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2021.10.22

10月12日に開催された「FAS Awards Night 2021」において、シンガポール・プレミアリーグ年間アワードの受賞チーム・選手が発表されました。アルビレックス新潟シンガポールからゴールデングローブ賞、ベストイレブン賞が選ばれたほか、チームは6年連続となるフェアプレー賞を受賞しました。(本文:敬称略)


左から、#5 橋岡和樹選手、#4 山下 柊哉選手、#7 谷口遼弥選手、#1 古賀貴大選手

 

ベストイレブン受賞、おめでとうございます。そして率直な思いを教えてください。

山下・・・素直に嬉しい気持ちです。1年間通して、継続的に毎試合ベストパフォーマンスをするための準備を全うした結果がこの賞の受賞に繋がったと思います。

谷口・・・僕もベストイレブンに選出いただいたことを素直に嬉しく思います!ありがとうございます。

橋岡・・・とても光栄です。

 

橋岡選手は2年連続受賞ですね。

橋岡・・・はい、1年間パフォーマンスを維持する難しさを知っているので、今年も受賞できて、とても嬉しいです。チームメイトや関わる全ての皆様のおかげです。まだまだ未熟ですがこれからもこの賞に見合う活躍をみせていきます。

#5 橋岡和樹選手

 

そして古賀選手はベストイレブン選出と同時に新設されたゴールデングローブ賞の初代受賞者となりました。

古賀・・・このような評価を受けられたことを嬉しく思います。プロになって3年目のシーズンでしたが、これまでやってきたことが少しは結果として出たのかなと思って嬉しい気持ちでいます。

#1 古賀貴大選手

 

チームとしては優勝に惜しくも届かず2位でした。

谷口・・・はい、このチームが始動してから優勝を目標にして1年間戦ってきたので、最終的に一歩届かず悔しい思いが強いです。

古賀・・・1年で選手が多く変わるチームなので優勝することの難しさがあると思います。その中でも自力で優勝を掴み取れるところまで来ていたので、最終的には逃す形で終えてしまって悔しいです。この悔しさをこれからのサッカー選手としての人生にいかしていければと思います。

橋岡・・・優勝を取る実力は十分にあったと思っています。その分チームキャプテンとしてまだまだ足らない部分があったのが事実です。ですが決して下を向くような結果ではないと思うのでこれを糧にもっと成長していきたいです。

山下・・・『あの時のあの試合が』と後悔することは簡単です。ただ、その経験が無駄ではなかったと思えるように、更に精進していかなければなりません。

 

さて、2021シーズンに臨むにあたりそれぞれの中で目標・チャレンジがあったと思います。目標達成度はいかがでしたか?

橋岡・・・キャプテンとしての自分とプレーヤーとしての自分の二つの部分でチャレンジをしました。キャプテンとしては選手一人ひとりとコミュニケーションを取り、良いものを生み出そうと努力しました。プレーヤーとしては運動量や闘う部分を強く意識しましたね。どちらも充実して出来ていたと思います。しかし求めていた結果に届かなかったので努力が足りなかったという思いです。

山下・・・僕自身、プロ一年目が海外ということがもう既にチャレンジでした。当然ですが、対戦相手には日本人とは全く異なる選手がいて、その選手と対戦することは今後、自分の選手としての幅を広げるためにもとても良いチャレンジだったと思っています。

古賀・・・そうですね、僕にとっても、コロナ禍で海外にでてサッカーをするということがまず大きなチャレンジでした。また、日本でのプロ生活2年間で試合に絡めなかったという悔しい想いを持ってシンガポールにきました。その意味では全試合に出場して、優勝こそできなかったですが、ファン・サポーターや日本からも応援してくれている方にも活躍を届けることが少しはできたのではないかなと思っています。

谷口・・・僕は10ゴール10アシストと具体的な数字を目標に定めて今シーズンプレーしてきました。チームの目標と同じく、そこにも一歩届かない結果に終わったしまったので、より日々のトレーニングから意識してやりたいと思います!

