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2021.01.27

シンガポール国立大学(NUS)語学教育研究センター(CLS)日本語履修生が日本語で様々なトピックを綴ります。


日本の不思議な食べ物

 外国人が日本について考えた時、規律、規則などがたくさんあると考えるのは普通だ。特に、会社と家の中で、上の人を尊敬することは大事なことだ。空気を読まないといけないという言葉もよく聞く。これだけだと、日本人は多分想像性や独創性を持っていないと思われるかも知れない。だが、よく考えたら、世界で知られている四角いスイカやASIMOロボットのような不思議な商品、食べ物、漫画のストーリーなどは多くの日本人が発明したものだ。日本人はどうやってこのような奇妙なアイデアを考え出すのだろうか。

 世界中でよく知られているチョコレートの一つはキットカットだ。シンガポールで売られているキットカットの味は普通4、5つしかない。だが、二年前に日本へ行った時、成田空港には10種類以上あった。色々な味のキットカットが日本にあることは知っていったが、そんなに多くのタイプがあることを知って、驚いた。パッケージに書いてある味の説明を見て、キットカットの会社はすごく独創性があると思った。東京は東京バナナ、九州はイチゴ、北海道は小豆のように、場所によって味も違う。お客さんは同じ商品でも味が違う選択肢が多かったら、もっと買ってみようと思うかも知れない。外国人が日本へ行ったら、場所によって違うお土産を友達に買うこともできるし、日本の経済もよくなるし、素晴らしいアイデアではないだろうか。

 日清という会社も色々な食品を作っている。シンガポールの日清カップラーメンは味の他に、カップの大きさ、麺の量などだいたい同じように作られているが、日本のは人によって、サイズと麺の量は違う。例えば、「Light」と書いている食品は女性向けかダイエット中の人のために作られて、「Big」と書いている食品はもっと食べたい若者向けに作られた。

 日本人はあまり目立つことしないが、どうやってこんな革命的な食品が作れるのだろうか。その理由は多分たくさんある日本のルールだろう。生活に自由がなかったら、想像力を使わなければいけないと思う。シンガポールもルールが多すぎる国とよく言われているが、どうして日本のように想像力がないのだろうか。

 


ゴン・ジェフイ
ゴン・ジェフイと申します。専攻は会計学です。日本の社会に興味があって、日本語を勉強しています。NUSのギターの部のおかげで、日本の音楽も好きになりました。