今、この古い街にたくさん違う文化の人が住んでいます。ここで、仏教寺院、イスラム教のモスク、そしてヒンズー教の寺院が全部見られるので、世界でもとてもユニークなチャイナタウンです。


このテンプルストリート (Temple Street) にある作品には昔のチャイナタウンの生活の様子が描かれています。昔、京劇(チャイニーズオペラ)がとても人気のエンターテインメントでした。お年寄りも、男の人も、女の人も、そして子供も、だれもが京劇に魅了されました。
 


これはイップ・ユー・チュン(Yip Yew Chong)さんの作品の一つで、ラッキー・チャイナタウン(Lucky Chinatown)の後ろに隠れています。中秋祭りの様子が描かれています。この祭りのことを知っていますか?綺麗なランタンの下で、夫婦がムーンケーキ(月餅)とザボンを楽しんでいます。子供たちが一緒にランタンを見ています。
 


この「手紙を書いている人(Letter Writer)」というストリートアートも有名です。スミス・ストリート(Smith Street) にあります。同じアーティストによって描かれました。昔、チャイナタウンに住んでいる移民は学校へ行くチャンスがあまりありませんでした。それで、国の家族や友達に手紙を送りたければ、字が書ける人を探して、その人に助けてもらって手紙を書きました。
 

次に紹介するのは三水婦女(Samsui women) と呼ばれた人の絵です。バンダ・ストリート(Banda Street)にあります。三水婦女は中国の三水区からシンガポールへ来て、建築の仕事をしました。三水婦女は中国語で「赤いバンダナ」という意味です。それは、衛生のために、彼女たちはいつも赤色な布をかぶっていたからです。

 

チャイナタウンでおすすめの料理は「日日红麻辣香锅」(Ri Ri Hong Mala Hotpot)です。ピープルズ・パーク・コンプレックス( People’s Park Complex)にあります。「麻辣香锅」は「スパイシーな香りの鍋」という意味です。自分で選んだ色々な肉と野菜をたくさん唐辛子と数種類のスパイスで炒めてから、ご飯と一緒に食べます。辛い食べ物に自信がなかったら、「Xiao La」(小辛)と言って注文してみてください!

 


カンポングラム (Kampong Glam)


二百年前、カンポングラムはマレーの貴族が住んでいた地区でした。今、昔のショップハウスが保護されて、色々な面白い店になりました。モダンなアート・ギャラリー、カフェとバー、そして伝統的なカーペットの店と鍛冶屋などがここに一緒に存在していて、魅力的な街になりました。ここもインスタ映えする写真のいい場所ですよ!
 


カンポングラムで一番人気があるところは「ハジレーン」(Haji Lane)です。シンガポールの有名なインディーズ地区になっていて、若い人向けのおしゃれなストリート・アートがたくさん見られます。この作品はたぶんハジレーンで一番有名なストリート・アートです。「Piedra Negra」というメキシコレストランに委託されて、メキシコの先住民族「Aztez」の絵が長い壁に詳しく描かれました。
 


オフィール・ロード(Ophir Road)の向こうに同じアーティスト、ジャバ(Jaba)さんによって描かれた巨大な作品がもう一つあります。とても大きいので、いつも前の木に隠れてしまいます。絵の全部が見たければ、少し後に下がらなければなりません。
 


ハジレーンにあるこのベーカリーの柱と壁はファンキーなポップアートで飾られています。アーティストのイドリス・ジョホール(Idris Johor)さんの作品はいつも「気持ちがいい」と評価されます。この絵には「私の作品をみて笑顔になってほしい」と言うイドリスさんの気持ちが表れているからです。美味しいパンのために並んで待ちながら、素敵な絵が見られたら、やはり気持ちがよくなりますね!
 

次はバグダッド・ストリート(Baghdad Street)に隠れている「宝石を散りばめた」(Bejeweled)という作品です。昔、この街は宝石と貴重な石の商売で有名でした。多くの宝石の匠人と金細工人がこの街で働いていました。この作品は彼らに敬意を表するために描かれました。

 

歩くのに疲れたら、とても人気がある飲食店、カンポングラムカフェ(Kampong Glam Cafe) で少し休んでください!ローカルのマレー料理で有名です。ナシレマッ (Nasi lemak)、ロントン(Lontong)、そしてテー・タリック (Teh tarik)など、色々なオプションがあります。夜の時、ぜひ屋外席に座って、オーセンティックなマレー料理を食べながら、カンポングラムの魅力的な雰囲気を楽しんてみてくださいね!

 


リトル・インディア (Little India)


昔、リトル・インディアはインドから来た牛の家畜商が住んでいた街でした。もっとインド移民がだんだんここに集まると、いつの間にか牛の取引以外の産業が成長して、ヒンズー教の寺院も建てられました。この牛が主役になった作品は、Little India MRTの出口Eを出るとすぐ見られます。インドでは、牛は神聖な動物なので、この絵にも牛が幸運を運んでくるという意味があります。
 


この「伝統的な貿易」という作品は、ベリリオス・レーン(Belilios Lane)にあって、過去にどんなビジネスがあったか説明しています。ドービー(洗濯屋)、オウムの占い師、そしてミルク売り手は全て何十年も前のリトル・インディアでは重要なビジネスでした。
 


このアート作品は現在インドから来た出稼ぎ労働者に捧げられたものです。就職先が多くて高い給料がもらえるために、シンガポールの建築産業で働いています。ジャスミンの花は彼らの成長と家族を支える決意を象徴しています。チャンダー・ロード(Chander Road)で見つけられますよ!
 


この「毎日の配達」という絵セラングーン・ロード(Serangoon Road)にあって、昔のティフィン(Tiffin、金属製のお弁当箱に入れた弁当)ビジネスに敬意を表するために描かれました。伝統的なテーマですが、未来的な車両も見つられます。過去と未来を組み合わせるなんて、すごい想像力ですね!これも前述のジャバさんの作品ですよ!
 

次のおすすめの店はインド料理の店ビスミラ・ビリヤニ(Bismillah Biryani)です。ダンロップ・ストリート(Dunlop Street)にあって、Rocher MRTから4分歩けば見つけられます。香り高いバスマティご飯、柔らかいマトンなど、全部エキゾチックな味ですよ!数年前パキスタンから移民した店の主人は「これはシンガポールで一番のビリヤニ!」と言っています。ミシュランガイドにも載ったんですよ!

 


まとめ
シンガポールと言えば、大体厳しい規則のイメージがあります。でも、こんなに多くのストリート・アートがあって、本当にびっくりしました。ストリート・アートにシンガポールの過去と現在の姿が記録されているのは、とても価値があると思います。