#7 谷口遼弥選手

 

ありがとうございます。また、2021シーズンの中で印象深いシーン・試合を挙げるとしたら何ですか?

古賀・・・9月17日(火)のセイラーズ戦でしょうか。勝てば大きく優勝に近づく、逆に負ければ自力での優勝が難しくなる1戦で、多くのファン・サポーターがスタジアムに駆けつけてくれて今年のシンガポールプレミアリーグで1番盛りあがった試合じゃないかなと個人的に感じてます。

谷口・・・僕の中で1番印象に残ってるシーンはこの試合で後半アディショナルタイムに決めた同点ゴールです。

古賀・・・僕もあの瞬間は忘れることの出来ないシーンかなと思います。全員でもぎ取ったゴールで、あの瞬間がほんとにサッカーのいいところだと思いますしチームが一体となって取った1点だと思います。

谷口・・・とても興奮しました。結果は引き分けでしたが、印象深い試合です。

橋岡・・・僕もこの試合を挙げたいです。その時のチームとして闘う気持ちを多くの選手がプレーで表現できていたと思います。

 

山下選手はいかがですか?

山下・・・僕にとってはホーガン ユナイテッドの土井選手との対戦がとても印象的です。今シーズンのMVP&得点王に輝いたとても素晴らしい選手なのですが、実は大学時代の先輩なんです。大学の時からとても仲良くしてくださっていた土井選手と海外で対戦するということはとても感慨深いものでした。

#4 山下 柊哉選手

 

リーグ戦を終了し、来シーズンに向けての準備をスタートしていると思います。来季・今後の目標を教えてください。

山下・・・個人的に今後ACLに出場したいという目標があります。そのためにもっと個人としてのレベルアップはもちろん、英語能力も向上させなければならないと思っています。

谷口・・・僕もどの国でもどんな環境でも活躍できるようにしたいです!

橋岡・・・選手としても人としても価値を高め、多くの人に良い影響を与える人間になりたいです。サッカー選手としては高いレベルでプレー出来るよう努力していきます。

古賀・・・実はあまりこうなりたいとかここを目指すとかいった目標を持つということがないんです。短期的な目標で例えば優勝するとか、ベストイレブンに入るといった目標は持ちますが、大事にしてるのはその一瞬、今を大事にするといったことを意識していて。その繋がりが最終的に結果としてついてくるのかなと考えてます。

 

最後にシンガポールでスポーツに取り組む子どもたちや親御さんに向けてメッセージをお願いします。

谷口・・・サッカーをすることを通して皆さんを勇気づけられるように頑張っていきます。皆さんはまずは楽しく自分の好きなスポーツに向き合ってください!

古賀・・・僕はここまで親の支えなしでは来ることはできませんでした。本当に家族には感謝してますし、そのおかげで頑張ることが出来ています。なんでも親子で楽しむことは大事だと思いますし、実際僕は親と一緒にサッカーを幼い頃から楽しくプレーしてきました。僕もまだまだ頑張ります!皆さんも一緒に頑張りましょう!

山下・・・目標を常にぶらさず持ち続けることがとても重要だと思います。さらにそこに向かって、自分を信じ続け、何事も楽しむことでその目標に近づけると思います。苦しい時もあると思うのですが、上手くいかない時こそ笑うようにしています。乗り越えられない壁はないということです。一緒に頑張っていきましょう!

橋岡・・・コロナ禍で上手くいかないことばかりですが、今やっているスポーツの楽しさだけは忘れないでください。さらに自分を信じて沢山のことにトライしてみてください。皆さまのご活躍を心から願っています。

ありがとうございました。そして、2021シーズンお疲れさまでした!

*「J+Plus」は、Albirex Niigata FC(S) のオフィシャルメディアパートナーです。